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GDPギャップ と 需給ギャップ

「需給ギャップ」という語が正しい術語なのかどうかよくわからないのですが、どうなのでしょうか。 正しい術語であるとすれば、「GDPギャップ」とどのように異なるでしょうか。それとも同義でしょうか。 また、個々の財(の市場)に対して用いてよい概念なのか、あくまで一国・地域の総生産、総需要についてついてのみ用いられる概念なのか、どちらでしょうか。

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回答No.2

NO1の補足 まだ、私ひとりだけなので、補足します。 >GDPギャップと需給ギャップは、同じ意味か?違う意味か?  さまざまな論文があるようですが、結論から申し上げますと、先に書いたように、公の機関では、殆ど同じ意味で用いられているようです。尚、国際機関では、Output gap と使われているようです。  ご参考に http://www.econstats.com/weo/V009.htm の表中のOutput gap in percent of potential GDP等より基礎データ―:World Economic Outlook (WEO) data, IMF    比較的わかりやすい解説の一つとして、日銀の論文の冒頭にある要旨を、ここでは取上げてみましょう。(日本銀行調査月報2003年2月号掲載論文)2003 年1月調査統計局 GDPギャップと潜在成長率 ――物価変動圧力を評価する指標としての有用性と論点―― 1.はじめにの要旨が参考になると思います。  http://www.boj.or.jp/research/brp/ron_2003/data/ron0301a.pdf 尚、一般的な計算方法については、No1の(2)の通りですが、それを図示したものを、合わせてご紹介します。「1980年代以降のGDPギャップと潜在成長率について:酒巻哲朗様著」内閣府のHPで検索可能 (1)図表1-3 P12 潜在GDPとGDPギャップの考え方 (2)計算式=P15 2.2の上の計算式 (3)潜在GDPの考え方の違いによる推計方法の比較P6 図表1-1  http://www.esri.go.jp/jp/others/kanko_sbubble/analysis_01_01.pdf#page=9  尚、図表1 GDP ギャップ及び潜在 GDP の推計方法については、「GDP ギャップの推計誤差の評価 財務総合政策研究所主任研究官 石田 良様著 京都大学経済研究所准教授 中澤 正彦様著」2012 年 7 月 PRI Discussion Paper Series (No.12A-11) のP3 図表1 GDP ギャップ及び潜在 GDP の推計方法の検討を含め、民間金融機関の総合研究所始め、様々な方々が、政策効果を含め、賛否両面からのご意見の展開がみられますので、併せてご検討下さい。 >>一国・地域の総生産、総需要についてついてのみ用いられる概念⇒GDP速報値 平成25年5月16日2013年1~3月期四半期別GDP速報(第一次速報値)内閣府経済社会総合研究所 国民経済計算部 ご参考に:http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf 第二回 予定公表日:  平成25年 6月 10日 8時 50分 内閣府 >個々の財で適用できるものか、国家並びに国際レベルか?  従って、上記の図表で示した通り、基本の概念が推計を用いるため、個別具体的なものとの比較を行ったとしても、どの位の意味を持つのかが、わかりません。  また、生産関数等多様な複合概念により形成されたもので、産業界全体のグローバル経済を基盤としているようですから、当該統計に用いている概念の要件を満せば、適用可能であろうと思います。(当たり前ですが。)さらに、推計値の違いは、個々の企業でも算出している通りですから、ローデーターの組み方による表現のバリエーションは、当然、あると思います。

kuro_man
質問者

お礼

詳細にありがとうございます。 産業部門レベルの分析で需給ギャップという語を使っている論文にも行き当たりましたが、白書などの表現では概ね同義みたいですね。

その他の回答 (1)

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回答No.1

(1)経済の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」=実際のGDP-潜在GDP                    ↓ (2)GDPギャップ=(現実のGDP-潜在GDP)/潜在GDP

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