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「金環日食」っていつから言うようになったの?
5月21日の金環蝕、私の地域は残り雨で観測できず悔しい思いでしたが、テレビ各局は皆「金環日食」って言ってましたよね。でも、広辞苑や日本語大辞典には「金環日食」という凡例は載っていなくて、「金環蝕(食)」です。 地球上で見られる金環蝕は日食しかないのに、いつから金環日食というようになったのでしょう。 ご存知の方、いらっしゃいますか?
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日本天文学会の「天文学用語集」には、「金環日食」という用語が記載されています。 「天体編」の「太陽系全般」の「日食」という項目です。
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- nananotanu
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衛星の相互蝕で、片方が大きい場合、大きい方が後方なら金環、前方なら皆既になります。 検索してみると面白いと思います。
- nananotanu
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「地球上で見られる金環蝕は日食しかないのに」ということは無いですよ。 例えば、木星の衛星の蝕を調べてみてください。
補足
回答ありがとうございます。 私は天文の知識に深くないのですが、木星の衛星の蝕というのはガニメデの木星面通過のことでしょうか? 一般論ですが、金環というのは古墳時代の金や銅の環状の耳飾りですから、私のなかでは黄金色に輝く光の輪になる星蝕のみが金環蝕だと思っていましたが、広義の金環蝕になるのですか? staratrasさんのご指摘通り専門用語として定着しているのであればそれに意を唱えるつもりは毛頭ないんですが、講談社刊日本語大辞典では金環蝕を「日食の一つ」と限定しており、また金環日食という項目はありません。
- staratras
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- staratras
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画像を添付します。
- staratras
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手元にある昔の「天文年鑑」を調べたところ、1958(昭和33)年4月19日に奄美大島・種子島・八丈島などで見られた金環(日)食について、「天文年鑑1958年版」では添付した画像の通り「金環日食」「金環食」両方が使われていました。少なくとも50年以上昔から両方の言葉が使われていたことがわかります。 「金環日食」…「4月の空」(12頁)と「日食と月食」の図の表題(40頁) 「金環食」…「日食と月食」の本文(40頁)
お礼
用語集確認しました。ありがとうございます。 一般の辞書になくて天文学用語集に載っているということは専門用語ということですね。 あえて日食という言葉をつけているのは、nananotanuさんの、星蝕において、観測地から見て後方にある星の見かけの直径が前方にある星のそれよりも大きい場合は(全て)金環蝕と呼ぶため、日食と限定できないことが理由とわかりました。 2012年は5月と6月、同一年内に2度の金環蝕が見られたとても珍しい年だったのですね。