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医局人事 割愛人事をやめる時期について?
割愛人事から離れるタイミングについて 「医局崩壊」が、いわれて久しいのですが、現在も医局人事でいわゆる「割愛人事」で派遣されている保守的な古いタイプの一医師です。 医局に属していた先生方は、いつかは割愛人事から卒業されて一本立ちするのではないかと思いますが、どのようなタイミングでされるのもなのでしょうか? それとも、最後退職するまで、たとえば関連病院の院長や副院長、果ては教授までになるまで割愛人事を継続して、退職金を通算していくものなのでしょうか? 大学以外で退職金は受け取れるのもなのでしょうか? よくわからない仕組みで、今後の医局人事とのおつきあいの仕方を考えるには理解したい仕組みと思い質問させて頂きました。 どなたかお詳しい方がありましたらば、ご教授頂けますと幸甚です。ご多忙中にもかかわらず、大変恐縮ですが宜しく願いいたします。
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- green351
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別の質問にもお答えしましたが、こちらの質問にも回答を載せておきます。 割愛人事から離れる最も有効な方法はクリニックを開業することです。独立して開業するならば医局の意向を気にする必要もありませんから、一番有効な方法ではあります。 もしある程度大学との関わりを残しておきたいというのなら、自治体病院や民間病院などに正式に移籍することです。特に自治体病院は、医療過誤などあった場合には自治体そのものの管理体制も問われるわけですから、正確かつ卓越した技能を持った医師を見つけることに躍起になっています。ただよほどのことがない限り、年に数回の学会出席くらいは何とかなるでしょうが、自分で捻出しない限りは自分の研究のための時間はほとんどとれなくなるでしょう。民間病院も事情は似たり寄ったりです。 もう一つの手としては本筋の医学研究以外で大学に残る方法です。たいていの医学部は保健や看護の学科も併設しているはずです。それらの学科の教員として研究を続けることも可能かと思います。ただし、最低科研費を申請できるくらいの研究テーマと実績、教員としての資質、大学職員としての職務、これらが同時に求められますからご自身の方針と併せて検討されるべきです。ノーベル賞を受賞された山中教授のように、どちらかというと臨床より基礎研究の分野で才能を開花させる方もいるでしょうし様々な方法が考えられると思います。 いずれにせよ本当に割愛人事から離れたいなら、現在の大学所属を諦めるのがもっとも有効な方法です。大学を辞めれば次も独法や自治体職員で通算可能ではない限り退職金の支給対象です。その後の勤務先で退職金が支払われるかどうかは契約次第なので何とも言い切れません。 たとえば私の今のスタンスは、 ○ 基本的に自営業(実際、小売り店舗を持っているので。) ○ MSWは病院からの受託契約(したがって病院職員ではない。) ○ 大学には非常勤講師、あるいは特任教員としてしか行かない。(本業は自営業者ですから。) このように条件をこちらから提示して、折り合いの付く範囲内で仕事をすることにしています。退職金はどこからも貰えませんが、時間の割り振りが自分で出来るので当面これでいこうと思っています。
お礼
ありがとうございました。折角早くにお答え頂いていたのに気がつくのが遅れてしまい、失礼いたしました。 自分の将来の展望をしっかり、持つことが大事なのですね。割愛人事かどうかなんて、その後に付随するものということで。 いろいろ人生経験を教えて頂き本当に勉強になりました。 今後も機会がありましたら、御指南お願いいたします。