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日商簿記1級連結会計の賜杯獲得後の連結
P社は、×7年の大晦日にS社株式の80%を3,400千円で取得した ×7年末 ×8年末 ×9年末 資産 5,000 6,000 7,200 土地 2,000 → → 負債 3,000 3,200 3,400 資本金 2,000 → → 利益剰 2,000 2,800 3,800 収益 - 4,000 4,400 費用 - 3,200 3,400 純利益 - 800 1,000 土地評価 2,000 2,500 3,000 暖簾は発生年度の翌年から10年で均等償却する P社、S社とも会計期間は1月1日~12月31日までの1年間である ×9年度の連結財務諸表を作成する為の必要な開始仕訳を示すんですけど、解答には 解答)資本金 2,000 S社株式 3,400 利益剰 2,160 少数株主 800 のれん 180 が記載されていました。 ×8年末は、計算しないんでしょうか?
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こんにちは。まず、 >×9年度の連結財務諸表を作成する為の必要な開始仕訳を示すんですけど、解答には 解答)資本金 2,000 S社株式 3,400 利益剰 2,160 少数株主 800 のれん 180 が記載されていました。// 本当にこうなっていましたか? これでは貸借が合わないのですが・・・。 とりあえず、与えられた情報から、問いであるX9年度の開始仕訳を考えましょう。 ところで、ご質問の、 >×8年末は、計算しないんでしょうか?// なのですが、求められる開始仕訳とは、X7年度末の連結修正仕訳とX8年度末の個別財務諸表から導き出せる連結修正仕訳の合算と考えましょう。一度に算出すると分かり難くなるので、X7年度末とX8年度分とに分けて考えます。 X7年度末: 本問には取得時点での土地の簿価と土地評価額との差額や資産・負債ン簿価と時価の差額に言及がないため、すべて簿価と同額と考えます。 すると、連結開始仕訳は、 資本金 2,000 S社株式 3,400 利益剰 2,000 少数株主 800 のれん 200 になります。 X8年度分の変動額: 関連する事項はのれんと少数株主持分だけですから、 利益剰 180 のれん 20 少数株主 160 (利益剰増加額800*20%) となります。のれんの相手方勘定科目は、X8年度期中であれば、のれん償却になりますが、本問ではすでにX8年度は終了していると考えられるので、利益剰余金でひとまとめにしました。 これら2年分の連結修正仕訳を以てX9年度に臨むわけです。連結財務諸表は当該年度の個別財務諸表を基に作成しますが、そこには支配獲得時点から前年度までの連結修正仕訳は反映されていません。そこで支配獲得時点から当該連結財務諸表作成前年度までに生じた連結修正仕訳を当該年度の連結財務諸表作成の前提として組み込む必要があります。これが開始仕訳なのです。 本問の例で言えば、X9年度の個別財務諸表を基にX9年度の連結財務諸表を作成しますが、支配獲得時点であるX7年度末の連結修正仕訳と、X8年度中に生じた連結修正仕訳をX9年度連結財務諸表作成の前提として組み込むのです。これが本問でいう「×9年度の連結財務諸表を作成する為の必要な開始仕訳」となります。 したがって、上記2年分の合計額 資本金 2,000 S社株式 3,400 利益剰 2,180 少数株主 960 のれん 180 が求めるX9年度の開始仕訳になります。 ご覧になっている解答と違うようでしたら、追加質問お願いします。