• 締切済み

小学校段階におけるものづくり教育とは?

数十年前から職人の後継者不足が深刻化していること、つまり、若者のものづくり離れが顕著化してきたことが社会的問題となり、平成11年には「ものづくり基盤技術振興基本法」として政策的にも打ち出され、ものづくりおよび、ものづくり教育の重要性が謳われるようになりました。 小学校段階においても、平成10年に改正された小学校学習指導要領において、「総合的な学習の時間」が創設され、体験的な学習としてのものづくりは重要な手法の一つとして取り上げられています。 しかしながら、小学校段階では教科としてのものづくり教育は行われておらず、その目標は明確には示されていません。(東京の私立小学校では「工作・技術科」を設置していますが。) そこで、小学校段階で求められている、ものづくり教育とは何なのか、ご意見いただけないでしょうか? 私としては、第1に、「様々な道具・材料に触れ、目的に応じたものを製作することで、ものづくりの楽しさを体験すること」第2に、「その製作過程において、創意工夫する力を養うこと」かなと考えております。 長文になってしまい申し訳ございません。 ご回答お待ちしております。よろしくお願い致します。

みんなの回答

  • mono_3
  • ベストアンサー率7% (1/14)
回答No.4

まずものづくりの楽しさを知る為の機会が圧倒的に足らないのだと思います。 町工場の職人たちが子供たちに鋳型などを体験学習させるフリーマーケットがひと時話題になりましたが、ああした自由時間的な教育カリキュラムがもっと増えればいいと思います。 参考までにこちらは自律型制御ロボット教材を小学生に販売してる方のオフィシャルサイトをurlにも載せておきます。

参考URL:
http://bl.orca-labo.com/
  • takuya1663
  • ベストアンサー率52% (1027/1948)
回答No.3

もの創り最も得意な日本で教育を受けましたが、私は振り返ってあまり印象に残ったものがありません。 しかし、ものの「しくみ」を知ることで、修理したり改造したりといったものに対する広がりが出たような気がします。 おしゃるように創意工夫を凝らし、楽しさから、役立つものへと変化する貴重な体験は、昨今のもの作りの企業が「匠」や「こだわり」という本来のデザインだけでなくいい方向に向かうのではと期待しています。 また。ものを大切にする心の涵養になればと思うばかりです。

peko24
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 小学校では「図画工作」という教科がありますが、そこでの創意工夫する対象は、ものの構造ではなくデザインに重きが置かれているように思われます。 ものづくりにおいて大事な計画性や綿密さにはこだわらず、自由な思いつきを優遇する感がありますね。(自由な発想もものづくりにおいて大いに大事なのですが。) 見た目のデザインだけでなく、使いやすい形状や仕組みにおいて創意工夫し、考えを具現化できるようなものづくりが理想だとは思っているのですが、経験の少ない小学生に行わせるとなると・・・と考えてしまいます。 ものを大事にする心はもちろん小さいうちから身に付けておく必要がありますね。 (家庭での躾にも関わってきますかね。) ご意見、本当にありがとうございました。

  • sponta
  • ベストアンサー率26% (54/207)
回答No.2

質問の趣旨とは離れるかもしれませんが、人間というのは原初的にものづくりをしたいという衝動があると思います。 しかし、勉強することしかしてこなかった教員たちの想像力のなさから、潜在的なホワイトカラー指向の教育がなされていると思います。 事実、ものづくりが上手でも、将来がやくそくされるとは思えないのですから…。 どんなに初等教育の現場でものづくりが試みられても、そうした思想のもとでなされるならば、何の効果もないと思います。 社会や教育の現場がそういう構造を変えられないから、付け焼刃的なものづくり教育などということを言い始めるのでしょう。 サラリーマンがいい年になって、そば職人になったり農業をやりたがったり…。 彼らはホワイトカラー虚妄の犠牲者なのだと思えてなりません。

peko24
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 確かに、現場で教える教師の偏見が子どもに与える影響はかなりあると思います。日本経済を支えてきた、日本のものづくり力の偉大さを、教える側がもっと体感した上でないと、長い目で見る場合の、ものづくり教育は成り立たないですね。 東大理工学部卒の方が、自分のやりたい仕事(確か今はやりのナノテク系の研究兼生産職だったような)を求めて東大阪の中小企業へ就職したという事実がありますし、また、偏差値の高い大学に入って、一流企業に就職することがゴールではないことに社会も気付いているはずですが、まだまだ油まみれの作業服よりもパリッと糊の効いたスーツでクールに仕事している方が良いというイメージがありますかね。 社会が変わるには、かなりの年月と労力がかかりますが、社会の偏見にとらわれず、自分の目指す道に進める強い意志を持った子どもを育てることが必要ですね。そういった意味では、小学校から職業指導を行うべきなのかもしれないですね。 ものづくり教育の意義の中でも、望ましい職業観や勤労観の育成が期待されていますが、小学校段階においても触れていくべきですね。 ご意見、本当にありがとうございました。

  • yama_x
  • ベストアンサー率20% (188/940)
回答No.1

個人的な考えですが・・・ まずはものの“成り立ち”に興味を持つのが最初ではないでしょうか? 身近なものがどうやって作られているのか、どういう原理で成り立っているのか、など。 嘘か本当かは知りませんが、魚の切り身が海を泳いでいる絵を描く子供がいる、という話があります。 モノづくりに興味を持たないと言うもの根元は同じで、身の回りにあるものが、はじめからその形、性質、機能で存在している、と思うから、それを成り立たせる過程に興味が持てないのだと思います。 子供達の身の回りにあるもの、特に好きなものが作られている過程を知って、「自分もやってみたい」と思うのが第一歩かと思います。

peko24
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 中学生になると技術の時間に製作した作品を技術室に置きっ放しで持って帰らなかったり、駅のゴミ箱に捨てて帰ったりする生徒がいるようですが、小学生はみんなものづくりが大好きです。(遊びと同じような感覚だからなのだと思いますが。)作り始めたら止まらないし、自分が作った作品は喜んで人に見せたがります。つくること、それ自体を楽しんでいる感じですが、それっきりにしてしまっているのでしょうか。 4本足の鳥や、海を泳ぐ魚の切り身を描く子についてはの発達段階が分からないので何とも言えませんが、身の回りに存在しているものを分解して、その構造や機能を認識した上で、自分で作ってみるというのも面白いですね。時間は余計にかかってしまいますが・・・。 ものの成り立ちについて考えることも確かにものづくの重要な一つの要因ですね。 大変ありがとうございました。