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TPP問題について

現在TPP加入について賛成か否か、もめていますが、大雑把に言うとこれはアメリカの為のアメリカ支配を目的にした貿易ルールだと大筋で理解していますが、これに間違いありませんか?もしそうであるならば日本は不参加の方が、日本の為で有ると思いますが、如何でしょう。又不参加の場合、現行のルールで参加国との貿易は出来なくなるのでしょうか?何が何でもアメリカの言いなりに成らない方法はありますか教えて下さい

みんなの回答

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.1

>大雑把に言うとこれはアメリカの為のアメリカ支配を目的にした貿易ルールだと大筋で理解していますが、これに間違いありませんか? はい、間違いありません。その通りです。 >現行のルールで参加国との貿易は出来なくなるのでしょうか? いいえ、そのようなことはありません、TPPは戦前のブロック経済のように他国を締め出すといった意味はありません。現に今、日本はTPPに加盟していませんが、TPPに加盟しているチリ・ニュージーランドからキウイ・フルーツを輸入しています。 >何が何でもアメリカの言いなりに成らない方法はありますか教えて下さい そんな方法は存在しません。 歴史に学びましょう。戦後、沖縄は米軍に統治され、1978年7月30日に切り替えられるまで道路は右側通行でした。それはもちろんアメリカに押し付けられたものです。このようにアメリカ人には、自分たちの都合の良いように、行政もビジネスもスポーツもなんでもかんでもルールを変えてしまおうという発想があります。それはアメリカ人だけでなく白人は皆そうです。欧州では蹄鉄という技術が発展しましたが、それはローマ帝国時代に主要道路は舗装されて馬がひずめを痛めてしまうからだったのです。必要に応じて発明し、新しい仕組みを編み出す。それが欧州文化なのです。戦前、日本は国際連盟の常任理事国に任じられ、日本は国際連盟規約に人種差別禁止条項を盛り込もうと提案しましたが、アメリカ・オーストラリアなどの反対によってつぶされてしまいました。結局アメリカは議会の反対で国際連盟には加盟しませんでしたが。 これらはほんの一例です。常にアメリカは自分たちの利益になるルールを押し付けようとするのです。そういうキリスト教文化に対する反発がイスラム圏が反米になる理由です。アメリカ人はそれが正義だと無邪気に信じ込んでいますが、イスラムにはイスラムの価値観・ルールがあります。 それに対して日本は外国に日本にルールを押し付けたことはありません。日本にはそういう発想が無いからです。戦後の日本はアメリカに押し付けられたルールを国際標準と信じ込み、懸命についていこうとしただけです。そういう受動的姿勢が日本人の発想です。日本が発信したルールが政治・ビジネス・スポーツにおいて国際標準となった例など皆無に等しい。現にパソコンのOSだってWindowsが事実上の標準になっています。キーボードの配列だって、文字コードだって何もかもアメリカによって国際標準が定められてしまいました。1984年TRONプロジェクトが東京大学の坂村健の提唱によって推進されましたが、社団法人トロン協会は2010年にひっそりと誰からも惜しまれることもなく解散してしまいました。 日本は何一つ成功体験が無いのです。いつもアメリカの都合の良いルールばかり押し付けられている。そういう歴史があるにもかかわらず、交渉でなんとかなると考えるのは余りにもお花畑ではないでしょうか。前述のように日本は国際連盟の常任理事国だったにも関わらず結果的に、国際連盟に加盟しなかったアメリカによって国際的孤立に追い詰められてしまった。 江戸時代末期、日本はアメリカ・イギリスなどの欧米列強によって不平等条約を押し付けられ、その撤廃に50年かかった歴史があります。日米修好通商条約の交渉には数年かかったけど、関税自主権を取り戻すのに50年もかかったのです。幕府は幕府なりに懸命に交渉し、アメリカの要求を全部丸呑みしたわけでもありません。それでも、そもそも経済オンチの幕府には関税自主権という概念すら無かったので、知らないうちにアメリカのペースで交渉は進められてしまったのです。 TPPだって同じことです。お花畑の日本人がアメリカに不平等条約を押し付けられていたことに気づくことにさえ長い年月がかかるでしょう。歴史に学ぶことです。

kazutokatu
質問者

お礼

勉強不足で物を知りません、丁寧な回答有り難う御座いました。

kazutokatu
質問者

補足

自分の一番知りたい事は、自分が買い物に出かけて、沢山の商品から欲しい物を選別して、欲しいだけ買って帰る。と言う事が、貿易では出来ない、何故出来ないのか?と言う事。例えば欲しくない30ヶ月のアメリカ産牛肉、日本が欲しいのは20ヶ月の若い牛肉。これも売り手のアメリカの都合で買えなくなった。本来の商いの原則、需要と供給の正しい形が壊れている、此れを是正する事は出来ないのか?不利を承知で妙な枠組みに入らなくても良いだろう、此のままだと遺伝子組み換えの農産物しか食べられない国になってしまうのではないか、心配です

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