不活性電子対効果とは
不活性電子対効果とはどんなふうに理解したらよいのでしょうか?
今のところ、1対のs電子が失われたり、共有結合の生成に寄与することを妨げるように、とくに4,5,14,15族においてみられる効果としか理解できていません。(n-1)p,(n-1)d,(n-2)f電子などに比べns電子が内殻に貫入することで、ns電子に対する内殻電子による遮蔽効果が小さいため、ns電子が比較的安定している結果生じる効果ということでしょうか?
そもそも貫入とは何でしょうか?動径分布を比較すると内殻電子の存在確率が最大の位置よりも内側にns電子は若干大きな存在確率をもつために、s電子は核電荷を感じやすく安定になるということでしょうか?でも、ns電子のエネルギー準位は内殻電子のそれより高いんですよね… 核電荷を感じやすいなら内殻電子と同等のエネルギー準位かそれ以下にならないとおかしい気がしますが、どうでしょうか?
結局、s電子が酸化や結合などで奪われにくいのは結局どう理解したらよいのでしょうか?
補足
いや、ラムシフトでした、で、カシミール効果というのは騾馬電子の実在性ではなくてクーパー対が真空だという南部理論を補完するモノですかね?