- ベストアンサー
ベンゾジアゼピンの長期離脱
ベンゾジアゼピンの長期離脱が問題になっていますが、かつての覚せい剤みたいに承認取り下げ、密輸や使用、所持で犯罪になる時代は来ると思いますか? またかつてのシャブ中は今ダルクや精神病院にいるのですか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
Benzodiazepine は睡眠薬ですよ。 また『長期離脱』という言葉も意味を取り違えていらっしゃいませんか? 数ヶ月などという長期間に渡って常用すると断薬 (或いは減薬) した際に発作を起こしたり統合失調症などで生命の危険に晒される事を「長期離脱症状」と呼びます。 なにやら麻薬犯罪と絡めた解釈をされていらっしゃるようですが、Benzodiazepine による長期離脱症候群は Benzodiazepine による治療を施された患者にのみ顕著に生じるものであり、不眠症の治療を受けている人でもない限りは所持しない薬です。 大昔 (1930 年代ぐらいまで) は Barbital 系睡眠薬が市販されていて、その後も 1960 年代頃の Hippy 族では Barbital で擬似麻薬体験をしていたらしい文献がありますが、入手法は当然、違法でしょうね。・・・ちなみに覚醒剤のヒロポンも大昔の発売当初は「眠気覚まし」として市販されていたものですし、現在でも海外であれば市販されているところがあります。・・・勿論、ヒロポンなどという名前ではありませんし、薬物知識がなければそれがヒロポンと同じものであることなど気付かないでしょうが・・・。 Benzodiazepine は Barbital 系睡眠薬よりは安全で、不眠症治療用の適量を短期使用した程度では離脱症状を起こさないとされていますが、違法に入手して過度の摂取を行えば当然の事ながら危険であり、違法行為なのですから犯罪行為となります。 >かつての覚せい剤みたいに承認取り下げ、密輸や使用、所持で犯罪になる時代は来ると思いますか? 現在のところ、麻薬指定されているわけではありませんが、御質問者さんが懸念されるとおり、一昨年に英国で問題提起されてからはその危険性を知らぬ医者はいないでしょうし、市販にも制限がかけられるだろうとは思いますが、承認取下げに至るほどではないでしょうね。 密輸して売れるほど麻薬としては効果的なものではないのでそんな時代がくるとは思えません。・・・輸入禁止品目でない限りは持ち帰っても密輸にはならないし、麻薬指定されていない限りは所持しても犯罪にはなりませんので・・・。 ちなみに私は米国在住中にヒロポンと同じ成分の市販薬を持っていました。 咳止めだけが欲しいのに去痰剤や抗 Histamine 剤などと混合された薬では無駄ですので買い求めたのですが、専攻が生化学なので裏の表記を見て「ありゃりゃ、これって日本じゃ絶対に所持してはいけない薬じゃないか(笑)」と直に判りました(^_^;)。 私は日に珈琲を何十杯飲もうとぐっすり眠れる体質なので咳止めにはこんな薬が必要だったのですが、珈琲なんかぜんぜん飲まず、夜は 10 時には寝てしまう女学生が咳が止まらずに苦しそうだったので大人向け適量の 1/4 に割った量を与えて家に返したところ、翌日、その娘の Boy Friend から「あいつが夜中まで電話をかけてきて凄い Tension で昔のことをほじくり返してはなじられた(T_T)」と言われ「スマンっ! 俺がやった咳止めのせいだ(^_^;)! 飯を奢るから勘弁してくれぃっ!」と平謝りに謝った経験があります。・・・勿論、その薬は日本に帰国までの間に処分しましたが、容器は米国在住記念として持ち帰り、未だに持っています(笑)。 >またかつてのシャブ中は今ダルクや精神病院にいるのですか? 強度の依存症に陥っている場合は DARC に収容されるでしょうし、強度の精神障害を起こせば病院に入院するでしょうが、通院できる程度に回復すれば施設に保護する必要がなくなりますので、通院しながら一般生活に戻ります。 でも麻薬犯罪に手を染める者は依存症ではないにも関わらず「またやってみたい」などと思って再び犯罪をおかすことが少なくないものですし、麻薬指定されたところで医者は治療に使えるのですから社会に迷惑がかかる頻度が高くなればとっとと麻薬指定されるでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。