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貴種流離譚という形式について

貴種流離譚という物語の形式についてなのですが、 家族構成は父・母・娘 父親は実力派の企業家。だが妻の病気が重くなり、娘にも遺伝のようなものでこのままだと娘も発病する可能性があることを知り、治療のため会社を信頼できる部下Aに譲って惜しまれつつ外国に渡る(父親に取っては故郷へ帰る)。 数年後、母親は死んでしまうが娘は治療のお陰で完全に安全圏に入る。 だがこの土地が気に入ったのと娘の大事のため会社に戻ることはせず、世話になっていた実家で暮らし続ける。 (父親はその土地で新しい仕事を始める) そしてさらに数年後父親も病死してしまうが娘は祖父に大事に育てられる。 祖父も裕福で教養があったので生活には困らず沢山勉強した娘は 大人になって元の場所へ渡り、Aの後を継いで社長になる。 (Aはそれを望んでいたので社長代理として父の会社を守り続けていた) これは当てはまりますか?

みんなの回答

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.3

http://en.wikipedia.org/wiki/Monomyth ここの図が典型だと思います また 貴種流離譚のキモは「実は貴種でした」という秘密の公開イベントがあるものです。 義経の物語も、鞍馬山の単なる小坊主だと思っていたら、天狗やらのヘルバーがいて、実は源氏の御曹司という秘密の公開があります。 大政奉還の物語になっても貴種流離譚にはなっていないと思います。

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  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.2

貴種流離譚は、本来の社会的高位の帰属集団を追放もしくは何らかの理由により離脱せざるを得なくなり、本来の帰属集団の保護と支援を得られなくなった主人公が、最下層の中で生き、何らかのきっかけやチャンスにより再び本来の帰属集団に戻ることを骨子とします。つまり、下降のベクトルと上昇のべクトルが必要とします。そして多くの貴種流離譚は、最下層で生きていく中で幾多の困難や辛苦が主人公を襲い、それらに打ち克つ力を本質的に持っているか、会得していく中で上昇の力としていくことが多く描かれます。 あなたのストーリーを拝見すると、父の、祖父の、そして社長代行の支援を受けており、帰属集団から離れて最下層に身を沈めるような姿は浮かび上がってきません。貴種流離譚とは言えないと思います。 日本では伊勢物語の東下り、源氏物語の須磨流謫、説教節の百合若大臣の物語、そして歌舞伎の演目などにその類型を多く見ますし、ホメロスのオッデセイア(百合若のもとと考えられている)なども同じ類型です。多くの貴種流離譚がありますが、あなたの筋に近いものにフランシス・バーネットの「小公女」があります。ウィッキーの該当ページをコピーしましたので、ストーリーを比較されるとよいと思います。 小公女 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%85%AC%E5%A5%B3 以上、参考まで。

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noname#159327
noname#159327
回答No.1

当てまらないと思います。 先ず「ただの金持ち」は「貴種」ではありませんし 家族や身近な人間(父,祖父)がずっと主人公(娘)の世話を焼いていたり 父の部下Aが親切だったり(主人公に社長の座を渡す為に,会社を守り続けている) 結局,「引っ越し」はしているけれど「流離」はしていないからです。 「苦難(病気)」も父親の経済力を背景に治療を受けているし 父母は早くに無くなっているかも知れないが,祖父が大事に育ててくれている。 「常に誰かに頼り,支えられていて,生活には困った試しが無い」 これを「貴種流離譚」とは分類しません。 「貴種流離譚」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E7%A8%AE%E6%B5%81%E9%9B%A2%E8%AD%9A

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