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帰納法の問題

{(a-b)(a^k-b^k)}/4 =[(a-b)^2{a^(k-1)+a^(k-2)b+・・・・+b^(k-1)}]/4 上からしったって何をやったんですか?誰かご教授下さい! ちなみに問題は nが自然数の時、次の不等式を数学的帰納法で証明せよ。 a>0、b>0のとき、 (a^n+b^n)/2≧{(a+b)/2}^n 一番うえと二番目のしきはこの問題の途中式の中に出てきました。

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回答No.3

>上からしったって何をやったんですか? 頻繁に出てくる因数分解です。「記憶してください。」 x^n-y^n=(x-y){x^(n-1)+x^(n-2)・y+x^(n-3)・y^2+…+x^2・y^(n-3)+x・y^(n-2)+y^(n-1)} この式が正しいことは、ただ単純に、右辺を展開してみれば分かります。全体の式がどうなっているのか分かりづらい場合は、nの値が小さな場合にどうなるか、n=3とか4とかの具体的な数を代入して、確かめてみてください。 また、等比級数の公式から上の等式を導く考え方もあります。確か、公式は、次のとおりでしたね? i=1Σn {ar^(i-1)}=a i=1Σn {r^(i-1)}=a{1+r+r^2+…+r^(n-2)+r^(n-1)}=a(1-r^n)/(1-r) (a≠0, r≠1) 定数aが邪魔なので、aで割ってやると、 1+r+r^2+…+r^(n-2)+r^(n-1)=(1-r^n)/(1-r) ∴1-r^n=(1-r){1+r+r^2+…+r^(n-2)+r^(n-1)} ほら、因数分解の形をしていますね?r=y/xと置くと、 1-(y/x)^n={1-(y/x)}{1+(y/x)+(y/x)^2+…+(y/x)^(n-2)+(y/x)^(n-1)} 両辺をx^n倍 (左辺)=x^n {1-(y/x)^n}=x^n-y^n (右辺)=x{1-(y/x)}・x^(n-1) {1+(y/x)+(y/x)^2+…+(y/x)^(n-2)+(y/x)^(n-1)}=(x-y){x^(n-1)+x^(n-2)・y+x^(n-3)・y^2+…+x・y^(n-2)+y^(n-1)} 確かに、最初の因数分解の式ができました。

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  • alice_44
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回答No.4

一行目から二行目へは、 aのk乗 - bのk乗 を因数分解して、 (a - b) を括り出しています。 a = b のとき aのk乗 - bのk乗 = 0 であることに気づけば、因数定理から (a - b) が括り出せることが判ります。 括り出した後の{ }内の式は、 多項式の割り算を実行すれば、求められます。

回答No.2

帰納法は使いませんが,質問者様疑問の「途中式」がでてくる証明を示しましょう.証明すべき不等式は次のように書き換えられます. (☆)a^n+b^n≧(1/2)^{n-1}(a+b)^n n=1のときは自明ですから,n=2,3,・・・のとき示せばよいです.そのためには,次の不等式を示せばよいです. (★)a^{k+1}+b^{k+1}≧(1/2)(a^k+b^k)(a+b) (k=1,2,・・・) なぜなら,これを次々に使って(☆)が得られるからです. a^n+b^n≧(1/2)^2(a^{n-1}+b^{n-1})(a+b)=・・・=(1/2)^{n-1}(a+b)(a+b)^{n-1}=(1/2)^{n-1}(a+b)^n さて,(★)です. 左辺―右辺 =a^{k+1}+b^{k+1}-(1/2)(a^k+b^k)(a+b)=(1/2)(2a^{k+1}+2b^{k+1}-a^{k+1}-b^{k+1}-a^kb-ab^k) =(1/2)(a^{k+1}+b^{k+1}-a^kb-ab^k)=(1/2)[a^k(a-b)-b^k(a-b)]=(1/2)(a^k-b^k)(a-b) kが自然数のとき,a^k-b^kは次のように因数分解されます(これは知っておいた方がいいですよ). a^k-b^k=(a-b)(a^{k-1}+a^{k-2}b+・・・+a^2b^{k-3}+ab^{k-2}+b^{k-1}) k=1のとき右辺右の括弧内は1と考える.k=2,3,・・・のとき具体的に確かめるとわかりますし,等比数列の和の公式としても理解できます.高校数学にはよくでてきますね.すると, 左辺―右辺 =(1/2)(a^k-b^k)(a-b)=(1/2)(a-b)^2(a^{k-1}+a^{k-2}b+・・・+a^2b^{k-3}+ab^{k-2}+b^{k-1})≧0 となります.(★)が示され,(☆)が示されました.

  • yyssaa
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回答No.1

n=1のときは与式の左辺=(a+b)/2=与式の右辺なので与式が成り 立つ。 (a^n+b^n)/2≧{(a+b)/2}^nのとき、n+1では与式の左辺 ={a^(n+1)+b^(n+1)}/2 これから{(a^n+b^n)/2}*{(a+b)/2}をマイナスすると {a^(n+1)+b^(n+1)}/2-{(a^n+b^n)/2}*{(a+b)/2} ={a^(n+1)-ba^n-ab^n+b^(n+1)}/4={a^n(a-b)-b^n(a-b)}/4 =(a^n-b^n)(a-b)/4≧0(a、bの大小に無関係) よって、 {a^(n+1)+b^(n+1)}/2≧{(a^n+b^n)/2}*{(a+b)/2} ≧{(a+b)/2}^n*{(a+b)/2}={(a+b)/2}^(n+1) =与式の右辺をn+1とした式 よってnが自然数、a,b>0で与式が成り立つことが証明 された。なお、等号はa=bのときである。