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きさんじ~気散じ
「きさんじ」という言葉は私の知る限りでは、幼子や子供の様子について使われています。 寝覚めの良い子。一人遊びする子。 ぐずらない子。~気散じな、お子さんですね。 という感じですが、辞書によると!、心の憂さを紛らわすこと、気苦労の無い事。 きばらし、などとなっています。 皆さん大人が気散じしようとか使われますか。通常、「気晴らし」というように思います。 ご意見お聞かせください。
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もともと平安期から「散(さん)ず」で「気が晴れる」意味で、更に安土桃山期には「気散じ」という名詞遣いになり、さらに江戸初期の上方一円では「気散じなお子や」といった形容動詞遣いで「気楽に/暢気(のんき)な」の意味が発達したものが、江戸中期の江戸は吉原でも「気散じな人だのふ」といった仙台方言経由で普及した経緯があるようです。 それが明治期において文語では名詞遣いで、上方では「気持ちのさばけている」意が強く、片や東京では「暢気」の意味合いから「気晴らし」「気放じ(気の保養)」の意味合いを増していったものの、日常の口語での形容動詞遣いでは、上方は「快活な」の意味が残ったままだったものの、東京ではもはや用いられなくなってしまったようです。 このように、上方と江戸とで意味がずれている、また明治・大正時代で日常語から消えて行った言葉は少なくありません。 いささか寂しさも否めません。 気ぶっせい(気塞(きぶさ)い) →気づまり 気保養(きほよう) →気分転換 気働(きばたら)き →気配り 気褄(きづま)を取る →ご機嫌を取る 気込(きご)み →意気込み 気根(きこん)に →根気よく 気張(きば)る →意気込む、精出す 気無精(きぶしょう) →気が重い
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- heisenberg
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僕も、辞書に書いてある通りの意味で理解しています。 子どもや幼児の様子とは全く関係ないですね。 個人的には、「気晴らし」「ストレス解消」などの言葉で代用しており、「気散じ」は、普段、使うことはないです。 今では、古い表現になってしまっているんじゃないですかね?ヾ(・◇・)
お礼
早速ご回答いただき有難うとうございました。 昨日亡き父母が私たち兄弟の写真をたくさん撮ってくれたアルバムを整理していて、 気散じにお砂場で一人遊びするOOちゃんとか、庭のハンモックの上で気散じに絵本を読んでもらう 子供たちとか沢山使われていて、私も昔は使ってたけど今はあまり聞かないなと思い、 質問しました。おっしゃるとおり古い言葉になっているのかもしれませんね。
お礼
ご回答頂き有難うございました。詳しく教えて下さって感謝感激です。 時代とともに使われなくなった言葉も多いのですね。私の知らない言葉もあります。 気張るは関西では今も使われています。ご祝儀やチップなど、「そんなきばらんでもええのに」 「もうちょっときばろか」など 気落ちもつかわれていますが、「きいおとしなや、またええことある。」みたいないいかたです。 気という言葉も不思議ですね。臨機応変といいますか。 kine-ore様今後ともよろしくお願い申し上げます。