映日と太陽柱は連続した現象です。
つまり、氷晶があまり動かなければ映日になり、
揺れていると、太陽光の反射角もばらつくので
長く伸びた太陽柱になります。
つまり両者に明瞭な識別点があるわけではなく、
見た目で塊に見えれば映日、棒状に見えれば太陽柱です。
しかし実際には、完全に水平な氷晶だけが存在することなどは
起こりそうにないので、映日といっても上下に伸びてしまいます。
(水面に映った太陽も、ほぼ同じ現象です
波がなければ太陽そのものが映り、少し波があると伸びてきますね)
さらには
氷晶も全てが同じように揺れているわけではないので
太陽柱と映日は同時に見える場合もあるようです。
(僕にはそんな経験はありませんが、
ネットで写真を見ていてそう思います)
氷晶に、太陽光があたり、
その氷晶を見える位置に観察者がいれば
その間に木や地面があっても、そういう現象を観察することができます。
以上のことから、
今回の写真は、すばらしい映日と太陽柱の両方と言えるでしょう。
さらに、映日の右側には、明瞭な映幻日もあり、
太陽の両側にも明瞭な幻日
幻日と幻日の間には薄いですが幻日環もあるようですから、
正直申しまして、こんなすばらしいハロが本州で見られることが分かり
大変感動致しました。
ちなみに、太陽より上の空はどんな感じでしたか?
他にもいろいろ見えたのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、非常によく理解できました。丁寧に説明していただき感謝しております。 太陽の上には何もなかったように思います。見落としていただけかもしれませんが…