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官僚の抵抗って具体的になんですか
こんばんは、題のとおりです。今、高校で政経を習っています。 行政権の肥大があって、官僚の力が強くなるというのはわかったのですが、だとしても、選挙で選ばれた政治家の人が苦労するほど強くなるものなのですか?
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政治家がよく勉強をし、自分で政策を作れるのならば、政治家が政策を作り、その政策によって行政が実際の実務をしていけばよいだけです。 しかし、現在は法案のかなりの部分が行政によって作られ政治家はその法案を是正していくだけです。 地方議会になると議員がどんなことを質問したいかを行政に話して、その内容を具体化して、議員のため質問内容を作っていくところもあるようです。 政治家が苦労するほど行政が強くなっているのではなく、行政がいないと政治家が独り立ちできないのが問題なのです。 だから、国会議員に3人目の公設秘書として政策秘書が設けられましたが、これがよく機能していないわけです。 私などは政策秘書及び行政の定員を減らしてその分政党に法案作成用の公設事務員を置いたほうがよいのではないかと思います。当然、法案を提出できなければ解雇していくという条件でです。 行政はその分法案にはタッチせず議会で決まった法律に基づいて執行していけばよいです。
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権限は大臣の方が上、でも官僚はこの仕事を何十年もやってきたプロ、大臣はたまたま任命されただけの半分素人。 (もちろんその道のエキスパートな方を選んでると思いますが) どうしても官僚からの資料や官僚の頭脳を当てにしないといけないので、もちつもたれつ、大臣もなかなか強い事が言えない。 突然、他人が自分の会社の社長になったとイメージすれば分かりやすいでしょうか。 制度的には相手は社長ですが、中の人からすれば外部者。 ましてやプライドの高い官僚ともなれば。。 また、官僚からしてみれば大臣は選挙の度にコロコロ変わっていく人。 もし強い大臣が来てもその1、2年だけ堪えればまたわしらの時代・・という気持ちがあります。 様はナメられてるんですね。
お礼
こんにちは、ご回答ありがとうございました!!
- toshi-tsugu
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我が国の政治は「官僚政治」です。この点を見誤っては駄目です。政府与党の政治家の力の無さはが現在露呈しています。官僚機構と政治家が対等になって議論しないと駄目なのですが、政権与党が長くなって与党政治家は「官僚」の支援部隊になっています。大臣などは、短期で順番なので官僚は無視しているように思います。最近、国土交通省の大臣が、「官僚のいいなり」のような言動をしていた国会中継があったかと思います。彼も公明党の幹事長をしていた頃はもう少し違う印象だったのですが、現在は「ミスキャスト」という印象を与える大臣の一人のように感じます。 官僚機構は、下から積み上げる方式なので「肥大化」します。肥大化した組織を縮小することは、官僚組織ではできません。政治家が大ナタを振るわなければなりません。官僚出身の現官房長官のような擁護者もおり、公務員改革は「骨抜き」になりつつあります。公務員組織を敵に回すと前回の参議院選挙のように与党が大敗します。総理大臣が本気でバックアップすれば官僚機構もおとなしくなるかも知れませんが、一大臣ではむりです。これは国も地方も同じです。 官僚の頭に「主権在民」という言葉があるでしょうか?疑問です。国会議員も同じかと思います。国会議員の定数を大幅に削減して、政策スタッフを揃えて官僚と対等にならないと政治はできないでしょう。もう一点は、政権交代により、官僚の上層部を一掃する制度を確立しないと官僚の横暴を防ぐことは難しいように思います。 質問の意図と異なる回答になっているかも知れません。ご容赦下さい。
お礼
ご回答ありがとうございました!! >>質問の意図と異なる回答になっているかも知れません。ご容赦下さい いえいえ。色々な視点から教えてくださってありがとうございました。 勉強になりました!!
- turukame2005
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> 行政権の肥大があって、官僚の力が強くなるというのはわかったのですが、だとしても、選挙で選ばれた政治家の人が苦労するほど強くなるものなのですか? なります。 仕事をしない。 といって、露骨に反抗すると、反撃されますから、表面はとりつくろいます。 面従腹背といいます。 そこで問題になるのは、誰が人事権を持っているか、です。 役人が人事権を持っていれば、役人同士の連携で、政治家のいうことを聞かない下っ端がいても、かばうことができます。 だから、官僚は、まず、人事権を確保しようとします。 政治家も、「役人をうまく使うのが政治家の甲斐性」とばかりに、役人を甘やかします。 日経新聞に、「私の履歴書」という、著名人が回顧録を書く連載がありますが、元大物大蔵事務次官が、田中角栄の鼻面を引きまわした話を、自慢げに書いているのを読んで、びっくりしたことがあります。 そうした政治家と高級官僚、高級官僚と下っ端役人、のゆがんだ関係が露骨に悪い方向に出たのが、社会保険庁です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 色々、裏話もありがとうございました!!!
- mat983
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安全保障、外交、福祉、教育、税、道路、環境・・・・ 政治家はあらゆることに精通しなければなりません。 大臣は平均して1年の任期しかなく、 それに比べ官僚は専門的に数十年も同じ仕事をこなしているので、 圧倒的に情報が深いのです。 これでは大臣は勝てず、官僚に言いなりになってしまいます。 官僚は自分達の権益を守ろうと必死に抵抗します。 特に予算が削られたり、人数削減については猛反対し、 政治家の思い通りにはさせません。
お礼
こんにちは、ご回答ありがとうございます。 本当によくわかりました。 ありがとうございました・。