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漫画に著作物や権利者の名前を入れるのは違法?
任天堂とかミッキーマウスとか鳥山明とか、そういった著作物および権利者の名前をそのまま使うのはNGなんでしょうか? あくまで“名前だけ”お借りする例としてお聞きください。 私は漫画のなかで使いたいんですけど、こういうのってちょっと改名したりして表記するのが慣例みたいになってませんか? それはどうしてなんでしょうか? たとえば『シンデレラ』とか『桃太郎』とかは普通に表記されてるのを見たことありますが、『ガンダム』とか『ドラえもん』とかは『ガ○ダム』、『ドラ○もん』などと伏字にされていたりします。 この違いはなんでしょうか? 普通に書けばいいのになぜダメなんでしょうか? もしダメだとしても、私の漫画は完全フリーで公開されていて利益は一切絡まないんですが、それでも伏字にしたりしないといけないんでしょうか?
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- cypress2012
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議論する場ではないのでもうやめますが, 速度違反の例は不適切でした。 速度違反があっても、必ずしも直接の被害者がいるとは限りませんから。 知的財産の場合は、直ちに他人の財産を利用するという意味で他人の権利の侵害ですから被害者がいます。 ただ、侵害を受けた方の被害者は告訴したくても手が回らないという状況で見逃されており、それをよいことに侵害し放題になっているのが現状です。 時には個人でも、数千万円の賠償請求が出て裁判で負けて支払う例もあります。 >それは“見つかってもアウトじゃない” 見つけてもアウトにする人手が不足しているだけです。手間ヒマの問題だったり、イタチごっこだったり。 他人の財産を無断で利用するのは窃盗と同等ですが、後ろめたさを感じる人が伏字にしたりしているだけです。営利に利用しないといっても同じです。人の財産などあてにせず、なぜ自分独自のキャラクターなど創れないのでしょうかね。
- cypress2012
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>伏字にするかしないか、これについても私は“配慮”だと思ってます。 「配慮」とは何か、よくわかりません。 世の中にはあいまいな部分(グレイ・ゾーン)が必ずあります。 たとえば、交通規則です。人々が道路交通法に定める方法でのみ運転しているかというとそういうことはありません。制限速度を守らない実態があります。 速度超過しても警察が見ていなければ、構わない風潮があります。 警察につかまりさえしなければ法定速度を守らないのが正しいのでしょうか。 それでは制限速度を決めるのはなぜでしょうか。 あいまいさがあるために、時には、どちらの責任かを問う裁判に至ります。 細かく法律で決めるのも現実的でない場合は、どうしてもあいまいな部分が残ります。 他にもいろいろあります。 ご質問の知的財産でも、侵害かどうか誰が見ても明確かというと、よくわからない場合も多いです。 権利者が見つけて告訴するなどしてから係争になります。 昔は「お天道様が見ているよ」と教わりました。キリスト教やイスラム教でも神が見ている意識があります。現代の日本では、このような絶対的な基準が無いのでしょうね。
お礼
cypress2012さん、道交法は私は完全にブラックだと思います。グレーではなく、見つかってないだけです。 だから、道交法と今回の件とでは絶対的に違うところがあるんです。 それは“見つかってもアウトじゃない”ところです。 権利者の著作物を勝手に二次利用するなどして、利益を得ていることが見つかったとします。 エッチな同人誌などですね。コミックマーケットとかで販売してたりするあれです。 レッドカード(訴訟)を出される場合もあれば、イエローカード(警告)を出される場合もあります。 ですが、笛を鳴らされない場合(黙認)がほとんどではないでしょうか? あまつさえ、今回の場合は絵やゲームではなくただの文字です。 見つかっても切符を切られるわけじゃない。だからこそ私は“配慮”という表現を用いたんです。
- cypress2012
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>普通に書けばいいのになぜダメなんでしょうか? ご質問は根本的なことで、実は人間の(個人の)権利を尊重するという考え方があります。 これは世界共通の考え方です。 別の言い方をすれば、他の人の権利を一方的に侵害してはならないということです。 日本の憲法でも、個人の尊重がうたわれていますが、具体的には、個人の権利を認め、冒さないようにしようというお互いの了解事項でもあります。 以上が、「なぜ?」、への説明です。 具体的には、知的財産といいまして、人間が創りだしたもの(究極的には情報です)を、他の人が勝手に使うことを禁止すること、創作者の権利を守ることが重要です。そういう仕組みを作ることで、産業や文化の発展に害がないようにしようと社会が決めています。 たとえば、任天堂とかミッキーマウスという名前は、独自の名前(商標)として、用途と共に登録されています。それが無断で使われると、創作者などの権利者は、本来得られる利益が損なわれるわけですから、差止請求(使用禁止)したり、損害賠償を請求することが法律で認められています。また決まりを守らないと刑罰も定められています。 鳥山明といった個人名は、登録する必要はないのですが、とくに有名人にはパブリシティ権と言う権利が認められていて、氏名を営利などで勝手に使うと本人から商標と同様の請求が可能です。 ギリギリのところで「ガXダム」などと伏字にするのは以上の理由からです。 >完全フリーで公開されていて利益は一切絡まないんですが ご自分に利益がなくとも、そのサイト自体に広告があったり、ウェブ環境の営利が認められることがあります。また、著作権の場合は、営利利用がなくとも侵害は認められます。 最初に説明したように、他人の権利を冒してまで、なぜ無断で使おうとするのか、と考えてみてください。意識しなくとも、他人が苦労したりして得た財産を、楽して許可なく流用しようとしているわけです。 まず自分自身で、独自のものを創作し、それで勝負すべきではないでしょうか。
お礼
私は“配慮”かと思ってたんですが、知的財産権や他者の著作・肖像を侵害してはならないとなると、それは“配慮”ではなく“禁則”ですよね。 だとすると、守って然るべきなんですが、守らずに無断使用している人がいないわけではありません。というより、途方もないくらい存在すると思います。 個人のみであるならまだわかるのですが、出版社がそれを容認している例もあります。“時事ネタ”なんかがいい例です。個人名や不祥事を起こした企業、それから商品などを利用(ネタに)して利益を得ています。 ですからたまに訴えられる例もあるわけですが、こういうのって余程悪質でない限り訴えられていないと思います。 訴える側も面倒くさいのかもしれませんが、これはつまり、“必ずしも守らなくてはいけないもの”でなくなっているのではないでしょうか。 だから、私のなかでは完全に“配慮”です。“禁則”とは言い切れないと思うんです。 じゃあ守らなくてもいいのかと言ったら、やっぱり守らなくてはいけないものだと思います。 cypress2012さんが仰ったルールがあるわけですから。 伏字にするかしないか、これについても私は“配慮”だと思ってます。 だって意味がないですから。答えがわかるようにしたらそれは隠している意味がないです。 どうせ隠すんだったら全部隠したほうがいいです。『ガンダム』だったら『○○○○』にすべきです。 では、中途半端に伏字にする意味はなんなのか。 それは、“他人の権利を守っているフリをするため”だと思います。 “配慮”しているという“姿勢”を見せることに意味があるんです。 万が一訴えられたときの予防線にするため、もしくは悪意がないことを意思表示するため、といったところでしょうか。 個人的見解で申し訳ないのですが、悪質な無断使用でなければ特に伏字にする必要もないのかなって思います。“文字”ですし、躍起になって規制する価値がそこまであるでしょうか。悪質であれば伏字にしても訴えられますよね。 ですから“伏字にしなければならない”ではなく、“伏字にしておいたほうが無難”という程度ではないかと。 私の見解は合っていますでしょうか? これを読んだ皆さんにお聞きします。
- kyo-mogu
- ベストアンサー率22% (3398/15358)
登録商標されている可能性があるのでは。会社名などは問題無いでしょうけど、製品名とかは登録されていますし、内容次第で商品のイメージダウンする可能性があります。だから場合によっては許可を必要とする場合もありますね。ディズニーはそのあたりが厳しいようですが。 実際にはトラブル防止の為に伏せ字が使われていますから。編集部サイドも大変そうですよ。
お礼
伏字にすればいいというのもなんか変ですよね。答えがわかってるのに……。 モザイクみたいなものなんでしょうか? 違法だからというわけではなく、“配慮”として伏字なりされているというわけでしょうか。 人様のものだから、むやみやたらに使用してはならない、と。 んー……暗黙の了解? よくわからない。
- hideka0404
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著作者から訴えられなきゃOK
お礼
訴えられるようなことをしているのでしょうか?
お礼
そうですね……もう議論はやめましょう。 ただ、 >>見つけてもアウトにする人手が不足しているだけです。 これだけは反対せざるを得ません。 “絶対悪”と決め付けないでください。黙認している企業や法人は、人手不足や手間の問題で黙認しているとは限らないということをどうかご理解ください。 むしろ奨励しているところだってありますからね。 パクったり無断使用したら絶対的に悪であり、権利侵害であり、訴えられて然るべきだ! と決めてかかるのではなく、“二次利用された側”がそういった二次創作に対してどういったスタンスであるのかを考える必要があると思います。 だから、なにが言いたいかというと、「基本的にはダメだけど、絶対的にダメなわけではない」って言ってほしかったです。 ……やっぱり文字の無断使用って絵など版権のあるものよりも規制する価値が低いんじゃないですかね……? 関係ないですかね? 一緒ですかね? それはさておき、cypress2012さん、私の質問にきちんと丁寧に答えていただきまして、本当にありがとうございました。 この問題は本当に難しいと思います。厳しい企業もいれば、神谷英樹さん(注釈:基本的にイケナイことであるはずのゲーム実況というものを、この方は自分で作ったゲームを自分自身でゲーム実況して動画サイトに投稿しています)みたいに歓迎するクリエイターだっています。 任天堂の岩田聡社長も同人漫画やその他任天堂のタイトルを題材にしたファンの活動に対して公式でこうコメントしております。 『知的財産を脅かす行為をあらゆる面で黙認しますとは、当然申し上げられませんし、一方で当社に好意を持っていただいて何かしただけで、まるで「任天堂は自分を犯罪者扱いするのか」というような対応もまた不適切かと思います。』 文の最後には、 『任天堂の知的財産の価値や品格を傷つけているのではないかということを感じられたお客様が当社の側に何らかの形でコンタクトをする窓口をはっきりさせることによって、それを感じられたお客様から任天堂にお知らせいただいて、任天堂がその後適切な措置をとるという方向を探らねばならないなと思いますので、そのような対応をこれから考えたいと思います。』 と書かれておりました。 悪意のある人がいなくなれば、もう少し規制も緩くなるかもしれませんね。