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細胞培養 カビ
タイトルの通り、細胞培養中にシャーレにカビが生えてしまい困っています。 使う器具は必ずアルコール消毒を念入りにしてからクリーンベンチ内に入れるようにしています。 ピペットやピンセットなどは何度もあぶっていますし、使用している溶液のコンタミチェックも問題ありませんでした。ピペットなどがあぶった後どこかに触れた場合は、ピペットを交換する・あぶっていますし、チップなども必ず交換しています。 また、素手でやっていますが、腕まで石鹸で洗った後、定期的(20分に一回程度、クリーンベンチ外のものに触れた時は必ず)にアルコール消毒しています。 同じインキュベーターを使っている他の方のシャーレにはカビは生えていませんのでインキュベーター自体に問題はないと思います。 インキュベーター内ではトレー上にシャーレを二枚重ねたものを3つ重ねていれています。(一番上のトレーだけカビが生えていなかったのですが、これは原因になりませんか??) 細胞は同じストックからのものを使っているので、ストックの時点でコンタミしていたことは考えにくいと思います。 ちなみに私は細胞培養を初めて約一年になりますが、ここ3カ月程度カビに悩まされています。(昔より明らかにコンタミに気をつけて操作しているにも関わらずです) 他に何かカビの生える原因はあるのでしょうか。何か気をつけ忘れていることがあるのでしょうか。このままでは研究が全く進まず、非常に困っています・・・どうかアドバイスをよろしくお願いします。
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- amenhotep2000
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starmagicさん あはようございます。 昨日は家に帰られましたか? おそらく、どこかの大学で研究していらしゃる、腕利きの職人技官をおもわれます。 しかし、私は将棋では、高飛車が好きなので、失礼な言葉があれば申しわけありませんが、エンジン全開で、回答いたします。 ところで、starmagicさんの上司のアンポンタン教授は、まさか、そのカビの生えたシャーレを廃棄しろと、命令出してるのですか? そのような指令を出していらしゃるなら、お宝サンプルをすべて、順天堂大学医学部の高橋研に送れ! 下記、セレンディピティ(偶然の発見)とは何ぞや?という、私の私見を述べます。 ペニシリンはフレミングにより、何日か旅行した後、シャーレのアオカビの周りに、ハローが出来ていたことに興味を持ち研究を続け、発見されたことは有名です。 病理学で使われる、「ヘマトキシレン-エオジン」染色のヘマトキシレン染色は、ウキで載って出てくるかわかりませんが、発見した人は、染色に適する、濃い「青色」の染料を探していましたが、常識的発想で、ヘマトキシレンの濃度を高くして実験してました。 しかし、ある日(実験に疲れたのでしょう。)実験の後片付けを忘れ、薄いヘマトキシレンに付けっぱなしのまま、1日置いていると、「美しい青」に切片が染まっていた。 涙に、実験室にある、リゾチウムが含まれていることをご存知ですか? リゾチウムも当時は画期とした、新薬で、何でも発見者が、シャーレに鼻水をたらしてしまったことが、ペニシリンと同じような発見にいたったそうです。 総括しますが私の言いたいのは、セレンディピティーとは、再現性のあるデータを残す、几帳面さも大事ですが、ずぼらな一面(実験のやりすぎで疲れた)も必要と思います。 もしあなたの上司のアンポンタン教授が捨てろと指令だしていたら 「だめだ、こりゃ。」いかり(怒)や長助と思い。 早々にそこの研究室を退職し小さな研究室で准教授として後身の指導を行なってください。 Good Luck !
- amenhotep2000
- ベストアンサー率31% (72/227)
starmagicさん こんにちは。 質問では情報不足です。 抗生物質のペニシリンとストレプトマイシンは何マイクロお使いですか? 飛び切り貴重な情報を与えてあげよう。 私の大学院時代の恩師に言われると、アメリカの NIH (National Institute of H ealth)の飛び切り優秀な技官がやってもクリーンベンチで操作しても、なぜかカビが生える。 原因を突き止めたら、クリーンベンチをおいてある部屋の換気口にカビが生えていて、クリーンベンチの中まで入り込み、コンタミしたそうです。 どこの大学かわかりませんが、クリーンベンチを置く部屋の環境管理も大切だ。 後はサンプルのバック・アップを取った人が、ずぼらだったということかな。 流行の仕事している大研究室より科研費が下りない小研究室のほうがそこらをきちんとやっていることもある。 私は大研究室で研究したら、アホなやつがBamH1を使用した後、そのままEcoR1にチップを突っ込みDNAがなぜこのような、切れ方がする? 引継ぎと研究を引き継いだら、タンパク質の電気泳動したゲルを逆さまにノートに貼り付けており、数ヶ月原因究明に悩んだことがある。 研究者になるためには流行の研究して論文を出さねば、助教の門は狭いかもしれませんが、小研究室で独創的な仕事を立ち上げるもいいものだ。 検討を祈る。 Good Luck !
- nezusuke
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No.1です。再度失礼致します。 お礼、ありがとうございました。 普通の石鹸をご使用とのことですが、普通の石鹸には殺菌作用がありません。 逆性石鹼には殺菌作用があり、医療分野でも使用されています。 商品名では オスバンが一般的ではないでしょうか? 薬局で手に入ると思います。 アルコールとの併用が効果的とWikipediaに書いてありました。一度ご覧になられるといいですよ。 また、汚れは石鹸でよく落とし、十分水で石鹸を落としてから逆性石鹼を使うのが効果的です。 では 研究頑張ってください。
- nezusuke
- ベストアンサー率48% (199/408)
細胞培養は行ったことは ありませんが 微生物専攻だった者です。 気になった点を書かせて頂きますのでご参考になれば幸いです。 まず、カビは 胞子を作るので アルコールはあまり効かないと考えてください。 アルコールではなく 逆性石鹼を用いて 手、クリーンベンチなどは殺菌していました。 また、手は腕からと言うより肘から逆性石鹼で洗います。 ピッペトなど高温で大丈夫な物は 全体を加熱乾燥させ用いました。 また、ピペットは 専用の強アルカリの洗剤につけ置きしていた記憶があります。 カビ胞子など 落下菌によるコンタミは とにかく手早く操作することが肝要なので、クリーンベンチは下手をするとコンタミの原因になり、開放で行った方がよいことがあります。 その際は 近くでバーナーをたくといいようです。 1日でも早く 解決されることを祈っております。
お礼
回答ありがとうございます。 カビにはアルコール消毒は効かないのですね・・・ これからは定期的に石鹸を用いて洗おうと思います。 普通の石鹸ではだめなのでしょうか。コンタミしていない他の方が私よりも手を洗ったり消毒していないだけに謎が深まります。(私の手が汚いのかもしれませんが・・) ピペットなどはつけ置きしたあとに加熱乾燥した状態で使っております。また、これは共同使用なので私だけというのはおかしい気がします。 クリーンベンチ内は使用時には必ずバーナーに火をつけた状態にしておりますが、操作時に逆に丁寧にしすぎてコンタミの原因となってしまったのかもしれません。これからは丁寧に且つ迅速に操作を行いたいと思います。 ご教授いただいたことはとにかく全て習慣づけます。ありがとうございました。