当方、高卒で現在の会社に入社し、2年目に簿記の資格を買われて総務部という名称だけど実際には「人事・経理」部門に転属して、まさにその業務を長年行っております。
ですので経験談として
A1
どちらも当時の上司や外部の方が教えて下さったので、覚えるのは難しく無かったです。
だから私は、後々、社会保険労務士の資格も取るようになったのだと思いますよ。
A2
◎社会保険
私は社会保険労務士の資格を所持しておりますが、資格取得はオマケであり、事務の基本は上司の教育や健康保険組合の手引書で覚えました。
まずは、市販の手引書(ケース毎の書類の書き方)で通常発生する手続きを覚え、その後、必要であれば関係法令に対する簡単な説明のついた手引書で覚えれば良いと考えます。
社労士受験用の本では、法律[制度]知識が深まりますが、書類の書き方は教わらないので、頭でっかちで使えない社員になりかねませんのでご注意ください。
◎給料計算
現在、私の勤め先でもソフトで計算しておりますが、私がこの仕事を覚えた時には手書きの定型フォームに手計算(電卓)で算出した値を記入して、日本法令が発売している給料明細書に書いていましたね~。おかげで、どうやって時間外単価を出すのかとか、健康保険料はどうやって導くのか等を知った上でのソフト導入となり、出力結果(項目の合計値)がおおよそ有っているのかどうかのチェックも簡単に出来ます。ということで・・・転職カテでご質問と言うことは「社会経験あり」ですか?そうであれば、ご自身の給料明細に対してどの様な計算がなされているのかを調べることがこの仕事をやる上で役に立ちます。
更に、その業務を担当する場合には、前任者または上司等から1年間を通じた業務の流れをちゃんと教わった方がよいです。例えば、私が仕事を教えるのであれば月々のデータ入力処理のほかに次の事をまず教え、実際にその事務を行うときに改めて個別指導ですね。
a 社会保険料率の変更
厚生年金の保険料は毎年9月分からup
健康保険及び介護保険の保険料率はupする場合には2月分からが一般的
雇用保険料の保険料率はupする場合には4月分からが一般的
b 昇給の取り扱い
昇給は実際に何月に行い、何月まで遡及するのか
[例:6月に実際に昇給し、4月分まで遡及するので、
6月の給料には4.5月分の昇給差額が発生する]
c 賞与の計算
d 標準報酬月額の定時決定と随時改定
これについては「日本年金機構」hpなどに載っていますし、説明会が各地で実施されるので、そこで勉強できます。
給料計算ソフトによっては自動的に処理してくれなかったり、処理画面自体が用意されていないことがあります。
e 標準報酬月額の変更
適切な月にソフトのマスター変更が必要となります
f 年末調整業務[11月~12月]
g 給与支払報告書等の発送[1月末]
ソフトの操作は、とにかく馴れるしかありませんね。私もソフトによる計算では色々な経験をしましたが、マニュアルを読んでも解決できなかったことも多々あります。
お礼
srafpさん 詳細なご回答を頂き、ありがとうございます。 総務の中で、ファシリティ系、広報系、庶務系の業務は行ったことが あったのですが、今回、質問した人事管理に関する業務を行う チャンスが巡って来ましたので、できる限り調べつつ、お聞きしました。 総務事務については将来性、業務の属性等、 ものすごく多くの賛否がありますが、自分自身この仕事(事務)は 大変好きなので、是非挑戦してみようと感じていますし、 ご返答に勇気付けられました。 ありがとうございます。