高校時代の国語教科書にあった「おさよさん」を探して
ます。
私は昭和18年生まれですので、17歳前後というと昭和35年ごろと言うことになりますが、
この頃の高校の国語教科書に載っていた「おさよさん」という小説が気になって仕方ありません。
何故かと言うと、娘の名前「さよ子」はここからとったからです。
もう一度原文を読みたいと思ってもなかなか見つかりません。
覚えている物語はこうです。
「しょうへい」という男がいて、村でも評判の学者でした。
しかし同時に「しょうへいさんは背が低くてすが目だ」という評判も立っていました。
親はそろそろ嫁を迎えてやらねばと考えていたが、そういう外観もあってなかなか来てもらえない。
だから器量は贅沢いえないが、学者の嫁として学問所を切り回し、それに書物のひとつも読めるような娘であれば申し分ない、と親は考えていた。
ある人を介していい娘がいると言うことで話が持ち上がったが、その娘はなかなかいい返事をしない。
そうこうしているうちに、その妹が自分から自分が行ってもいいと申し出たのです。
この娘は「おさよ」といい、村でも評判の器量よしでしかも頭もいい。
関係者はむしろこの娘は敬遠して姉の方にこの話を持ち込んだのであった。
話はトントンと進み、おさよさんはよく学問所を切り回し、
塾生の面倒もよく見る内助の功として模範的なおかみさんに成長していく。
そして作者は最後に
果たしておさよさんは何を求めたのであろうか。
との一文で結んで終わっている、というまぁざっとこんな感じだったと思います。
これ、確か芥川龍之介の作だったと思います。
そしてその1頁目にはしょうへいさんが机に向かっている写真が載っていて、
顔は結構大きく頭は禿げていて、なるほど片目は閉じられています。
確かに醜男の部類に入るかもしれません。
又、その机らしき台には「しょうへいこう」と書かれてあったと思うのですが、
漢字がどうだったのかが全く思い出せず、
芥川龍之介の作品目録で探してもそれらしいものはありません。
しょうへいこうも「昌平黌」が有名ですが、
昌平黌の昌平は地名から来ているらしく人名ではなさそうだし、
ちょっと違うような気がしますし、
それに「こう」は「講」の字だったようにも思うのです。
いかがでしょうかどなたかご存知の方教えてください。
そしてできれば実話だったのか、しょうへいさんとは誰だったのか、
ということも分かれば是非お願いいたします。
よろしくお願いいたします。
補足
質問者です。 同世代ですね、覚えいる方がいて嬉しいです。 最近、日々を楽しむためにはどうするかと考えることがあり そういえば国語の授業で日々の何気ないことを会話する この話があったなあ。。と思って。 それ以外の内容は覚えていないのて劣等感系の話に行くのかも思い出せず。。 またなにか情報がありましたらぜひお願いします。