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「前後する」とは?意味と使い方を解説【日本語学習】
- 「前後する」とは、順序が逆になることを指します。例えば、「話が前後する」とは、話の順序が逆になることを意味します。
- また、「前後する」とは、ほとんど間隔をおかずに続くことを指すこともあります。例えば、「両者が前後してゴールする」とは、両者がほとんど間隔をおかずに連続してゴールすることを意味します。
- 「前後する」の使い方について、文中の文脈によって判断することが重要です。例えば、「本格的に日々走るようになったのは、『羊をめぐる冒険』を書き上げたあと、少ししてからだと思う。専業小説家としてやっていこうと心を決めたのと前後しているかもしれない。」という文では、前後することで、「本格的に日々走るようになった」は「専業小説家としてやっていこうと心を決めた」の後に起こったと考えられます。
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1. (1)は、『前であるべきものが後になり、後であるべきものが前になる』というニュアンスです。 「話が前後する」は、時系列的には後で話すべきことを先に話したあとで、先に話すべきことを(後で)話すような場合に使います。 たとえば、昨夜の晩御飯の話をしてから「話は前後しますが、3日前には家族で外食をしました」といった感じで表現します。 「紹介が前後する」は、後に紹介すべき人を先に紹介したあとで、先に紹介すべき人を(後で)紹介するような場合に使います。 たとえば、(後で紹介すべき)社長を友人に先に紹介してから「紹介が前後してしまい失礼しましたが、こちらがわたしの友人の○○です」といった感じで表現します。 2. (2)は、『前と後という状態ではあるが、ほとんど差が無い』というニュアンスです。 「本格的に日々走るようになったのは、『羊をめぐる冒険』を書き上げたあと、少ししてからだと思う。専業小説家としてやっていこうと心を決めたのと前後しているかもしれない。」 の場合は、#1さんのご指摘どおりで、(2)に該当します。 「本格的に日々走るようになった」のと「専業小説家としてやっていこうと心を決めた」のは、大体同じぐらいの時期であったかもしれない、という意味。 全く同時でないことは確かなので、必ず、どちらかが前でどちらかが後になります。 しかし、ほとんど差が無い、という状況です。 3. この文章には、「前であるべきもの」、あるいは「後であるべきもの」が無いという点にご留意ください。 本格的に日々走るようになってから、専業小説家としてやっていこうと心を決めることもできますし、逆に、 専業小説家としてやっていこうと心を決めてから、本格的に日々走るようになっても不思議ではありません。 このような場合、「(順序が)逆になる」という概念が発生する余地はあり得ません。 ですから、(1)の意味ではないと判断することができます。 4. 「一つの言葉に統一され、不思議」という点に関しては、#1さんの適確なご回答に付け加えることはありません。 5. 今回は、難しい言い回しが多いにも拘わらず、非常に優れた日本語表現になっていますね。 欲を言えばですが、 >辞書の意味のなかのどちらに属しているのでしょうか →辞書の意味のうち、どちらに属しているのでしょうか : とすれば、全体的にネイティブでしょう。
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- thegenus
- ベストアンサー率49% (330/673)
意味(1)の方です。 こつの問題ではありません。考えれば、判ることです。 文意を考える作業時に文ではなく単語へ視野狭窄したり、文章を味わう作業時に文章ではなく単文の読解に終始したりする人が多すぎませんか。 自分で考えた評価が既出回答の結果と一致したのなら前後しただけですが、自分で考えもせず既出回答を見て人を見て便乗する言動は質問サイトに似つかわしくない危険な集団心理の発露に過ぎません。他人のふんどし。尻馬に乗る。恥の上塗り。独立した謬見が一致したのなら悪意のない不幸ですが、尻馬に乗りたがる軽薄な心理を自制できない書き込み癖から、いたずらに間違いを強調する結果になるようでは、質問サイトを間違いだらけの遊び場におとしめる騒ぎ屋の害悪です。地球を思われるまでもなく一事が万事です。 優しい詐欺師を偏愛する困窮者は贔屓なしの誠実思考の人間から見捨てられ気の合う詐欺師ばかりの蒙昧の中に居残ることでしょう。アジア人的後進性を責任転嫁できません。敬語を使える事や空気を読む心配りとかが、引用における著作権法への気づかいの無さを上回ってしまう判断の国民は民度が低いのです。優しき美徳も嘆かわしい。上品な貴族を装おった詐欺師です。誠実さのない人は、ない人同士の和になります。もはや正解を望みようもありません。 引用文は下手な文章なので(相互作用で決まる)文章の意味が特定できません。その下手な文章を普通の文章の感覚で読んでやれば、後です。(後ろは不自然な日本語と思われます)
- FEX2053
- ベストアンサー率37% (7991/21371)
いつもの日本人以上「超上級」な中国人の方でしょうか? 勉強に 対する態度、本当に頭が下がります。 この場合は(2)でしょうけど、一見して全く違う表現のような(1)(2)の 解釈は、実は根っこの所が全く同じなんです。要は「本来序列を 付けるべき事象が、お互いに近接して発生したために、序列が 付けられない状態である」事を示しているんです。即ち(1)は 「この順序で話すべきなのに、重要性などが"序列が付けられない" ほど近接していたために、逆順で話してしまった」 ということですし、(2)は 「両者が"区別が付けられないほど"近接してゴールした」 という意味です。もっともこの「近接」は「時間・空間的」な「近接」だけ を意味しません。もっと意識的な近さ・遠さを問題にすることが普通 なので、「話が前後しますが」は、延々前段の話題を話してから、 イイカゲン飽きたころに言っちゃうこともありますし、「両者が相前後 して修了した」というのは、実は修了(学業などを学び終えたという 意味)は2年違っていた、なんてこともあります。 でも、どっちも「話し手」としては、両者は近接した事象なんですよね。 今回の場合も「本格的に走るようになった」と「専業小説家としてやって 行こうと思った」のが、「話し手の意識として"近接して発生した"ので、 どっちが先か区別が付きづらい状態である」と言っている・・・と解釈して 良いと思いますよ。
お礼
いつもお世話になります。ご親切に教えていただきありがとうございます。理解できるようになりました。大変参考になりました。わからないものがたくさんあります。これからもご教授のほど、よろしくお願いいたします。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。よくわかりました。非常に参考になりました。質問文の添削にも感謝いたします。いろいろ本当にありがとうございました。