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ナチス政権下の独国防軍の戦争犯罪
当時のドイツ国防軍は悪名高いSSとは一線を画していた・・・のだと思っています。 SSによる戦争犯罪(ホロコーストなど)はあまりに有名ですが、国防軍は虐殺などのいわゆる戦争犯罪を起こしていなかったのでしょうか。どのような事件があったかご存知でしたら教えてください。
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(1)独国防軍司令部の有名な戦争犯罪として「コミサール指令」があります。 当時、ソ連は前線部隊に兵士の思想動向監視のために政治委員(コミサール)を配置していましたが、独司令部はこのコミサールを拘束したら直ちに殺害するよう指令を出しています。 (2)ユーゴスラビアのパンチェボ市では1941年4月、ドイツ兵が殺害されたことに対する報復として一般住民36名が国防軍によって処刑されています。 (3)第6軍司令官ライヘナウ将軍は1941年10月、前線各部隊に対しユダヤ人の皆殺しを命令している。第6軍では16人の処刑班を編成し、クルプカ村では子供を含む男女1000人を集めて射殺しています。 (4)武装親衛隊の犯罪としては「オラドゥール村虐殺事件」が有名です。1944年6月北フランスのオラドゥール村で、親衛隊員が殺されたことに対する報復として村人口の99パーセントに当たる642人が虐殺されました。
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- Piscator
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質問者のような話は時々、見聞きします。これは実は終戦後の旧西ドイツ政府の戦時解釈なのです。世界中から忌々しい行為と非難された行為をしたのは、自分たちの父、兄弟、同僚ではなくナチがやったのだと。ナチという組織を自分たちの身内が構成していたドイツ軍とは違うものなのだ、という詭弁となります。 よく「ドイツはユダヤ人組織、会社、国家に戦後も引き続き補償しているのに日本はしていない」という話が出ますが、「ホロコーストは自分たちの親兄弟がやったんじゃないんだ」という線引きの上に補償を続けていること、人種的差別による無抵抗一般人民の大量虐殺に対してユダヤ人組織が一切を許していないことから、歴史が続く限り、補償しなければならないのです。 以上のような背景から大量虐殺が「一部の軍部の暴走」「ナチの親衛隊による反抗」「国防軍は手を出していない」などという得体の知れない話が漏れてくるのです。 余談ですがドイツのW元外相などはこの理論を徹底的に利用し、挙句の果てには日本は補償もしていない、などでたらめ演説をNHKで延々と放映させてましたよ。(所謂、ブンカジンと呼ばれる人たち(日本人)が絶賛しておりましたっけ)
- wildcat
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失礼しました。これは1990年4月13日にソ連が正式に謝罪したようでした。 他には、ゲーリングの空軍がスペインのゲルニカを空襲したのは正規軍だったと思いましたが・・・
- wildcat
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うろ覚えですので、自信ないですが・・・ ポーランドでの「カチンの森皆殺し事件」は国防軍が引き起こした虐殺事件だったと思いました。ポーランド軍の降伏した将校数千人を殺した事件です。(スターリンがやったという説もありますが・・)
- norakuma
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いろいろな本を読めば、ドイツ国防軍の虐殺についてもかかれていますよ。 ソ連での虐殺は、いろいろ語られています。 試しに、googleで、ドイツ国防軍 虐殺 と検索してみてください。 ドイツ国防軍が倫理的に行動して、ナチスのSSや武装SSとは別行動をしたというのは、ナチスがいけなくて、一般のドイツ人は悪くないんだ…という主張に通ずる抗弁のような気がします。 似たような抗弁に 武装SSは、一般のSSとは違って虐殺とは関係ないんだ…という話もよく聞きますね。。。