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素粒子発見が実生活に与える影響は?

未知の素粒子を発見すべく加速器を建設する計画があります。 素粒子を発見することが実生活に与える影響について教えてください。

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回答No.3

ILCのことですね.日本の東北と九州も候補地となっています. 欧州のCERNの例を考えてみて下さい.素粒子実験のために,大勢の研究者が集まり,多数の論文を調べる必要があります.そのための効率的な文書参照法として,HTMLやブラウザにつながる技術が生まれました.今日,インターネットは社会のインフラとして深く根をおろし,検索やSNSなどのネットサービスが生まれました.素粒子理論そのものよりも,それを支える周辺技術の方がより強く実生活に影響を与えた例です. CERNのある地域では,研究者たちとのビジネスが盛んだそうです.日本もこの例にならって,誘致しようという機運にあります.東北は復興も視野に入れています.世界の研究者が集まると言うことは,交通も整備され,英語が話せる人々も多くなければなりません.実験を支える技術はベンチャー企業を生み出すかもしれないし,既存の企業の新規分野になるかもしれません.そのような波及効果を期待する地元の人々は素粒子理論の最先端には興味がないかもしれませんが,ブラウザのような思わぬ技術発展があるかもしれないことを期待するのでしょう. メーカーなど実生活に直接結び付く製品を開発している企業を誘致する場合,何らかの事情で海外に移転してしまう可能性があることは言わずと知れています.しかし,素粒子理論などのような事業は採算が取れないからと言って海外に移転してしまうなんてことはありません.地域の人々にはそこも魅力です. よく基礎科学は何の役に立つのかと問われますが,それは人類の好奇心があれば十分取り組む理由になると思います.それを研究する過程で人類は知恵を絞るので,副産物も増大です.最近はその副産物の方に注目が集まっているように思います.

その他の回答 (2)

noname#175271
noname#175271
回答No.2

室温超伝導の探索が挙げられます。 既存の超伝導理論は、素粒子理論(とりわけ、南部ゴールドストン理論)を元にしています。 ただ、高温超伝導体の理論は未だなく、新しい素粒子理論が室温超伝導の探索に有用であると考えられます。

  • gungnir7
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回答No.1

実生活への応用は100年後でしょう。 光は波か物質かという議論はニュートン以来のテーマでした。 それがアインシュタインによって相対性理論が導かれ、それが具現化したのがデジカメです。 だいたい最先端の物理学が一般庶民の生活に導入されるのは100年先になるわけです。 未知の素粒子が発見されればエネルギー革命が起こることがまず考えられます。 次に宇宙への植民地の建設が本格稼働するでしょう。 今より遙かに速く移動できるようになるかもしれません。

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