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豊田英二氏に比べて今の経営者は劣化していますか?
9月22日、TBSサンデーモーニング「風をよむ」のコーナーで、豊田英二氏が取り上げられました。 ここで、豊田英二氏や本田宗一郎氏は「現場第一主義」であったが、今の経営者は「財務データ中心」の経営をしているという話題になり、 最後に、岸井成格氏が 「コストダウン、コストカットに経営の眼がいきすぎちゃった」 「何ごとも一旦空洞化しちゃったらそれを取り戻すのは至難の業ですよ」 「そういう空洞化っていうのがどっかで始まっちゃた。それが今、今日の日本の弱さっていうものになっている」と締め括りました。 そもそも、「コストダウン」は消費者の「安く商品を手に入れたい」というニーズに応えるため、経営者や労働者が取り組むべく当然の行動だと思います。 すなわち、社会の要求に沿った行動が社会の弊害を生み出している新たな課題に対しどう対処していくかということを考えなければならないと思うわけですが、番組では経営者や製造業の劣化を嘆き悲しむような論調になっているところが気になります。 はたして今の経営者は劣化していますか? _
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- cbc390
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税金や利権頼みの内需や半官半民企業は別として、競争にさらされている一般の民間企業の経営はより高度化し、生産方法もコストに合わせて多様化するのは当然のこと。 生産の自動化機械化が進むこと、よい部品を安く作る仕組み作りはコスト競争の必然的な流れであって、空洞化ではない。 報道はコストばかり追いかけ新しいアイデアや技術を産まなくなったということを昔と比較することで表現したいのだろうが、逆に日本の企業は昔に比べ新しい技術開発をたくさんやっており、一部大手製造業の衰退を製造業全部かのように報道するのは、視聴者(労働者)に対する単なるガス抜きでしょう。
- uen_sap
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岸井成格は何も分かっていません。 コストカットに目を向けない経営者は失格です。 財務のことを知らない経営者も失格です。 豊田英二氏にしろ、本田宗一郎氏にしろ、サラリーマン社長ではありませんから、何でもできたことは今の社長とは大分違うところでしょう。 二人共、米国で顕彰されていますが、彼らが万能の帝王であったわけではなく、それぞれ優秀なサポーターがいました。 特に、英二氏はトヨタ中興の祖とマスコミで言われていますが、本当は間違いです。 豊田自工の石田退三、豊田自販の神谷正太郎この二人なかりせば、今のトヨタはありません。 自工のケチケチ(乾いたタオル・・・)は石田のケチケチ大作戦が発端ですし、マルチチャンネル方式販売店網の形成で他社を圧倒的にリード出来たのは、神谷の慧眼でした。 英二氏は将来を嘱望される人材ではあり、いずれ社長になる器ではあったようですが、石田退三の後は銀行出身の社長となりました。英二氏では少し心もとなかったのですね。 英二、章一郎両社長は立派な業績を上げた社長ではありますが、大社長とは片原痛い。 石田の弟子でした。
- hallo-2007
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この番組は、私も見ていましたが >豊田英二氏や本田宗一郎氏は「現場第一主義」であったが、 >今の経営者は「財務データ中心」の経営をしているという話題になり、 私は、その傾向はあると思います。 豊田英二氏や本田宗一郎氏などの時代は、夢を持ってみんなで努力しましょう。 その結果、幸福をかちとりましょう、が実現できた時代です。 しかし日本の歴史は変わります。 既に、ほかの回答者の方々がおっしゃるように、株主の権限が強くなった。 しかし、株主は自分の私利私欲のために経営に口出す。 雇われ社長がほとんどになった。 加えて >「コストダウン、コストカットに経営の眼がいきすぎちゃった」 の結果、円高の時代にコストダウンには、海外から輸入した方が手っ取り早い という経営が続いた結果でもあります。 日本の社会では、ゆとり教育とか、お調子者の考え方が普及してしまいました。 政府も、日本経済は大丈夫だから借金して国民の生活を守るといいます。 日本人は、今まで頑張ってきたのだから、これ位は楽させてもらって当然とばかりで喜びました。 >消費者の「安く商品を手に入れたい」というニーズに応えるため、 >経営者や労働者が取り組むべく当然の行動だと思います。 安く手に入れたいと要求に対して、経営者だけが輸入に方向転換しただけです。 もちろん株主(投資家)はそれを評価します。 豊田英二氏や本田宗一郎氏などの時代は、国産の自動車や電化製品を日本人が購入した時代ですが 消費者も、収入が減る中で、ものが安く買えるのですから輸入品で満足です。 (ユニクロ、100円マックなどの台頭の時代) マスコミも、こぞってこれらの良いことろばかり放送してきました。 (もちろん産業の空洞化を問題視する放送も沢山ありました) さて、今は「アベノミクス」にあるようにデフレからの脱却を目指すようになりました。 政府、日銀が後押しして、資金が必要だったら融資しますよと云います。 しかし、社長さんたちは何の事業に手を出したらよいのかわかりません。 労働者の皆も、上司の指示通りに作業をする、自分の意見を主張することはしなくなります。 そういった人が評価され、昇格します。当然部下には、そのような生き方を勧めます。 格差社会の真っ只中ですが、誰もが悪いのは政府と主張します。 タイトルにあります。 >田英二氏に比べて今の経営者は劣化していますか? はその通りだと思います。 日本国民全体が夢に向かって努力しなくなった。 投資家も、私利私欲だけで、真の意味(国民の全体の幸せ)のために投資しない。 私たちは勝者だから弱者を利用すれば良い、という西洋経済信じてきた結果です。 そして、弱者であった中国が強者に成長します。 (まあ、中国も時遅れて、この問題に気が付くと思いますが、) 放送の趣旨は少し違うかもしれませんが、私自身は、経済力という面では日本人は成長したと 思いますが、 夢とか、人を思う心とか、努力、苦労とかいう部分で劣化した(能力を失った)と思いました。
- uchuunoheiwa
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経営者が劣化したのではなく、経営者の身分が多様化したと理解すべきです♪ 最近は、自社株の保有率の少ない経営者、言葉を変えれば雇われ社長♪♪♪ 増えていますね♪ 雇われ社長の特徴として、長期的な会社の存続より自分の在任中の財務成績の向上を優先します。 リストラなどで一時的利益を計上できても、数年後にはその反動が・・・ ハンバーガー屋さんの社長交代も似たようなものでしょ♪♪♪
- Guan-Yu
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時代が違うし、日本を取り巻く状況がまったく違うから比較は出来ないと思います。
>はたして今の経営者は劣化していますか? いえ。 昔、日本企業の礎を築き上げたその方たちも 今、同じことをしたらブラック企業の経営者と 罵られることでしょう。 今と昔じゃ、社会の成熟度も、日本を取り巻く環境も 何から何まで、すべてのあらゆる条件が違いますから、 一概に比べることはできないですよ。 産業の空洞化は日本経済が必然的に持たざるを得ない、 政治的、社会的な結末であって、 個々の経営者の責任でないことは確かです。
- eroero1919
- ベストアンサー率27% (3007/11113)
>番組では経営者や製造業の劣化を嘆き悲しむような論調になっているところが気になります 視聴者がそういうのを望んでいるところもありますからね。あの番組の主な視聴者層はシニア世代だと思うのですが、その人たちには「昔は良かった。それに比べてイマドキのワカモノは」というのはいつの時代もウケがいいですからね。 また、我が国では亡くなった方はどんなにとんでもない人だったとしても悪口はいわないで持ち上げるという暗黙のルールがあります。「死者に鞭打つ」なんて言葉もあるくらいですからね。 豊田さんを追悼して持ち上げるためにはそういう映像になるでしょうね。まさか「乾いた雑巾から水を搾り取るといわれたドケチ経営で今日のトヨタを築き上げた」とはいえないですからね。松下幸之助も今は経営の神様みたいな扱いですが、成り上がりで浮気性の女好きで、技術力軽視で基本的に技術は他社のパクリで宣伝と販売力で会社をデカくしたってのが実像です。今の生きてる経営者ならまさに孫正義さんですよ。孫さんは女関係は身ぎれいみたいですから、一緒にしたら孫さんに失礼かな。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
劣化しているといえるかどうかわかりませんが、今の経営者は株主を無視することができませんから、以前以上に利益に神経質になっているのは事実です。 昔は「会社は従業員のもの」という考え方が強く、法律上株主の物であってもそれは形の上でしかありませんでした。配当は信じられないくらい安く、利益は従業員の賃金、厚生、技術開発に回すことができたわけです。 今は株主を無視しようものなら、たちまち「〇〇ファンド」などに買い占められかねません。すると、経営権を奪われるので、現在の経営者は追い出されます。そうされないためには配当を増やさなければならないのです。 すると、遠い未来よりも目先のことが重要になり技術にまわす金は確実に減ります。。技術開発は多大な投資をしてもすぐ結果が出るものではないからです。そして 現状維持で問題なく経営するような考えが浸透し、停滞するようになります。