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ハクモクレンの選定についての質問
- ハクモクレンの枝が屋根に干渉するため、剪定したいと考えています。しかしネットで調べると、ハクモクレンには病気に強いという情報もありますが、病気に弱いという情報もあります。実際のところはどうなんでしょうか。
- ハクモクレンの枝が屋根に干渉するため、剪定したいのですが、ネットで情報を調べると病気に強いと書いてあるサイトもあり、病気に弱いと書いてあるサイトもあります。実際のところはどうなのか知っている方、経験者の方、ご教授ください。
- ハクモクレンの枝が屋根に干渉しているため、剪定したいと考えています。しかし、ネットで調べると、ハクモクレンには病気に強いという情報もありますが、病気に弱いという情報もあります。実際のところはどうなのでしょうか。経験のある方、詳しい方、アドバイスをお願いします。
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造園屋です。色々と調べられてますが、調べた所に剪定時期は記載 されてなかったですか。剪定(選定じゃない)をする事が頭にあり 記載されていた時期を見落とされたのでしょう。 植付け、施肥、剪定にも必ず作業が行える時期があります。どんな 事情があろうとも時期を誤ると枯れる事もあるので、必ず時期だけ は守るようにして下さい。 ハクモクレンはモクレン科の落葉小高木で、剪定が行えるのは葉が 完全に落ちた冬場だけになります。よって現在は活動を活発にして いる時期ですから、この時期に剪定をしてしまうと樹勢を弱らせて 元気を失います。理想的な基本は12~3月までの1月の厳寒期を 除いた時期に行うようにします。 ハクモクレン等のモクレン科の花木は、花が枝先に付くのが特徴で す。そのため枝をバッサリ切ってしまうと翌年には開花しないか開 花しても花数が少なくなってしまいます。だからと言って切らない とドンドン伸びてしまいますので、5~6年に一度だけ思い切って 太い枝等を切り詰めてやります。これを強剪定と言います。 通常は強剪定は行いません。冬場近くになると葉が全て落ちますよ ね。この時期は剪定をする時期の目安になり、このまま剪定をしな いと新梢(新しく伸びる枝の事)が出てしまい、これを切ってしま うと次回に開花に影響します。それを防ぐために新梢が出る前に剪 定をします。基本は込み合っている部分を間引いて透かすようにし ます。この時は枝の途中から切らず、幹の付け根から切ります。 このような枝を懐枝とか込み枝と言い、一般的には不要枝と呼んで います。また根元から細い枝が無数に出ます。これをヒコバエとか ヤゴと呼んでいて、これも不要枝です。 気楽に剪定が出来ると言うのは間違いです。そんな花木や樹木は存 在しませんよ。 モクレン科の花木に多く見られる害虫は、グンバイムシ、アブラム シ、カイガラムシが発生します。これらを防ぐためには葉が完全に 落ちた時期に枝透かしをして風通しを良くする事で多少は伏せげま す。ただ完全に発生は阻止出来ませんから、害虫が八背したら早め に薬剤散布をしましょう。使用する薬剤はスミチオン乳剤やマラソ ン乳剤で構いません。希釈率を守って噴霧器で散布しましょう。 病気に関しては心配ないと思います。害虫には弱いかも知れません が、病気に関しては強い方です。 切り口に塗る物を「融合剤」と言います。これは切り口から雑菌や 雨水が侵入して枯れ込むのを防ぐために行う作業です。昔は今のよ うに質の良い融合剤が無かったので、墨を溶かした物を塗っていま した。墨には殺菌効果がありますが、雨水を防ぐ効果はありません。 切り口に雨水を浸透させなくするなら、墨では意味が無いと言う事 です。ホームセンターに行けば「トップジンM」と言う融合剤が販 売してますし、それよりもっと安い融合剤もあります。 ただハクモクレンの切り口に融合剤を塗る必要はありません。ただ 心配であるなら、男性の親指より太い枝を切った時に擦りこむよう に融合剤を塗っても構いません。
お礼
専門家の方の貴重なアドバイスありがとうございました。 剪定時期の件、融合剤の件、本当に勉強になりました。 お察しのとおり、さっそく剪定しようと思っていたのですが せっかくですので、時期をまって気に優しい剪定をしたいと思います!