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メーカーと外部委託系の企業について(就職活動に関しての質問です)
こんにちは。私は現在大学院生であり、就職活動にいそしんでおります。自己分析等はだいたい終わっており、今、企業研究の真っ最中です。このことに関しまして、わからないことがあり質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。 わからない所というのは、いわゆるメーカーといわれる企業(S○○yや松○など)と、それらの企業から注文をうけ、設計や開発(例えばLSI設計を中心として考えます)を行いそれをメーカーにおさめる企業(アウトソーシングや委託企業と呼ばれるものかな?)とのことについてです。メーカーはなぜ自社のLSI専門部隊をもちながら、外部にその設計開発を依頼するのでしょうか? 私は将来の自分をみすえ技術をつけることができる企業に入社したいと考えています。そのように考えたときメーカーというのは資金や設備は豊富ですが技術はある分野に特化したもの(音響用LSIなど)しか強くなく、本当に技術をつけたかったら上記しましたような外部の専門にやっている企業の方が、さまざまなメーカーから依頼され時としていっしょに設計開発をおこなうので力がつくような気がしたのです。しかし、メーカーが外部に依頼するのはちょっとしたもの(設備投資をするより依頼したほうがやすくすむようなもの)ばかりならその会社のイロハとか全然関係なく技術もやっぱりメーカーに入社した方が力はつくのかもしれないと、考えてしまいます。実際このことは私たち学生は想像の世界で働いているかたしかわからないことです。しかし、これは企業をメーカーにするのか外部委託系の企業にするのか考える上で非常に大事だと考えているので、どうぞよろしくお願いいたします。
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直接的な回答にはならないかもしれませんが。 ウチの企業(精密系メーカー)は業界トップで 技術力で定評あります。 ウチの企業は大手企業と共同開発をしたり、大手企業に下ろす場合もあろます。OEM供給ですよね。 もちろん特許などの問題をいってしまえば難しくなりますが、独自の技術力は他には依頼しません。 ウチの場合でもOEMの製品は社内でも極秘に作られてるようです。 やはり、設備投資などを考えるとある程度の技術力を 持った企業に委託するのではないですか。 もちろん技術力を付けたいのならメーカーがいいと おもいます。 外部委託系はあくまで委託されたものをつくるのが商売であり市場を広げるのが目的ではありません。 ちなみに大手の場合は間違えると開発できません。 今は松下電器と松下電工は子会社関係でしたが 松下電器は重電などもてがけており 松下電工は住宅系電気メーカーでした。 トヨタ自動車でランドクルザーは開発できません。 ランクルはアラコという別会社です。 トヨタ自動車でも車体部を作るトヨタ車体、エンジン部を作るアイシン精機、ワイヤーハーネスなどは 住友電装などが大きいです。 委託というよりかはグループ会社ですね。 トヨタの前身の豊田自動織機はフォークリフトの メーカーですし。 やりたいことをもっと絞るのがいいとおもいます。 ちなみにウチの企業も住宅から工場関連の製品も 作ってますが、別会社として独立した企業もありますし、調べるのが一番。 たとえばトヨタにはいったら車を全て開発できるとは 限りません。 確かトヨタの委託メーカーは関東自動車工業などですね。(確か) ウチの場合はほぼ、自社生産ですが。
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- gongqi
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LSI設計にご興味をお持ちのようですので、関連する産業を取り上げて、技術(力)に関して違う視点から申し上げます。 シリコンサイクルという言葉で表されるように、先端技術というものは、浮き沈みが激しいです。かつては世界一二を競いあっていた日本の半導体メーカーも、合従連衡が相次いで、現在は単独で開発から生産までの一貫した技術力を維持している会社は一つもありません。 その理由は、開発専門の欧米のファブレス企業と大径・最新鋭の設備を導入した韓国・台湾のファウンドリーというような国際分業に対し競争力が低下したことです。独自の回路構造や生産方式へのこだわり、歩留まりや信頼性の過剰ともいえる品質管理、設備投資、労務費などから来る、高コスト体質などが要因でしょう。 半導体を縮小したり撤退するなどして、移動された技術力は液晶に向かいました。液晶産業は日本が最先端の技術力を誇る産業になりました。しかし、クリスタルサイクルと呼ばれるさらに厳しい環境の中で、半導体と同じ結末を迎えようとしています。 このことから、 最先端の技術を維持するためには、技術開発と同時にそれを維持する収益性が必要である、と言えるでしょう。優れた技術はお金を生む。ともとらえられます。 自動車や通信、ゲーム機関連は半導体・液晶メーカーとも今のところ好調です。省エネルギー、医療、教育等への展開で世界と戦える企業も沢山あります。メーカーであってもアウトソーシング会社であっても収益性のある技術開発力を持つ会社かどうか、世界規模で戦う姿勢があるかどうかで判断されるのがよろしいかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「最先端の技術を維持するためには、技術開発と同時にそれを維持する収益性が必要である」、「優れた技術はお金を生む」以上の点、すごく納得しました。 「メーカーであってもアウトソーシング会社であっても収益性のある技術開発力を持つ会社かどうか、世界規模で戦う姿勢があるかどうかで判断されるのがよろしいかと思います。」 やはり収益性はとても大事ですね。収益がないと新しい技術の開発が進まないし、収益があるということはその会社の技術、経営者がすばらしいということをあらわしているはずですね。 何かまたすごく悩んできました。会社で働いたことのない私たちが業種を選ぶ、会社を判断することはとても難しいですね。いろいろ考えても最後はなんとなくになってしまそうでかなり不安です。またそれもありなのかなと思ってきてもいます。ただ自分の価値感だけは大事にしないといけないと 御礼のところでこんなの書くのはおかしけど、そんなことを感じてしましました(^^:)
お礼
ご回答ありがとうございます。 「独自の技術力は他には依頼しません。」 「設備投資などを考えるとある程度の技術力を持った企業に委託するのではないですか。」 「外部委託系はあくまで委託されたものをつくるのが商売であり市場を広げるのが目的ではありません。」 以上の3点はとても心に残りました。昨日、外部委託系の説明会に行き、うちはsonyや松下など大手から委託されていて、それらの技術のイロハが身につくから技術をつけたいならうちに来なさいといわれました。しかし質問で書いたことが気になり、かなり混乱していました。やはりメーカーは例え委託する場合も独自の技術は外にはださないんですね。技術をつけるならやはりメーカーに行き、そこが独自にもっている特化されたさまざまなノウハウを身につけることが大事なのですね。 実際メーカーで働いておられる方のご意見、とても参考になりました。親身になって答えてくださるwinerさんのような上司のいるところで働けたら幸いです。