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南海地震「仁和」と「康和」の間隔?
南海トラフ地震は有史以来、「白鳳」~「昭和」まで11回確認されていると思いますが、平均すると約130年間隔です。その中で887年「仁和」~1099年「康和」は212年で、例外的に長い気がします。 この点についてどのように考えられているのでしょうか。寒川旭「地震の日本史」とネット情報を少しを読んだだけの知識で質問しています。
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南海トラフで起きた地震とみられているのは、以下の9回です。 (1) 684年11月29日:白鳳?地震 (2) 887年8月26日:仁和地震 (3) 1099年2月22日:康和地震 (4) 1361年8月3日:正平(康安)地震 (5) 1498年9月20日:明応地震(推定) (6) 1605年2月3日:慶長地震 (7) 1707年10月28日:宝永地震 (8) 1854年12月24日:安政南海地震 (9) 1946年12月21日:昭和南海地震 仁和~康和の間が212年開いており、康和~正平の間が更に261年開いています。 検討会では、慶長以後の地震間隔が100~150年であると考え、 南海トラフの巨大地震が起きる可能性を示唆しています。 それ以前については、資料不足としているようです。 ※1185年の文治(元暦)地震を南海トラフの地震と考える人も居りますが、 今のところ、琵琶湖西岸断層帯南部で起きたとするのが有力です。
お礼
9回ですか。一番知りたいことが分かりました。ありがとうございました。寒川先生の本に794年「南海地震と推定する学説が提唱されている」、1200年頃「南海トラフ巨大地震が発生したと推定されている」とありましたので、この2つも加えていました。 参考URLは大変参考になります。これほど真剣に検討されていることに頭が下がります。