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剪定後の枝の切口処置について質問です
- 剪定後の枝の切口処置について、墨汁を塗っている効果や必要性について詳しい方に教えていただきたいです。
- 植木の剪定時には切り口処置をしない場合もあるが、切り口の腐りが起こることもあるため、適切な処置が必要です。
- 墨汁を塗ることで切り口に保護膜を作り、腐敗や害虫の侵入を防げる可能性があります。しかし、樹木によっては必要ない場合もあるので注意が必要です。
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植木屋さんは本職ですから、切り口に融合剤(切り口からの雨水の侵入を防ぎ、 枯れを防ぐために使用する保護剤のような物)を塗る必要がある種類と無い種類 の区別は承知されています。融合剤を塗られなかったのは、塗る必要がない種類 だったからで、塗ったとしても意味のない樹木に対しては塗る事はありません。 どんな樹木でも切り口は若干ですが枯れます。ただ桜のように切り口から枯れが 進行してしまう樹木に対しては必ず融合剤は塗る必要があります。 例えば切り口が腐敗したとしても、桜以外の樹木では幹まで腐敗が進行する事は ありませんので、植木屋さんが融合剤を塗られなかったのは、これ以上は腐敗は 進行しないと判断されたからです。 融合剤を塗ったからと切り口が枯れない訳ではありません。ある程度の枯れは生 じますから、意味もない樹木に対して使用しても、融合剤が無駄になるだけです から、植木屋さんは融合剤を使用する必要は無いと判断し、塗られなかったのだ ろうと思います。 墨汁ですが、塗らないよりはマシですが、正式な融合剤と比べると効果は無いと 言っても過言ではないと思います。正直に言って効果は無いと思いますよ。 炭には殺菌効果がありますが、墨汁は100%が炭ではありませんから、あまり 殺菌効果は期待出来ないと思います。塗らないより塗った方が良いので、御父さ んが行われていた方法が間違いだとは言えません。 僕は以前に造園土木で樹木の剪定等に携わっていましたが、その時に使用してい たのは融合剤(トップジンM等)の他に、ラッカースプレー塗料も使用していた 事もあります。 見た目を重視する時に、極端に太い幹や枝を切った時は、融合剤を塗ってから、 ブリキ板を加工してカバーを作り、切り口に被せて保護する事もしていました。 余談ですが、樹木によって剪定時期は異なりますから、正月前だから庭を綺麗に して新年を迎えたい気持ちは分かりますが、やはり時期を守らないと樹木の生育 に支障が出ますし、場合によっては枯れる事もあります。 サザンカは3~5月が剪定時期で、大枝の剪定は4~5月に行います。 白木蓮は3月と5月に行います。木蓮は基本的には剪定は行いませんが、剪定を しないと枝が伸び放題になり樹形が乱れますから、剪定と言うよりも不要な枝を 間引く感じで長過ぎる枝を切るようにして樹形を整え、これを整枝と言います。 さるすべりは時期的には問題はありませんでした。ただ切り口に融合剤は塗る必 要はありませんので、墨汁を塗ると垂れた液で汚れますから、出来るなら塗らな い方が良かったかと思います。 梅は冬の剪定と夏の剪定があります。冬は11~3月、夏は5~6月に行います が、大掛かりな剪定は開花や樹勢を衰えさせる原因になりますので、出来るなら 植木屋さんに依頼した方が無難ですよ。
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- mr_beefsteak
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>ところで、墨汁塗布は切り口処置として正しく、効果があるのでしょうか? 昔から知られている方法ですし、墨汁を塗った木材は腐りにくいので、効果はあると思います。 炭には殺菌作用がありますし、細かい粒子が切り口の微細な穴に詰って、そこから水や雑菌が侵入するのを防いでくれるのではないでしょうか。 >又、樹木によって切り口処理の要否があるのでしょうか? はい。また、樹木の種類だけではなく、樹木の状態と、切る時期と、どのような切り口かが深く関わってきます。 例えば… 松は、松ヤニが出て切り口を塞ぐので、基本的に必要ありません。ただし、春夏に切ると松ヤニがいつまでも乾かずポタポタと垂れて、下を通る車や人の服を汚すことがありますから注意が必要です。 マキは、針葉樹と広葉常緑樹の中間のような木で、松ほどではありませんが木にヤニっ気があり、比較的腐りにくいと言えますが、真冬と真夏は処置をするのが無難です。 梅は、地域にもよりますが12月~2月頃であれば剪定に強いのですが、一度腐りが入ってしまうと手がつけられませんから、親指より太い枝を切ったら処置をするのが無難です。真夏に切る場合は処置が必要不可欠と考えた方が良いでしょう。 ツバキ類(サザンカ含む)は比較的剪定に強いので、処置をしなくてもほとんどの場合問題は起きませんが、梅と同じく親指より太い枝を切ったら処置をしておいた方が無難です。特に真冬と真夏は注意が必要です。 モクレンは、寒い時期であっても剪定に弱く、腐りやすい木です。ただし、徒長を飛ばすだけなら処置は必要ありません。一年中、親指より太い枝を切ったら処置が必要不可欠と考えた方が良いでしょう。 また、鋭い刃物でスパッと切り落とした枝(切り口がキレイな枝)ほど腐りにくいです。 さらに、枝のどの位置で切るかによっても回復までの速度が違ってきます。 このように、違いを挙げるとキリがないので、このへんにしておきます。
お礼
有難う御座います。 皆さんのご回答でも指摘されてように、まず剪定道具が先ですね。 墨汁もそれなりの効果があることが理解できました。
- organic33
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梅、サザンカなどはこれと言って切り口に何か塗る必要はありません。 白蓮は塗った方が良いかと思います。サルスベリも要らないと思いますが、太いところなら塗っても良いかな。 墨や融合剤は何らかの効果があります。そのせいで切り口に塗った物と塗らない物で、塗らない方が切り口近くまで芽を出します。 槙も何もしなくても良いかと思います。切り口が腐るかどうかより、切ったところの元の方の幹や枝まで腐っていくかどうかです。切ったところからその枝分かれしたところまで枯れはいるのは、木に無駄な物を無くす生理です。 枝を詰める時は、切ったところの側から芽を出させるか、枝分かれしているところギリギリに切れないので自然に枯れを入れてツルンとするかも見極めながら切る事です。 春に大きいところを剪定するなら、ノコギリとハサミは新しいのを使いましょう。 普段どのような物を使っているか判りませんが、ハサミは両方同じ刃の形でなく、切る刃と受ける刃がある、剪定バサミと呼ばれる形状の物を使いましょう。 両方同じ刃の形のは、割れが入りますので、腐れ易くなります。 ノコギリは、目の細かいのを買いましょう。しかも、特別太くなければ、一引きで枝が切れる長さの物を購入しましょう。 何度も往復させて切ると、切り口がデコボコになります。腐れが入りやすくなります。 切り口に墨を塗る時は、墨汁でなくて、墨をすってください。自分で粘度を確かめて、少しモッチリする位に濃くして塗ってください。融合剤なども結構垂れ落ちます。
お礼
有難う御座いました。 詳しく、ご親切に説明下さいまして、素人にも良くわかりました。 尚、ハサミは剪定バサミを使用前にダイヤモンドシャープナーで砥いでから使用し、ノコギリは切れなくなったのでマジックソーを使ってました。
- kamobedanjoh
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墨汁に何程かの殺菌効果があるのかも知れません。 墨汁の独特の芳香は,薬効を感じさせます。 良く切れる剪定鋏で切った切り口からは,余り腐りません。 鋸の切り口は相当荒れていますから,ゴミや水が付きやすく,腐食を招きやすいようです。 鋸の切り口は,良く切れるナイフなどで滑らかにしてやります。 切り口が下向きになるように切るのも,ゴミ・水防ぎになります。 時期的にも,10~3月の寒冷期に切れば,バイ菌の繁殖が防げます。 切り残した部分から新芽の出にくい樹種では,枝の付け根から切り落とします。新芽が出なければ,切り残された部分から腐蝕が起きます。 卯木・紫陽花など内部に空洞のある場合は,節の直ぐ上で切り水の溜まりを防ぎます。 私の場合は,木工用ボンドを使います。梅や桜の花後に剪定して塗ってやります。
お礼
ご連絡有難う御座いました。 百日紅の剪定はバッサリと切った後、カッターナイフで切り口を綺麗にすることができましたが、木蓮は5m位の樹高と場所が狭くナイフで綺麗にするのは困難と考えております。ボンドでも良いとは初めてです。 木工用とは水性という事ですね。参考になりました。
お礼
専門的なことを詳しく教えて頂き、本当に有難う御座いました。 素人流に何も考えずバッサリしていたのが良く分かりました。有難う御座いました。