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百人一首の文法について

古文の文法の勉強の為百人一首を逐語分析しています。 その中で一点ひっかかっているものがあります。教えて頂ければ幸甚です。 めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな  紫式部 この「見しや」を分解するとどうなるでしょうか? ある解説では 見=動詞(上一段活用)見るの連用形  し=過去の助動詞きの連体形 や=係助詞 とありました。 ところが広辞苑では係助詞「や」は活用語には終止形に接続するとあります。 どのように考えたらいいでしょうか? よろしくお願い致します。

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回答No.3

なぜ百人一首の解釈に広辞苑を使うのかがわかりません。 古語辞典をお使いください。 例えば、小学館古語辞典 文末用法では、活用語の終止形・已然形に付く 文中で用いられる場合、「や」を受ける文末の活用語は連体形で結ぶ。 学研の古語辞典には 種々の語に付く。活用語には連用形・連体形(上代には已然形)に付く。ただし、文末に用いられる場合は活用語の終止形・已然形に付く。 文中にある場合。(受ける文末の活用語は連体形で結ぶ。) したがって、「し」は連体形でなければならないのです。

tinosannpo0811
質問者

お礼

古語辞書を調べました。貴見の通りです。 ありがとうございました。 余計なことですが、 広辞苑の記述を詳細に読むと、「や」と「か」の意味合いの違いの説明に、 力点があるようです。(引用事例は源氏物語その他) 何にせよ安心しました (^o^)

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その他の回答 (2)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

#1です。補足です。     『日本国語大辞典』19巻p。412には、「「や」の「係助詞」の項に「疑問または反語の意を表す」とだけあります。     辞書で、紫式部の文法を論じるのは、順序が逆のような気もしますが、、、

tinosannpo0811
質問者

お礼

解決しました。ありがとうございました。

tinosannpo0811
質問者

補足

簡略に。 >辞書で、紫式部の文法を論じるのは、順序が逆のような気もしますが 広辞苑は諸研究を総合し一定の見解を述べていると承知します。 その記述に従って分析したところ不整合が起こった(手許の問題として)、 どう理解すればいいか、と言うのが質問の趣旨です。 例えば、過去の助動詞「き」の場合は例外的に連体形に接続する、 との事例でも他にあれば、広辞苑の記述に一部漏れがあった、となる訳です。 (あくまでも、例えば、です) 改めて、趣意は以上の通り。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

疑問の係助詞「や」は、広辞苑のように、前の時相に束縛されるものとは思えません。現代語の疑問の助詞「か」でも「行くか」「行くでしょうか」「行ったか」などと前に来る形には幅があります。     この歌でも、「見」は上一段活用動詞連用形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形、と繋がって、「見たのか?」という感じを出すのには現代語の形式名詞「の」に続く連体形がしっくりします。     こういった見方は下記にもあります。。 http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/16576797.html

tinosannpo0811
質問者

お礼

さっそくアンサーを頂きましてありがとうございます。 広辞苑には、「や」と同じように疑念を示す係助詞「か」は、 連体形に接続するとの説明もなされていました。 例示された現代文では終止形と連体形の区別がありません。 他の見方がないかどうか、しばらく待ってみたいと思います。

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