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商船の帰り方
お世話になります。 例えばある埠頭の商船は 埠頭→海外→埠頭 のルートを通ると思いますが (1)雑貨を輸出したら帰りは雑貨を運ぶのでしょうか? (2)円安で輸入は減る?減らない?理由は? (3)減るとしたら何の輸入が減ると思いますか? (4)帰りは空荷で戻ることありますか? 先日有明埠頭を走っていたら郵船の巨大な船をみてふと思いました。 自分なりには (1)はい (2)減らない・長年の円高で輸入を受け入れる仕組み。すぐに変われない。 (3)- (4)ない。経費の無駄 かな~となんとなく思ってます。 くだらない質問で申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
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商船はよく仕事で使わせていただいております。 以下は基本的には添付写真のようなコンテナ船のお話になります。 (1)雑貨を輸出したら帰りは雑貨を運ぶのでしょうか? 例えば自動車運搬船などの特殊なものですと自動車の代わりには自動車しか基本的には積みません。 日本からアメリカに行って、一時期は帰りはほぼ空荷だった事もありましたが最近は韓国にアメリカ車を輸出していることも多いと聞いています。 つまり日本→(日本車)→アメリカ→(アメリカ生産車)→韓国→(この間は空荷)→日本ルートですね。 それ以外の一般的なコンテナ船ですと、コンテナという写真における赤色や緑色などの6m x 2.5m x 2.5mもしくは12m x 2.5m x 2.5m程度のとても大きな箱にいろいろな荷物を混載して送ることが多いです。 つまり、行きは雑貨でも帰りは雑貨でないことも多いですね。 (2)円安で輸入は減る?減らない?理由は? 円安で輸入は減ります。今日もその商談をしてきたところですが80円だった円が100円になることでドルに対して昔の1万円の価値が8000円になってしまいました。そのため、「2割引じゃあ売れないよ」と取引相手として多かった中国企業が商談を断り始める例も出てきています。 (3)減るとしたら何の輸入が減ると思いますか? 単純に日本国内で代替できるものが減ります。 例えば衣類生産業は日本ではもうありませんので、輸入するしかありません。この輸入は減らないでしょう。 食料品もそうですね。ウナギの稚魚なんかはほぼ輸入オンリーです。 逆に鋼材や新素材などは日本はまだまだ世界でも影響力があります。特に自動車に使われるようなハイテンなんかの輸入は無くなるでしょうね。 (4)帰りは空荷で戻ることありますか? 基本的にありません。燃料費で何百万もかけて運航するので、三角貿易などを使ってでも空荷は避けますよ。 以上参考になれば幸いです。
お礼
大変参考になりました。ありがとうございました。