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篩管はなぜ師管になったか
学校の生物の授業で「篩管」という言葉を使っていました。これは中学校まで「師管」として習っていたのですが、これはどう使い分けるべきなのでしょうか?また、いつ頃から2種類の漢字を使うようになったのでしょうか?「篩管」の字を使った先生(大学)も悩んでいる問題です。漢字について詳しい方、教えて下さい。
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debugonさんのおっしゃるように、「篩」は常用漢字表にない漢字(表外字)だからだと思います。 「輿論」→「世論」の書き換えなども同じですよね。新字体の方が今では浸透しています。 蛇足ですが、教科書や公用文書などでは、原則として、表外字は使わない(どうしても使用したい場合はルビを打つ)ものとされています。だから中学校レベルの教科書では「師管」としか表記できなかったのでは? 研究論文には使う字体に制約がないはずなので、「篩管」を使っても問題ないのではないでしょうか(ただ、国から科学研究費助成を受けた研究の報告書の場合は上記の表外字不使用原則が適用されるようです)。
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- debugon
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「篩」管も「函」数も、本来の漢字に意味があるので 本当ならばこれらを使うのが本筋なのでしょうが、 どちらも学校で習う文字=常用漢字の範囲から外れているので、 置き換えられたのだと思います。 大学レベルなら、手加減抜きに古いほうの漢字を使って いいと思います。 学会などで用字用語のガイドラインがなければ、ですが。
お礼
アドバイスありがとうございます。 呼び名をムリに変えてまで学校で習わせるとは、逆説的ではありますが何かむくわれない気がするのはボクだけでしょうか? まだ学会デビューなど考えられない身分ですので今は「篩」に統一してレポートや試験に臨みたいと思います。
- kurio
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「師管」略字というか新語のようなものでしょうね。 ちなみに「関数」という文字は「函数」が正式みたいですよ。 (大学の教授は「函数」という文字にこだわってた^^;)
お礼
アドバイスありがとうございます。 他の漢字でも同じような事態が起きているんですね。「函」は地名にも使われているのでセーフかな?とは思うのですけど、世の中はそう許してくれないのですね。(汗)
広辞苑で調べたところ、「篩(ふるい)状の器官」という言葉が出てきましたので、どちらかといえば「篩管」が正解のようです。 「師」はまったく違う字なのですが、どうやら、戦後、「篩」という漢字の新字体として「師」を当てたらしいです。 ↓こういうページを見つけたんですが、いまいち説得力がありません(笑)
お礼
アドバイスありがとうございます。 参考URLも拝見しました。生物学の、しかもほんの一部分を覚えるためにこんな歌がつくられていたとは!ただ、試聴のほうはちょっと遠慮してしまいました(^^;)
お礼
回答ありがとうございます。 国から助成金を受けると表外字について規制がかかるというのには驚きました。漢字の書き方ひとつで研究結果を指摘されることは、今後必要な知識になることと思います。