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時制の一致について
ある本で時制の一致という項目を読んでいました。 そこで、 He did not believe that Miyuki will leave for Tokyo tomorrow. という文章がありました。 これは非文法的ではないと、本に書かれていたのですが、どうしてなのでしょうか? この場合だと、 He did not believe that Miyuki would leave~ ではないと文法的とはいえないのではないでしょうか? この時制についてご教示お願いします。
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- princelilac
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He did not believe that Miyuki will leave for Tokyo tomorrow. did not believe が今日のことなら、正しい文です。 直接話法を機械的に間接話法に書き換える時は、主節と従属節に以下のずれがあると「仮定」しています。 (1)時間が違う ※つまり、did not believe と言ったのは、今日ではない。 (2)場所が違う ※did not believe と言った場所は、現在の会話の場所ではない。 ※(2)については、質問文では考えなくてもいいです。 (1)に従うと would ... the next day が正解になります。 機械的な書き換えだけをマスターした人は、これを採点基準として持っています。 しかし、(1)や(2)が一致している場合が考えられますので、「非文法的ではない」=「正しい」とい解説になります。
ネット上にそういう時制の解説があったり(ブクマしておらずすぐに出てきません、すみません)、ロングマンの「アレキサンダー英文法」などでも、そういう時制の使用法があると解説があります。 従来から正しいとされてきたのは、主節の時制を基準に従属節の時制を決めるということです。 1.He did not believe that Miyuki would leave for Tokyo.(信じた時点より出発時刻は後) 2. He did not believe that Miyuki didn't leave for Tokyo.(信じた時点と出発時刻の前後は不明) 3.He did not believe that Miyuki hadn't left for Tokyo.(信じた時点より出発時刻は前) しかし、これを伝えている時点基準では、1であってもMiyukiが出発したかどうかは不明です。それを表すために、伝えている時点基準の時制が使われることがあります。どうも、比較的新しく用いられるようになった用法のようです。それがお示しの、 4.He did not believe that Miyuki will leave for Tokyo tomorrow. になります。これを言っている時点ではまだMiyukiは出発しておらず、翌日だと伝える表現です。既に出発したのであれば、 5.He did not believe that Miyuki has left for Tokyo already. のようにできます。従属節が単純過去(もしくは過去完了形・大過去)だと、発話時点で見た時制か、主節基準の時制かは、必ずしも明確になりません。 ロングマン英文法では、 He said he was a good tennis player. で、彼が現在も上手なテニス選手かどうかを明らかにするには、以下のように言うことが可能としています。 He said he is a good tennis player.(彼は現在もいいテニス選手) He said he used to be a good tennis player.(かつての彼はいいテニス選手だったが、今は違う)
- wind-sky-wind
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時制の一致の would を日本語で訳すのは難しいですが, 「(翌日)出発することになるだろう」 will ~ tomorrow の場合は 「明日出発するだろう」 数時間前に言ったというのは今から見て未来の明日と同じこと。 こういう will はあくまでも例外的であり,時制の一致というのが英語の基本です。 客観的に時間をとらえる,というのが英語の感覚。 (昨日)夕食を食べる前に入浴した。 I took a bath before I had dinner. (ふだん)夕食を食べた後で入浴する。 I take a bath after I have dinner. 日本語では前後の時制関係なく,常に「~する前」「~した後」です。 しかし,英語ではその行為が過去のことなら過去。 「若いころ」とは言っても英語では必ず,when I was young 時制の一致,とは言わないとしても,こういう過去のことは過去形で表わす という客観的に時間をとらえるという感覚が英語では必要です。 彼が来るまで待った。 I waited until he came. こういう came は日本人にはなかなか出てこないものです。
- Wungongchan
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ご承知の通り、時制の一致は普通『主節の動詞と従属節の動詞の時制を一致させること。主節の動詞が過去形であれば、従属節の動詞もそれに合わせて過去形にする』というように説明されます。例えば、 I know she is beautiful → I knew she was beautiful. で、正にその通りです。 ところが時制の一致には例外があり、その例外の一つが現在の事実や習慣です。貴方の例文ではMiyuki will leave for Tokyo tomorrow『明日東京へ向うつもりであること』を現在の事実として捉え、時制が一致していなくても良しとしたものと考えます。 この例外が曲者で、上の例文I knew she was beautifulの場合、じゃあ現在はShe is not beautifulなのか、今も綺麗であれば I knew she is beautifulと言って何が悪いのかと言うことになります。 私の言わんとすることは、多くの場合実際問題として『時制の一致』はあまり気にする必要はないということです。もちろん文法問題の試験とか法律文書とかではよーく吟味しなければならないのは言うまでもありません。
- wind-sky-wind
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すみません,どうもこの「今からみて」「過去からみて」というのをうまく説明できないのですが, He said, "It will be fine tomorrow." この said が1週間前であれば He said it would be fine the following day. 言った時点から以降のことなので,未来の will を使いますが, 今からみた未来が will だけど,ここでは言った時点から見た未来。 その時点では「明日」と直接話法で言っても,今から考えると 言った時点の翌日 the following day となります。 過去の時点から以降なので would です。 He said, "It will be fine tomorrow." これを数時間前に言ったとしたら, He said it will be fine tomorrow. 言った時点から見ても,今から見た未来 will と同じ明日です。 だから,tomorrow のままでいいし,will のままでいい。 時制の一致をルールとしてとらえるのでなく, 客観的に時間を表しているにすぎない。 間接話法というのがこういう客観表現に他ならないのですが, 日本語はもともと引用符なしで書いていたせいもあり, この区別があいまいで,時制の一致もありません。 だから悩むことになるのです。 ストリーテラーとなって客観的に表現する英語の感覚。
- wind-sky-wind
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時制の一致というのは I thought he was tired. 「彼は疲れていると思った」 thought と was が同時点。 日本語では過去に頭をおいて目の前にあるかのように「疲れている」でいいけど, 英語では thought と同時点。 今回の場合,did not という過去の時点がストーリーなどで,今とはかけ離れた過去であれば 基本的に時制の一致で would になります。 今からみた未来が will に対して,過去の時点から見た未来が would です。 そういうかけ離れた過去からみて tomorrow(the following day 翌日)というのは 今から見たらもう過去のこと。 しかし,ついさっきとか,数時間前であれば,今からみて未来の will に対して, その数時間前から見ても明日はそのまま will となります。 だから,「信じてなかった」みたいのような感じで,ついさっきのことを述べているのであれば そのまま will でいいことになります。 このように,場合によって変わってきます。 実際,the following day でなく,tomorrow となっているのだから, この過去 did というのは今日のことだと判断できます。