教授から聞いた話しですが、知識や努力よりもセンスを要求されるとのこと。
意外に思うかも知れませんが、司法試験って、試験場に六法全書(どれでもではありませんが)を持ち込みできるんですよ。
つまり、法律を知っているだけではダメ、論理を縦横無尽に駆使して解決できる数学的センスのある人が向いている、3回でも合格できないならあきらめた方がよい、というのですが...。
問題の難しさについては大きな書店で問題集を見てもらえばいいと思うのですが、たとえば、最初の関門である短答式、いわゆる五択問題なんですが、なぜ五択式といわないかというと、こんな問題が出るんですよ。
次のうち、正しいものを選べ。
...
ってあって、正解を見ると「正解:なし」、つまり全ての選択肢が誤っている
普通の試験では考えられませんよね。つまり「択一」ではないから「短答式」。山勘や当てずっぽうじゃとても歯が立たない、という一例でした。
それ以降の論文、口述でも別に正答を答えなくても、理論構成がしっかりしていれば及第点らしいです。
ま、私も受験生ではないので聞きづてのはなしですが、参考までに。
大平光代さんの著書でもかなりの頁で司法試験受験の事が記述されていますね。