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陽電子と騾馬電子
陽電子と騾馬電子とは同じモノだという記述を書物で見ましたが、ならば衝突するとE=mc^2から計算されるガンマ線を出して崩壊するのはなぜですか? 私の理論では真空のクーパー対は電子と騾馬電子とで、騾馬電子は陽電子とは異なります・・。
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- 雪中庵(@psytex)
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>「正粒子を時間反転させた物は騾馬粒子なのではないか?」と疑っている 疑わなくても、それが通説です(ただし反粒子がではなく負粒子です)。 「通常粒子が負エネルギー状態におちいる」+「負エネルギー状態は時間 逆行と等価である」という2点から、そう結論されます。 ただし、それは負粒子であって、反粒子ではありません。 負粒子を正エネルギー状態にたたき出した穴が反粒子であり、それゆえ エネルギーを集中して通常粒子が生成する時には、反粒子との対発生の 形をとるのです(時間軸的に逆行している粒子にエネルギーを加えて未来へ 反射する)。 ちなみに、ディラックの海の負粒子=時間逆行を真空としてとらえる時、 穴の時間的な相対運動が正エネルギー粒子になる訳で、逆にその穴を 粒子(=時間軸順行)としてとらえる時、相対的に我々の方が反粒子と なります。 つまり、現在からの過去(負反粒子)と未来(通常粒子)の対発生を時系列 的にとらえる時、CPT反転において通常粒子が持続的に存在している事と 等価になります(その対発生は、一般的なの通常粒子と正反粒子の対発生 のように2粒子分のエネルギーを必要とせず、運動エネルギーの交換(反射 =感受)だけで良い)。 これが量子論的世界像における、「有限的存在性は認識される事で生じる =現在から過去と未来が対発生する」につながるのです。
- 雪中庵(@psytex)
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「時間逆行」なのは、負エネルギー=「ディラックの海」の方の粒子で、「反粒子」は、その空孔です。 解説書などでも、この「通常粒子」、「反粒子」、「負粒子」の関係を、混同している例が散見されます。 CPT反転を正確に押さえて、惑わされないようにしましょう。
- 雪中庵(@psytex)
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陽電子と対消滅するのは、電子です。 陽電子は、通常の電子がエネルギーを放出して、負エネルギー状態に 陥った負エネルギー電子がぎっしり詰まった状態(ディラックの海)から、 エネルギーを与えられて正エネルギー状態に飛び出した後の「空孔」 だと考えられます(空孔(陽電子)と正エネルギー粒子の“対発生”)。
補足
いわゆるディラックの海ですね、そりゃ僕だってそう学習してました、が、素粒子の標準模型では「反粒子は粒子が時間反転して飛ぶ姿」で「反粒子と騾馬粒子とは同じ物」なのだそうですよ?
補足
ええ、仰っている事の意味は物すごく良く分かるんですけど、ニュートリノはPが1破れていてCPで回復しますよね、そうしたら「ニュートリノは左巻きで、反ニュートリノは右巻き」ですよね? その場合に、標準模型では「反ニュートリノは右巻きであり、それでも《V-A相互作用》(左巻き相互作用)に合致するのは、反ニュートリノが負エネルギーだからだ」と合理化してらっしゃいます。それでも反ニュートリノの観測されるエネルギーは「負値ではなくて正値」ですよね? その際に「時間逆行する素粒子のエネルギー値は負」という原理を使っておられるんです。さらに「時間変数を逆転させても右巻きは右巻き」であるところを「負エネルギーの右巻きだから正エネルギーの左巻きと等価」という“数学的常識”を使っておられる。 さらに、ファインマンルール(ファインマン図を描くときには反粒子は矢印を逆転させること)を【再解釈原理】として信じて「正粒子を時間逆転させた物が反粒子」とする自然観を持ち込んでおられるのが、かの『標準模型』なのです。 私としたら「正粒子を時間反転させた物は騾馬粒子なのではないか?」と疑っているのですよ・・。