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酸無水物の赤外吸収スペクトル
酸無水物の赤外吸収スペクトルの帰属を行っているのですが、不可解なピークが存在したので質問させていただきました。 化合物は2、2ージメチルグルタル酸無水物です。 環状の酸無水物は900付近と1200付近にC-O伸縮による鋭いピークが出るそうですが、この化合物では1100~1000付近に二つの鋭いピークが出てしまいます。 これには何か理由があるのか、もしくは何か違う部分の吸収なのか、何か分かれば教えていただきたいです。 よろしくお願いします。
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回答No.1
一般的にその付近の吸収を構造決定に使うことは少なく、環状の酸無水物に関しても、その付近の吸収の詳細にまで言及するkとは少ないと思いますよ。結局、2個のメチル基が、6員環の安定配座に大きな影響を及ぼすこともあるでしょうし、それが影響を及ぼすこともあるでしょう。私の手元にある本でもそのあたりの吸収の詳細には言及していません。通常は、1700から1800付近のC=Oの吸収を中心として調べるんじゃないですか。 結局、低波数領域には多くの吸収があり、それらの多くは特性吸収ではありませんので、既知のデータとの同定でなければ、さほど神経質になる必要はないと思いますよ。