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溶液中の物質による中和滴定の関係式
- 実験1と実験2の結果を比較すると、それぞれの中和店までの滴下量(V1,V2)が異なっています。
- 溶液Aに含まれる物質が異なる場合、V1とV2の関係式も異なります。
- 具体的な関係式は(a)~(d)まであり、それぞれの条件に対応しています。
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まずは指示薬の変色域から確認しましょうか。 フェノールフタレインの変色PHはおよそ8~10、メチルオレンジはおよそ3~5です。 つまり簡単に言うと、炭酸ナトリウムの一段階目の中和はフェノールフタレインで確認可能、二段階目の中和はメチルオレンジで確認可能です。炭酸イオンがプロトン(H+)二つと反応することはご存じですよね。 一方、水酸化ナトリウムの中和はフェノールフタレインでもメチルオレンジでも確認出来ます。 これは水酸化ナトリウムが強い塩基であり、中和点でPH幅が大きく出ることためです。 ここで問題を見てみると、実験1と実験2で何の中和が確認できるのか分かりますね。 前者では(水酸化ナトリウムの中和+炭酸ナトリウムの一段階目の中和)に要した塩酸の量が確認できます。 後者では(水酸化ナトリウムの中和+炭酸ナトリウム全体の中和)に要した塩酸の量が確認できます。 もちろん炭酸ナトリウム全体の中和に要した塩酸の量は、一段階目の中和に要した量の二倍になりますよね。 塩基の濃度が書いてないのできっちりとは解けませんが、 Aのとき、水酸化ナトリウムのみなので V1=V2 Bのとき、炭酸ナトリウムのみなので 2V1=V2 Cのとき、炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムなので V1<V2(炭酸ナトリウムの中和二段階目の分だけV2が多い) しいて選択肢から選ぶなら 2V1>V2でしょうか さてDのとき、炭酸水素ナトリウムは弱酸ですね。 従って酸性PHで中和が確認されます。 そのためメチルオレンジで確認されますね。 よって、V1<V2なので選ぶならオですかね。 まぁ炭酸水素ナトリウムに塩酸を加えると緩衝能を発揮してPH変化が抑えられるといったことも考えられますが…。 その場合は両方で確認できるためV1=V2になりますね。 指示薬の変色域が酸性なのか塩基性なのか、また中和点でのPH幅はどうなっているのか(酸と塩基の強さが違うときは、中和点のPHがより強い方のPHに引き寄せられます) そこら辺を考えると上手く解けると思いますよ。
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- Grignard007
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回答NO1の者ですが、炭酸水素ナトリウムは弱塩基ですね。 タイプミスで混乱させてしまったなら申し訳ありません。