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鉄鋼に形成される酸化皮膜について教えてください
電気炉内で600℃で10分ほど鉄鋼(C:0.15wt%)を加熱したところ 鉄鋼の端面に青黒い酸化皮膜が形成されていました。 この酸化鉄が何かお分かりでしたら、ご教示ください。 お願いします。
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ご存じのごとく、磨いた鉄鋼を炉内(通常の空気雰囲気下)で高温に加熱すると、速やかに酸化して表面に硬い黒色の酸化皮膜が形成されます。 炉温600℃の場合 この酸化皮膜はふつう、外層(Fe2O3),中間層(Fe3O4),および内層(FeO) の3層構造と成っています。 575℃程度以下の加熱温度では 内層(FeO)は生じず、また1100℃程度以上では外層(Fe2O3)は出来ないと言われています。 いずれにせよ、Fe3O4(四三酸化鉄)が重量的には最も多いと思いますが、自信ありません。
お礼
お礼が遅くなりまして、申し訳ありません。 御回答有難うございます。 酸化皮膜について少し調べましたら、 Fe2O3:赤色 Fe3O4:黒色 FeO:黒色 であることがわかりました。 鉄鋼に形成されていた、酸化皮膜は青灰色気味であったことから この青色は酸化皮膜の色ではなく、青熱脆性によるものが大きいと考えるべきなのでしょうか。