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防油堤の容量110%の根拠について
消防法では、危険物屋外貯蔵タンクの周りに防液堤を設けるよう規定しています。その容量は110%となっておりますが、なぜ100%ではないのでしょうか。地震の時のスロッシングを警戒しているのでしょうか、それとも、雨水が抜かれないままになっている状態を想定しているのでしょうか。あるいは、地盤沈下等で傾斜することを想定しているのでしょうか。ご存知の方教えてください。
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- chie65536(@chie65535)
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回答No.1
タンクから漏れるのは、タンクが壊れた時。 タンクが壊れれば、壊れた残骸が、防液堤の内側に散乱する筈。 防液堤の内側に散乱した残骸が液に沈んだり、水面に浮いたりすれば、その分、水面を押し上げる。 んで、もしタンクが全壊して、すべての破片が防液堤の内側に散乱したとしても、水面を押し上げる量は10%は超えないだろう、という想定で決めてある。 なお、満水時にタンクが壊れ、運悪く、壊れた残骸の内部に空気が入ったまま液に沈んだなど、10%を超える容量の残骸が液面を押し上げると、漏出した液は防液堤を乗り越えて溢れ出す事になる。
補足
早速ご回答いただき、ありがとうございました。崩壊したタンクの残骸が防油堤の有効容量を減らすことは考えませんでした。確かに、防油堤の容量の計算では、≪容量が最大であるタンク以外のタンクの防油堤の高さ以下の部分の容量、タンク基礎容量、防油堤内に敷設された配管その他の付属設備等の容量を除くこと≫とされており、残骸分は含まれておりませんでした。