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何も狩りをしないのになぜ紅葉狩り?
そろそろ紅葉狩りのシーズンが始まりますが、なぜ?眺めるだけで狩りなのですか?中には、落ち葉を拾う人もいるのでしょうが、「栗拾い」同様、「紅葉拾い」じゃないですか?ブドウやみかんの様に木からもぎ取るならまだしも、何か語源があるのでしょうか?
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へ~・q・ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E8%91%89#.E7.B4.85.E8.91.89.E7.8B.A9.E3.82.8A http://gogen-allguide.com/mo/momijigari.html 獣を捕まえること。 を「狩り」と呼んでいたけど、小動物などを捕まえるのも「狩り」と呼ぶようになり、果実をもぎ取るのを「狩り」と呼ぶようになり。。。草花を眺めるのも「狩り」と呼ばれるようになり。。。 食えないけど、折って見てた。から、草花も狩りでいいじゃん。って事か。
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- Postizos
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古語辞典(岩波)には かり:狩り、猟り 一、《駆りと同根》 1.鳥獣を追い立てて取る。2.花や草木を探し求める。 となっています。 つまり動物でも植物でも追い求める、探し求めるのが狩りなのでしょう。 2の例文としては 「さくらを狩り、もみぢを求め」〈方丈記〉 とあります。 勢子と言って、動物を待ち伏せしている方に追い立てる役目を分担して行う猟があるのですが(兎などは降りより登りが速いので追われると登り方向に逃げて行く習性を利用する)、この勢子のことを「かりこ」とも言います。 そういうことを考えると、素晴らしい出来の紅葉を探し求めて山肌をじっくり眺めながら登って行く遊びが「狩」となんとなく感じられないでしょうか。 なお英語の hunting もさがす、求める意味にも使われます。
お礼
ありがとうございます。 >なお英語の hunting もさがす、求める意味にも使われます。 huntingよりもchaseに近いかもね。
- kine-ore
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万葉集には次のような言葉が出てきます。 「きそひがり(服曽比獦=着襲ひ狩)」(17-3921)…鹿の若角(袋角・鹿茸)を採るための猟。 (狩は、実際には獣編+葛) 「くすりがり(薬獦=薬猟)」(16-3885) この(16-3885)「乞食人(ひかひびと)の詠(うた)」では、この「薬狩り」と称して、寿ぎ歌謡集団も連れ立った梓弓とひめ鏑を携えた狩人たちや勢子(木の下狩)の一群が、いわば宮中奉仕の鹿肉献上集団を成している樣が歌われています。 ここから「かる(狩る/猟る)」は「鳥獣を追ひ求めてうち捕へる。転じて薬草などをさがし求める意にも用ひる。」(佐々木信綱「万葉集辞典」平凡社)となっています。その橋渡し的「薬狩り」として鹿猟のきそい狩りがあったと考えられます。 これが、やがて磯辺での「潮干狩り」や、水辺での「蛍狩り」、山野に分け入っての「茸狩り」「紅葉狩り」といった形で、わが国独得の、「皆で連れ合って、広い意味で健康に薬効のあるもの全般を探し求める」趣旨になっていったものではないでしょうか。
- aries_1
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狩りの具体的な意味は鳥獣等を捕らえることですが、広義では、「何か目的の物を捜し求めながら、大自然の雰囲気の中に身を置く」ことを指します。 紅葉狩りに狩りを使うようになったのは、この広義を拡張して、目的の物(=紅葉)を捜しながら自然の中を歩くことに依るのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。