なんでしょうか。
「小学英語(だよね?)教育の問題点を挙げよ」という設問に対する答えが必要ということでしょうか。
一応箇条書きで思いついたことを列挙します。
・各小学校で指導内容や進度が全く違う。ある小6学級では日本人教師が延々とフラッシュカード
を用いて単語の読み(意味や説明は無し)を行っている。一方別の小6学級では外国人講師に
より活発な英会話を練習している。
・英語の授業が月に1~数回という頻度であるため、おそらく全く学習効果はないと思われる。
・私の通っていた私立の小学校では毎週英語の授業があり、アルファベットから基礎文法まで
教わったが私の知っている公立小は前述のような感じである。
・アルファベットについて:本国でもこの傾向があるようですが、最近は(中学でも)筆記体を
習わない。
・テキストを見ればわかると思いますが、「英語の教科書」なのにいきなり中国、ロシア、インド
などの「挨拶のことば」がそれぞれの母国語で書いてある。ABCも解らないのにヒンディー語
なんて読めるかってな感じです。当然、指導する教師も読めたり説明したりできる人は少ない
と思います。
・教師の技能、知識が追いついていない。
・使用するマテリアルの準備にいそがしく、余計な時間がとられる。
・とにかく文法説明が少ない。まず、読め、話せということなのでしょう。
・したがって、呪文のようなことばをよく解らないまま言わされ続けた結果、早々に英語嫌い
になる子が増加している。
●正直な所、英語のテキストを見ると何をさせたいのか、したいのかが解らない。
いやあえて解ったつもりで言うと、たぶん以下のよう。
・「赤い花、空は青い」程度の文法から基礎的な英文法の理解を深めよう。
・理解を深めたら(早速)使ってみよう。・・・This is a dog.のあとにI call it Pochi. be動詞と
一般動詞の使い方を瞬時に理解しろということでしょうか。
・いろんな国の言葉を(同時に)覚えよう。・・・いろんな言葉があるんだということが解ればよい
のでしょうが。
・テキストにほとんど文字(英文)が書いてないですが、自分の耳で聞いて、調べて、書いて、覚えよう。
まあ思ったより無茶苦茶ってことです。教師も生徒もかわいそう。