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MRSA感染で敗血症で死亡について
少し前に、MRSAの院内感染で敗血症のために何名か亡くなるという記事が新聞に載っていましたが。 M感染していたために、敗血症を起こしやすかったと言うことですか? それとも敗血症に効く薬を使えなかったと言うことですか? そもそも敗血症って何でなるんですか? またどういう症状なんですか? ど素人の私にも解るように説明してもらえたら嬉しいです。 ご存知の方お願いいたします!
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敗血症というのは病名というよりは症状のことで、免疫機能が完全に敗北して、血液を通じて全身に病原菌が感染し、血球が破壊され、高熱を発し、全身の機能が衰え、死に至る末期的症状のことを言います。 細菌性感染症の行き着くところという感じでしょうか。 MRSAというのは、抗メチシリン性黄色ブドウ球菌の略称で、通常の黄色ブドウ球菌が抗生物質などに弱いのに対し、メチシリンなどに耐性をもっていて抗生物質が効かなく進化したものです。 本来、黄色ブドウ球菌は毒素を出す菌ですが、この毒素は致死性が低いものです。しかし病人など抵抗力が弱った人間には十分強力です。 細菌性感染症には抗生物質による治療が、ほぼ唯一の根本治療法です。ほかにサイトカイン療法などがありますが、まだ実用段階に至っていませんし、血清療法もあるにはありますが、危険性も高く最後の決め手として使われるのが普通です。 本来であれば、免疫により病原体に対して防御機能が働くのですが、抵抗力が劣った状況だとそれを期待できないので、抗生物質が効かないというのは致命的なものです。
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「敗血症」に関しては以下の参考URLは参考になりますでしょうか? 「敗血症sepsis」 ●http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp/qrs/imd/imd00240.html (敗血症) ●http://www.fukumi.co.jp/mm/add/mp_sepsis.htm (医療と薬剤 ― 感染症と環境からの病気) ご参考まで。
お礼
参考サイトの紹介ありがとうございます。 勉強してみます。
お礼
なるほど~! ありがとうございます。 私は介護病棟で働いているのですが、以前鼻にバクトロバン軟膏を塗布したのですが、これは予防なんですか? あと、保菌者と言うのは既にMRSAの症状が現れているのですか? それとも菌を持っているだけと言うだけで、一般の方と変わらないのでしょうか? もし解れば教えてください。