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柱上変圧器の放熱用フィンについて
10kVA以下の柱上変圧器に放熱用フィンが付いているものを見た事がありません。 これは放熱量が少ないためでしょうか? それとも新しい型のものには都市型50+125kVAタイプを除いて大容量でも付いていないのでかつては10kVA以下のものはなかったということでしょうか?
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かつて30KVA以上の柱上変圧器には放熱フィンが付いていました。 しかし近年は中身のコイルの熱による性能低下が低く抑えられるようになりましたし、絶縁油の性能向上で冷却性も良くなりました。 そういう事からも放熱フィンがなくなった理由のひとつとしてあります。 それとかつての柱上変圧器は変台にただ乗せて電柱絡みで捕縛してあるだけでした。 放熱フィンがあることで電柱にしっかり接する事ができて都合が良かった部分はありました。 しかしこれでは大地震時に変台からずれたり最悪の場合落下する危険が大きいことから、近年では変圧器は電柱に取り付けた専用のバンドに確実に固定できるハンガータイプが主流になってます。 コスト削減の点からも変台はより資材も手間もかからない造りに変わってきています。 当然変圧器側にもハンガータイプの架台が付く事によって放熱フィンは付けられなくなります。 柱上変圧器はかつてのものよりもケースの鉄板の厚さが若干薄くなり、放熱性も多少上がってると聞きますし、当然重量の軽量化には非常に役立っています。 昔から20KVA以下の柱上変圧器には放熱フィンはありませんでした。 そのために20KVA以下の変圧器を変台に固定する際には専用の当て金物を取付しないと頭でっかちな変圧器を確実にバンドで捕縛できなかったものです。 灯動共用の都市型変圧器に関しては元々ハンガータイプで世に出ました。 かつては電柱に干渉しない側には放熱フィンはありましたが、ここ近年では全く無くなりました。 それと容量の件ですが、1本の電柱に乗せられる変圧器の容量の合計は150KVAまでと法で定められているはずです。 東電管内には50+125kVAタイプなどというものが実際にあるのかどうか知りませんが、いずれにしろ今時放熱フィンはないと思います。
お礼
お返事が遅くなってしまいました; 容量が小さいものは元々放熱フィンは付いてなかったのですね。 それで最新型はハンガータイプのものになっているのですね。 確か郊外で50kVA×3という灯動合体型の重厚な電柱を見た事があります。 東京23区内で100kVA×2の動力柱上変圧器を見た事がありますが例外なのでしょうね。