毎年色々な柑橘類で1年分のママレードを作ります。
三宝柑は昔と異なり市場に余り出回っていませんが、その皮でママレードは作れます。
長さ2cm位、厚み2mm程に皮を刻みます。(どんな切り方でも構いません)
ゼリーを食べた後の皮ですから其の侭作ってもとろみが出ません。
とろみを出すのには柑橘類の果肉が詰まった袋、種、外皮の内側にある白いフワッとした綿を使います。
ゼリーを食べた後の皮ですからそれがありませんよね?
ジュースだけ加えて煮詰めてもママレードは出来ません。
従って、普通の温州みかんで構いませんから(スーパーなどで三宝柑を見つけたら小さなものでも良いので3個ぐらい買ってください)中身の袋ごと使います。(温州みかんの皮は要りませんが外皮の内側に付いている白い綿や筋は出来るだけこそぎ取って保存しておきましょう)
ゼリー食後の三宝柑の皮が何個残っているかわ存じませんが仮にごく普通のサイズの皮が3個分あるとして(半身じゃなく)みかんは4個分は剥いて下さい・
刻んだ三宝柑の皮をたっぷりの水に漬けて24時間放置します。
翌日その水を捨ててたっぷりの水で煮ます。
3時間(最低でも出来ればもう少し水を足しながら)位ぐつぐつ煮て浮いたアクは掬い取ります。
煮立てたら笊にあけて煮汁は捨てます。
一方でみかんのみを袋ごと刻みます。(煮込むと全て溶けてしまいますから心配は要りません)
この袋と、別に取り置いた白い綿や筋はペクチンの塊です。
三宝柑の皮と刻んだみかんを鍋に入れ、白い綿も全て入れひたひた以上の水を張り中火で気長に煮ます。水が減ってきたら少しづつ加えてください。
あくを取る必要はありません。
気長に煮ていると(私自身は毎年20個くらいの夏みかんの皮を綺麗に洗い、皮は刻み24時間水に漬ける事を3回(三日間)行い、中身は種を取り出し・・種はペクチンを含んでいるので別に茶袋に入れて保管します・・・で乱切りにして別の鍋に保管しておきます。夏みかんはアクが強いので3回茹でます)皮が次第に軟化し、袋ごと入れたみかんは溶けてしまいます。
そうなってから砂糖を少しづつ(夏みかん20個で砂糖は3キロ使用)加えて行きますがグラニュー糖を使ったほうが上品な仕上がりになります。
煮詰まってくるととろみが付いてきますが中々付かない場合はスーパーや食料品店で売っているペクチンの小瓶(500円位)を買い求めとろみが付くように使ってください。
冷めると少し硬くなるので柔らかすぎるかなぁまで炊き込んで火を止め自然に冷まします。
別に熱湯消毒した空き瓶を良く乾燥させ出来上がったママレードを詰めます。
砂糖が少ないとカビが生える恐れがあります。
出来上がったら必ず冷蔵庫に保管しますが3年くらいは大丈夫持ちます。
中々作るのには手間が掛かりますが一度チャレンジしてください。
苦味が少ないほうがいいなら、水に晒す回数を2回、3回と増やし、その上で似る回数も煮た湯を捨てて何度か湯で溢します。
三宝柑のママレードは其の侭お湯で薄めて飲むと美味しい飲み物になりますしパンやクラッカーに塗っても美味です。
お礼
ご報告おそくなりました。 なんとか出来上がりました。 3個分はみかんで、3個分はゆずでつくりました。 おかげでたっぷり何ヶ月かマーマレードを楽しめます。 ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 とりあえず確実に必要なものはみかんとグラニュー糖ですね。 ペクチンと三宝柑もさがしてみます。 一緒に入れるみかんのワタとスジも煮ているうちに溶けてしまうのでしょうか? ジュースでなくてみかんでいいなんてすっごく安上がりで手軽ですね。 手順はなかなか大変そうですががんばります。 教えていただいた通りにやって(今はまだゼリーを食べきっていないのですが) またご報告しますね。 ありがとうございました。