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「バカの壁」女性に何を与えるべきか
みなさんの意見を聞きたくて。 「バカの壁」の本の中に (後半のほうだったと思いますが) 家電製品が普及して主婦が暇になった。 暇になった女性に何を与えるべきか・・ といった感じの 文章があったのですが, 私はこの部分がとても気に入らないのですが。 「女性」は誰かにするべきことを 「与えられて」いるのでしょうか? 誰に?世の中に?男性に? 本をナナメにしか読んでいないので 前後のつながりが当然あるとは思いますが, それでもちょっと・・・。 こんな細かい部分にこだわっていて ごめんなさい。 読んだ感想をお聞かせください。
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ところで、読み直してみたのですが、これは180ページある「オバさんは元気」という項ですね。 この章ではこの180ページまでくるまでに ・自分の頭でものごとを検討する人間が少ない ・自分の頭で検討できるようになった後は(どこがおかしいか分かった後は)「どうすればいいか」という人生の意味を考えることになる ・この疑問はすなわち「社会がどうあればシアワセと感じるか」ということである として、 ・稲作の合理化によって10分の1になった労働量と労働人口とのアンバランス、 ・そして、余った人をどうするのか? ・退職後の老人も、どうするのか? ・合理化のこのような点を考えないのはいかがなものか? ・カースト制度は一種のワークシェアリングだ ・カーストがいいとはいわないが、日本もワークシェアリングについて考える時期に来ている ・ホームレスは働かなくてもいい究極の形だ (・・・ホームレスに関しては、養老先生の見方は、まったく間違っていますがね) ということを続けています。そして、問題の箇所になるわけです。 ・家事労働の(時間的な)手間が昔に比べれば激減 ・電気製品だとかサービスが、家事労働を主な役割としている人間の労働時間を減らした ・その後、電気製品や主婦の家事労働を減らすのに貢献した「社会」は何を主婦に「提供」できるのか と続き、さらに ・ただ単に「オバさん」は暇になっただけ ・暇になった「オバさん」は元気である(オジさんが暇になるとぐたっとするのと正反対で) ・「オバさん」が元気でいられる社会というのは、豊かである となるわけです。 以上見てきたように、養老先生の中にある「オバさん」像がそのままでているだけで、私は特にこれを女性蔑視ともおもいません。 女性にもいろいろな女性がいるのであって、 ・子育ての手間から開放され ・介護の義務もない ・家事労働が暇になった いわゆる「オバさん」については、この通りですよね?
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- terad
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ずいぶん前ですが、僕も「バカの壁」読みました。 バカっていうのがけっこうカチンときて、そこに自分のこと言われているような内容があると頭に来るんじゃないですか。 この本のタイトル、本当は「人間には理解の壁がある」としたほうが適切なんだと思います。数学が不得意な人ががんばって点数を上げることができても、けして得意になるわけじゃないとか、けっこう普通じゃ言いにくい、でも本当のことをずばずば言ってますよ。 医学部で同じ教育用の出産ビデオを見せても、男子学生は知ったかぶりするばかりで、女子学生は知っていたつもりだったが、非常に参考になったと言うなど、要は同じ情報を与えれても理解に違いがある。そういった実際に存在する違いまで無視してみんな平等とか、話せば分かるなんてウソ!っていうのがこの本全体にわたるメッセージだと思います。 ここの他の方々の回答を見ても、男女差だ出ているようですね。自分が男だからかもしれませんが、No.2の方の回答に同感です。 今の日本ではタバコや酒の害について、いろんな事が言われていますよね。ですから男性の喫煙者の数は減少しているのに、逆に女性の喫煙者数は増えているんです。同じ体に毒だという情報が流れている同じ社会の中で、男女に差が出ているんです。最悪ガンで死ぬんだって分かっていてタバコ吸い始める女はバカですよね。そんなことも分からないのかっていいたくなりますが、タバコの害は女性にとっては理解不能の壁。つまりバカの壁なんだとだと思います。 >「女性」は誰かにするべきことを 「与えられて」いるのでしょうか? No.4の方も言われていますが、男女を問わず 殆どの人は自分では何も考えておらず、与えられた 人生を送っているだけです。でもそんな事ないかの 如くみんな考えている。 女性には理解できない事がる。だからぞの分は男性の補助が必要だなんて言われたら頭に来ると思いますが、 人間に理解力の差あるなんて、学校の成績1つとってもえわかる事です。男女の理解の差があることもタバコのように社会での行動から明らかなんです。差別感覚ではなく実際存在する能力の限度、つまり壁があることをわすれちゃいけないというのが、このバカの壁の意味するところと思います。
お礼
感想ありがとうございました。 「人間には理解の壁がある」そうですね。 本全体から来る意味を考えると そんな感じのタイトルがいいかも。 先の方がネーミングと売上についてふれていましたが, 同感です。 もうこれで締め切らせていただきますが, 沢山の感想をいただいてうれしかったです。 ありがとうございました。
斜め読みのうえ、論旨にそれほど関らない理屈で不満をおっしゃってもね。 読みたくないのに読んだ人が多いのだろうか? なぜ養老さんが一部にしろ人気を得たのかがわからない人もいるようだ。
お礼
きっと私はその一部です。 ごめんなさい。不満をきいていただいてうれしいです。 ありがとうございました。
まず、(斜め読みじゃなくて)全部ちゃんと読んでから質問するべきだと思うのですが・・・。 それに、たとえ受け入れられないことが書いてあっても、いいじゃないですか? それとも、「ねぇねぇ聞いて、これ、気に入らないよねぇ」でしょうか? ともあれ、「アドバイス」を。 まず、女性にしろ男性にしろ、「何かを与えられている」のは変わりありません。 たとえば、男性。 男が、自分の人生を選びとって自分の思うままに社会に出て働いている、と考えるのは、実は不正確だということです。 むしろ、女性の方が、自分の人生の選択を常に繰り返してきているものです。 男は ・先生が言うままに ・受かりそうな高校に入って ・まあ興味がありそうで(または成績で)できるだけ入れそうな大学を選んで(あるいは、違う進路を選んで) ・大学に行ったら行ったで、やっぱりゼミの、あるいは研究室のコネなり教授推薦で就職を決めて ・場合によっては、結婚相手だって上司の推薦、だったりして 人生を歩む場合が多いのです。 この全部ではなくても、一部はこれに当てはまる男性は大多数ではないかと思います。 つまり、選択していないのです。そりゃあ細かい選択はしますよ。でも、人生を左右するような、道が二つに分かれるような選択がないのです。 まさに「選択の余地のないコースを与えられている」のです。 (なお、こう書くと一部の男性から、オレはそうじゃない、と反論がありそうですが、一般論ですからね) さて、一方、女性のほう。 女性はそれこそ、 ・大学に行くか行かないか、 ・大学を出るときも、働くか働かないか ・結婚のとき、仕事をやめるかやめないか ・出産のとき、仕事をやめるかやめないか ・子育てからひとまず離れて、仕事に戻るかどうか ・夫の実家に住むかどうか ・夫の単身赴任についていくかどうか と、もう男に比べれば数多い選択をこなしていくわけです。 つまり、男女とも選択はするが、女性のそれのほうがはるかに多い、ということです。 ところで選択が多いということは、それまでに「与えられたもの」の種類が多いということでもあります。 となれば、「家電製品が与えられた自由時間の多くなった専業主婦」は、何を選択するといいのか、ということ理屈をいうことはできますよね? 専業主婦の与えられた、「家事」というものは、時間的には少ないものではありませんよね? その「家事」以外に、どんなものが与えられているか、ということを考えることはできるわけです。 それを「与える」という表現を使うかどうかは分かりません。でも、この「与える」のは、夫でも男でもなく「運命を操る存在」ですよね、はっきりと。 無神論者だったら通じない論法ですが。 それにですよ、男が与えたっていいじゃないですか。拒否する権利はちゃーんとあるんですから。 あと、社会がこうなっている要因の半分は女性にある、ということも忘れてはなりません。 いずれにしても、ひとは色々なもの・ことを、神様(仮にこうよびます。なにか影響力を発揮する存在)から与えられ、それを選択して生きているのですから、あなたが何を選ぶかはあなたの自由です。
お礼
「運命を操る存在」そうですね。 確かに。そんなものが関与しているかも。 冷静に分析していただいてありがとうございました。
- garmor
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こんばんは~。 まず断っておきますが、 この本、読んでません。(^_^;) #2の方がご指摘のように 養老先生のような「古い東大生タイプ」のような人間が、 わたしにとってはもっとも「バカ」ですから。 たしかに女性には女性特有の脳構造というものが あるらしいですけど、 それを取りざたして、 「ある特定の脳活動が男性に比べて劣っている」 という考えは間違いですね。 「ある特定の脳活動が男性と異なっている」 が正しいと思います。 よって、 それを理由に女性の社会進出うんぬんを 持ち出すのもどうかと思います。 すみません、つい横道に。。。 とりあえず、 その本に「与えるべきか」の一文があるんですよね。 まったく、 時代錯誤もはなはだしい老いぼれじじいです。 そんな人物がその道の権威として テレビで能書きたれるんですから、 プラズマ教授がアンチオカルティズムの権威として テレビに出てるのとかわりありませんね。 それでもベストセラーになるんですから、 まったく、この国って、ダメだこりゃ~ですね。(X_x) あ、感想でなくてすみませんです。
お礼
いろいろな感想を聞かせていただいて うれしいです。 私は「男性」に「与えられている」というのが くやしいですし, そういう状態にある方々をみていても もどかしいのです。 ありがとうございました。
- apple-man
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養老さんは非常に頭のいい方ですし、いろいろ実践 される方のようで、決して頭でっかちの方では ありませんが、古い東大生タイプの方のようですね。 ですから、愚民思想、つまり殆どの国民は教育 不足の愚かな集団という意識がどこかにあるんで ああいう本が出せるのでしょう。あながち間違っても いないのかもしれず、否定はしきれないところが 「バカの壁」がヒットしてしまった理由の1つ かもしれませんが。 平易な言葉で、いろいろな事例を出して、 説明していますが、根本は古代ギリシャ哲学にも つながる深い内容となっています。 具体的に出てくる名前としては言語学者と して有名なソシュールなどですが、具体的に 書いていなくても、これは あの思想を現代風にアレンジしたのかなと思われる ようなところが随所にあり、読んでいるだけで いろいろな学者の名前が浮かぶ不思議な本でした。 私は小学生のころから、「バカ」って本当は どうゆう事かわりと真剣に悩んでいたもので(笑)、 本屋であのタイトルを見たときに衝動買いして しまいましたが、まさかこんなにヒットするなんて・・・ >家電製品が普及して主婦が暇になった。 暇になった女性に何を与えるべきか・・ といった感じの 文章があったのですが, 私はこの部分がとても気に入らないのですが。 「女性」は誰かにするべきことを 「与えられて」いるのでしょうか? 養老さんは医学がご専門ということもあって、 女性の脳を機能的に理解していらっしゃいます。 個人差はあるはずですが、女性の脳というのは 基本的に物事の前後関係を深く分析するような 理論的思考がうまくできないようになっています。 男女の差は基本的には体力ですが、この差により 古代では男は獲物を追って長い距離旅をすると いうことが多く、時間を追って状況判断 するという脳の働きが育ったと言われています。 (この辺、バカの壁にも書いてあったかもしれませんが) つまり、獲物を捕まえても自分が怪我をして 帰れなければ意味がないとかいった判断力が 男性にはあるんですが、女性はそういったことを 判断する能力が低い。現代社会においても女性の 社会進出を阻んでいる理由の一つがこの女性特有の 思考パターンだとも言われています。 例えば仕事で上司ともめたとします。女性は 自分が正しい事を言っているのに、なんなの! っていう態度に出てしまい話がそこで大きくなって しまいますが、男性は今は上司だから自分は立場が弱い。ここは折れておいて後で追い出そうと策を自然に練るこ とができるんです。 >「女性」は誰かにするべきことを 「与えられて」いるのでしょうか? 今日何が食べたとか、外国に旅行に行きたい とかいった願望や欲求はあるでしょうが、 これまでの自分はこうだったので、今現在 こうなっている。将来こうしたいから、今は こうゆうことをしている必要がる・・・と いった感じで、時間経過を元に論理的に 考えることが、多くの女性は不得意だと 思うのですがどうでしょう? ですから長期展望のようなものは、やはり 男性が女性に与えるべきということだと 思うのですが。
お礼
>女性の脳というのは 基本的に物事の前後関係を深く分析するような 理論的思考がうまくできないようになっています そうなんですか。 努力してもモトがそんなんだったら ちょっと,悲しいですね。 いろいろ考えさせていただきました。 ありがとうございました。
- toberu
- ベストアンサー率23% (22/92)
読みましたけどね・・・ 初めに何度も私見を出版したものという主張が有りましたよね。 もともと原稿も書いてなくて、出版しようとかも考えずに口述筆記されたものだったんじゃなかったかな? 全体を通じておじいちゃんの社会論という感じでがっかりな本でした。なんでベストセラーになったのか・・ネーミングって重要だなと学ばせて頂いた本でした。 ということで、おじいちゃんの私見につっかからなくても良いんじゃないですか。 多分、正当な主張として訴えるならば、きちんとそれなりの論陣を張れる人だから、単に好みを言っただけでしょう。だって、「それが正しい価値観の時代」に生きてきた人なんですから。 世に訴える主張のつもりは無いというような意味合いの言葉は出ていたと思いますよ。 (あまりに陳腐な本だったので、即処分してしまい、手元に無いので全てうろ覚えです)
お礼
「おじいちゃんの私見」ですか。 そうですね。昔はそうだった・・・ ありがとうございました。
お礼
先の方にもおっしゃっていただいたように 養老先生の中にある「オバさん」像ですね。 蔑視しているわけではないことは 私もわかってはいるのですが。 私も早くいわゆる「オバさん」になりたいです。 ありがとうございました。