• ベストアンサー

公文式指導者のたいへんなことは?

つい最近未亡人になってしまった40歳女性です。 これからの仕事を考えて、「公文式の指導者なんかどうかなあ」とふと思いつきました。 一応全然使ってないけど小学校教諭の免許もあることだし(でも大学で習ったことは忘却の彼方)、フルタイムの大変な仕事に戻るほど収入は必要ないし・・・。 でも、実際公文式に今まで関係したことはないので、どんなに大変なのか全くわかっていません。 どんな仕事でも大変なことはあると思うので、きっと思いもかけないような、説明会でも教えてもらえないような苦労が存在すると思います。 「あーあ軽く考えちゃって、そんなに甘くないよ・・・」という事例をご存じの方、教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

公文式の指導者です。私はまだキャリア2年目ですが、私の母が23年前に開設した教室を引き継ぎました。私の父が25年前になくなったのをきっかけに母は公文の指導者のなりました。当時、生徒数が倍に倍にと増えるような勢いで公文の教室が成長していった時期であったと聞いています。であったにせよ高校生になったばかりの私と弟を女手ひとつで育てる苦労はひとえに「お金の苦労」であっただろうと思います。しかしながら指導者としては一流であったと手前味噌ではありますが、娘としては誇りに思っています。「後がない」という感覚であったのか、なりふりかまわず勉強していました。多くの生徒が巣立っていったいま、結婚式によばれたり訪ねてきてくれたりするのをみるとうらやましく思います。 私は、今その教室を引き継いでいますが、全盛のころ(バブルのころ)に比べると約半分の規模になってしまっています。(周辺の小学校も生徒数が2/3くらいになっちゃってるのでしょうがない…)もし今主人に何かあったとして、3人の子供を今の教室の収入だけで育てきれるかというとやはり不安はあります。しかし、ご主人が亡くなられて教室を始められた先生ですばらしい実績を上げていらっしゃる先生も知っています。人格・実績ともに全国屈指の方です。実績というのは教室規模ではなく、生徒の学力の伸びを比較してのことです。公文の教室一本で立派に子供さんを育てられ、すばらしい教室運営の能力も発揮されている。この事実は私に大きな勇気を与えてくれます。 公文にかかわってこの2年、優秀な指導者になるには勉強熱心でなくてはならないと痛感しています。教材や指導のことはもちろんですが、子供のこと、社会のこと、さまざまなことに敏感になっていないと、保護者にも子供たちにもそっぽを向かれてしまいます。 また、以前より教室をされている先生方が一様におっしゃることがあります。それは、子供と保護者の性格が多様化しているということ。20年間でこんな行動をとる生徒あるいは保護者にはじめてであった、などという話をよく耳にします。要するに、これまでの先輩指導者でも手に負えない生徒がいま存在しつつあるということ。 しかしながら、公文の門をたたく生徒がこれまでもおとなしいおりこうさんばかりであったはずはありません。ややこしい子が賢くなるにしたがっておとなしい人間に変わっていく、その様子を見ることができる、それが喜びなんです。問題行動が多いからといって生徒にやめてほしいと思ったことは一度もありません。問題のある行動をとる子供は学力(能力)が高まるにつれて変わります。というか、変えていかなくてはいけません。そこに公文式の価値があるからです。 うちの教室は週2回ですが、いつも生徒・スタッフ(5人)とぎりぎりめいっぱい真剣勝負してるつもりです。この、ぎりぎりめいっぱいがけっこうきつい。下手するとフルタイムの事務しごとよりよっぽどきつい。SEしていたときの残業のほうが精神的には楽だったかも…。「この小2の子に2分で分数の通分を理解させたい!」とかあるわけですよ。そのプレッシャーたるや…。公文教室では「私(指導者)」を「生徒」にあわせていかなくてはいけないわけですから、いっぺんに生徒が質問に来たときは生徒の時間を無駄に私の都合で食わせるわけにはいかない。だから、2分で理解してもらいたい、とかいうことが発生するんです。2分で理解してもらうために私がすべきことはぁ…と瞬時に頭をフル回転、が数時間続いたりするんです。疲れます。基本的には教えないのが公文式。だから、わかるまで待つ。生徒自身が理解するために教えないで気づく工夫をするんです。教えちゃったほうがよっぽど楽です。気づかせる工夫30秒、待つこと90秒。といった世界…。 この辺は生徒数にもよると思いますが、悠長に「これはね…」なんていってる余裕はありません。ちなみに私の教室は全国平均より少し多いくらい、都市部だったら平均値の生徒数だと思います。 いろんな子供、保護者、指導者仲間、事務局員…います。いやなこともそこそこあります。急な退会届ほどへこまされることはありません。理不尽な文句をつけてくる保護者もいます。でも、すべては子供のためと考えることができるなら、こんなすばらしい商売にはめったに出会えるものではありません。 収入に心配がないなら、「やりがいと苦労をてんびんにかけてみようか」といった心境なのでしょうか?私の体験から言わせていただくと、やりがいが大きい分苦労も大きいといったところでしょうか。私にとって一番堪える苦労は保護者対応。でも、保護者面談に力を入れるようになったら生徒数も増えてきたんですよね。 なんだかんだいっても、母は私と弟の2人を大学まで出してくれ、悠々自適の老後を過ごしております。時々教室を手伝ってくれたりしながら…。いまだに数学も英語も母にはかないません。私は母のような老後を過ごすために今、教室をがんばっています。私としては仲間になっていただきたいなぁと思いますが…。 回答というよりか、自分のことばっかし書いちゃってすいません…

tnytnytnytny
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 うわー、やっぱり大変そうですね・・・。 第一学力に自信がなくなってきました。 やはり考え直そうと思います。詳しい回答、感謝します。

その他の回答 (3)

noname#231354
noname#231354
回答No.3

公文式であれ、個人塾であれ、モノを言うのは先生のキャラクターです。 公文式は本部から教材や指導方法の提供がありますが、子供を集め、子供を指導し、子供を育てるのは、先生です。 良いカリキュラムでも先生が悪ければ、子供は成長しませんし、生徒も逃げていき、塾経営としては失敗します。 自己流の指導方法でも、先生に魅力があり、子供も伸びて行けば、自然と紹介や口コミで生徒は集まり、塾経営も成功します。 がんばってください。

tnytnytnytny
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 キャラクターには自信がありますが、果たして塾に向いているかどうか・・・よく考えます。

  • Scotty_99
  • ベストアンサー率30% (393/1284)
回答No.2

学習塾の講師をしているものです。 公文式を卒業した子を教えることが多々あります。公文式を卒業した子は大抵、最低限の学力をもっていると評価しています。 だけど、くもんの先生は大変だな~と常々思います。 男の子は大抵ギャーギャー騒いでいると思います。もちろんいい子もいますが。 生徒数がないと成り立ちませんが、公文式は「辞めなさい、やめて欲しい」の連続だと思います。それが辛いところです。 必死で教えているのにこどもは先生や公文を馬鹿にするこどももいます。なぜか公文というと低く見られる傾向が昔からありましたね。 そんなこどもに必死で教えなければいけないのは苦痛になると思います。公文に誇りを感じられない現象があるようです。もちろん誇りを感じている子も多数いらっしゃいますが・・。 こどもが少なくなったばかりか、公文も塾もあちらこちらにできました。それも一教室の公文の衰退に追い風となっているように思います。 こどもがたくさんいた頃(20年前)は公文は賑わっていましたが、いまは一教室の公文はどこもガラガラです。 もっとこどもの多かった時代、くもんが少なかった時代なら、収入的にも見合うものだったと思いますが、いまはどうなんでしょう?と思います。 私ならそんなに収入を必要としないなら、パートをお勧めします。収入なんてどうでもいい、こどもたちのために働きたいんだ、という方なら公文式の先生でもいいかと思います。

tnytnytnytny
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですね、少子化問題があるし。 公文というと低く見られる、というのは先生にそんなに学力がないんじゃないか、ということかもしれませんね。やるなら勉強しないといけませんね。

  • urikku24
  • ベストアンサー率33% (46/138)
回答No.1

こんにちは。 私、男ですが、子供の頃公文式に通っていました。 今現在の公文式のシステムが当時と同じかはわかりませんので、あくまで参考として聞いてくださいね。 恥ずかしながら、私、相当のやんちゃ坊主でした。しかし、(じぶんで言うのも変ですが)そこまで頭が悪いわけではなかったので、問題をさっさと解いては教室内で暴れまくってました。 当時(今も?)保護者の懇談会のようなものが定期的に行われていて、そのたびに私の母親は怒られていたそうです。 基本的に子供の自主性に任せられた勉強ですので、各々の子供の性格によって全く違う指導法を要求されるみたいです。学校や学習塾のように複数の生徒を一度に相手にするわけではないですからね。 私の個人的な意見ですが、公文式に通う子供は基本的に頭が良いと思います。ただ、頭が良い≠勉強ができる≠聞き分けが良い(素直)ですので、場合によっては非常に扱いずらい子供が多かったりもします。 こんなんでいいですか?

tnytnytnytny
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、悪ガキ問題ですね。コマーシャルに出てくるような子供ばかりじゃない、と。参考になりました。