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複雑化する社会って具体的にどういうこと?
こんばんは。タイトル通りですが、よく官僚の人や有識者が上記のような言葉を使っていますが、どういうことなんでしょうか?ちなみに、私は「教育」と関連させるときによく聞きます。
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情報の入手先が新聞 TV 雑誌に限られていた時代に較べて Internet が普及する時代になると様々な「生の」情報発信源に Access できるようになり、外国語に Allergy を持たない人は積極的に海外の Media や情報発信源から直接情報を得られるようになりました。 舶来品を購入するにしても昔は輸入代理店がから供給される極一部の製品しか知りえなかったものが、現代では海外の Maker Site や Shop Site に直接 Access して、どんな製品がどれほどの価格で売られているのかを知ることができます。 企業もこうした海外の製造元と直接取引をすることによって中間業者 Margin を飛ばして Cost Down できるようになりますし、妙な Bias がかかった日本語 Media に頼らなくても現地の生情報を現地に赴くこと無く得られるようになっています。 その代わり、得られる情報の量は桁違いに増えて、その内容も多様化することから、そうした情報を得て Business を行なう者は次々と真新しいものを購買層に紹介し、購買層の Needs も多様化してきます。 技術の進歩は知識の増大を生み出し、もはや広い分野に渡って何でもできる人などあり得ない状況になっていますので、例えば医者業は開業医と大学の専門医に分かれ、薬も薬剤師に任せるといった多数の専門家が分業しなければ成り立たないほどになっています。 経済活動を担う物流が多様化すると価値の多様化が進み、これらを統制して社会を運営する政治の世界も多様化する情勢に合わせなければなりません。 世界でも有数の Cracker (悪いことをする Hacker) が引き起こす Computer Network 犯罪に地方の警察が対処できる筈もなく、中央の官僚だって付いて行ける筈もない世界ですので、実際の対抗措置は Pro' の Network 技術集団を抱える企業や専門家達の協力を仰いで対処する事となり、従来の「警察だけで対処する」という手法では対処し切れない社会になってきています。 こうしたありとあらゆる社会分野が細かく専門化し、1 つの分野に対して極めて深い知識を要求されるようになると、広く浅く物事を知っているだけでは何もできないに等しいとさえも言える状況になりますので、自分が詳しくない分野、理解が難しい分野は何もかもが複雑すぎてその分野の専門家に頼る以外には御手上げ状態となってしまいます。 様々な事に精通したいところなのだけれども学ばねばならない事が多すぎてとても全てには手が回せない・・・世の中が複雑過ぎる・・・今も昔も歳を取るほどに時代の進歩に追い付けなくなって行く・・・特に昨今は年々進化の速さが加速していますので、複雑化という言葉があちこちで聞かれるようになってきたわけですね。 御質問者さんがよく関わっている分野が教育分野であることから教育と関連する分野でよく聞くのではないでしょうか? 教育に限らず、対処すべき情報量が膨大なものになっている分野ではいずれも複雑化という言葉がよく聞かれるものですよ。 庶民も膨大な情報に曝されて、情報を鵜呑みにして流行に流されたり煽動に踊らされぬよう、情報を吟味する高度な Literacy が要求されるようになってきており、Media Literacy に乏しいと利用される側になってしまうことからも、高度な読解力を身に付けさせるには義務教育時代から高い国語教育が必要なのではないかという意見もあることでしょう。 私も教育者の経験があるのですが、数学にせよ理科や英語にせよ、悲惨な点数しか取れない生徒の多くが各々の科目に対する得手不得手以前に国語力がない事から Test の問題文すら「何これ、意味わっかんねーし」という状態である事を実体験してきましたし・・・。
お礼
回答ありがとうございます!わかりやすい説明ありがとうございます!