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真空パック包装器について
真空パック器を購入しました。野菜にも効果があると思っていたのですが、ブロッコリーをパックして3日経過してから料理に使ったところ、風味も味も大変悪くなっていました。普通に保存したものの方が遥かに状態は良いです。1回だけではなく2回やりましたが同じような状態です。真空処理は完全にできています。冷蔵庫で保存しています。 野菜は真空パック保存には向いてないのでしょうか。器械の説明書には可能で効果があるように書いてありますが、実際には違うようです。 それと、食品によって真空パックが向き、不向きがあるのでしょうか。
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ブロッコリーは生のままパックしたのでしょうか? 生の野菜は劣化を加速させるエチレンガスを出しているので、密封保存なんかしたら自身が出したエチレンガスの逃げ場がなくなり傷みが早くなるだけです。 肉などを冷凍保存する際、真空パックしておくと油脂の酸化速度を遅く出来るメリットはありますが、生野菜の保存には不向きです。 ただ、真空パック器は真空と謳っていますが単にある程度空気を抜くだけで、本当の真空状態を作り出せる訳ではないので、腐敗や酸化は進行します。 缶詰やレトルトが長期保存出来るのは包装後に過熱して殺菌処理するからであり、業務用真空パックは空気を抜いた後に窒素ガスを封入したりしています。 ガス充填の出来る高価な業務用の真空パック器ならともかく、家庭用の真空パック器など、あまり過信しない方がいいと思います。 せいぜい肉や魚、加熱調理した料理を冷凍保存する際、真空パックしておけば多少は長持ちする程度の効果しか無いでしょう。
お礼
丁寧なご回答を頂、ありがとうございました。私も以前からテレビのコマーシャルで野菜の保存にも効果的との説明を見て「野菜は息をしているのにおかしいな」という疑問を持っていました。この点について理論的によく理解できました。 また、家庭用真空器は完全ではなく過信してはいけないということもわかりました。本当にありがとうございました。