want to で「したい」とか、熟語的に考えてしまうと区別できなくなってしまいます。
want +目的語として名詞
want an apple
この名詞がくる部分に「~する」という動詞をもってくると、
want to eat an apple「食べること」を欲する
一方、look forward to は to ~で「~へ」という前置詞の意味で、
もともと look forward to 名詞です。
look forward to your letter のようになって、
そこに動詞をもってこようと思うと前置詞の後で ing(動名詞)になります。
ただ、これは名詞的用法としての不定詞の場合の区別です。
want 名詞に対して、want to 原形
look forward to 名詞に対して、look forward to ~ing
名詞の前に to がもともとあったかどうか。
ところが副詞的用法になると、
go to work となったら、go の後には名詞はきません。
「働くために行く」なのか「仕事へ行く」なのか。
これは ing の問題ではなく、work が名詞にも動詞にもなる。
実はこれは区別できなくて当然で、
もともと動詞の原形が動詞の名詞形のようであったという歴史的経緯もかかわってきます。
結果の不定詞というのがありますが、
これは結果の前置詞と同じことです。
starve to death
death は名詞と決まっていますからわかりやすい。
to my surprise なんかもそうです。
surprise も名詞・動詞同形、ただ、my があるからわかる。
実際、be accustomed to の後は基本、名詞か ing ですが、原形がきても誤りではありません。
(試験では避けた方がいいです)
辞書をよく調べると、どちらも可のものが時々あります。
be committed to の後なんかもそうです。
基本、名詞的用法の区別を意識しながら、
object to, be opposed to, look forward to, be used to など
前置詞タイプをしっかりと覚えていくしかないでしょうね。
お礼
意図を酌んで下さってありがとうございます。 ・前置詞toと名詞的用法の不定詞toの区別については、toを含んだ動詞(句)が直接名詞を目的語に取る形にして考えて、この時にtoが含まれていたらそれは前置詞to。 ・前置詞toと副詞的用法の不定詞toの区別は難しい。 ・結果の前置詞toと結果の不定詞toは同じ。 と理解しました。