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お金がある人も自殺する
何ヶ月か前の「朝まで生テレビ」で宮台しんやさんが自殺についてこんなことを言っていました。自殺した人を調べてみたところ、お金がない人が半分、あとの半分はお金があっても自殺すると。その理由は、お金がない人は不幸せなことをお金のせいに出来る。しかし、お金がある人は不幸せのことはことは自分自身の責任になってしまう。記憶違いがあるかも知れませんが、誰が言った言葉なのか、どこの人なのか、ご存じでしたらご教授して頂けたら幸いです。
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デュルケムの『自殺論』(1897)の類型では欲求に過度の抑圧が加えられることにより充足が拒まれ閉塞感から自殺に至るものを宿命的自殺、社会の統合が弱まり過度な個人化により個人が孤立化するときに生じやすい自殺の型は自己本位的自殺としています。 経済的理由による自殺は前者、経済苦以外の自殺を後者としてとらえることができると思います。 「末期癌などの場合、生きようとする力が湧いてくる」というのも絶対的な絶望から現状を受け入れ何をすべきか+へと転化されることによります。 現状を受け入れられない場合はやはり自殺の傾向を持ち副田義也 編『死の社会学』では末期ガンを宣告され十分な治療も受けないまま死の恐怖から逃れるため自ら命を断つ例が登場します。 デュルケムは地震や戦争など社会的に不安定な状況(アノミー)による自殺をアノミー的自殺としています。 宮台氏は坂口安吾が好きなようでたまに「安吾先生は~」などと引用されることがあります。安吾が堕ちきってこそ救いがあると説いたのは『堕落論』ですが恐らく宮台氏も多分に影響を受けていると思います。 ちなみにデュルケムは社会学の人で『自殺論』は個人的価値観から自殺に至るのではなく自殺を産む社会的理由があるとした社会学の古典的名著です。
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- passagen1919
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デュルケームの自殺論だと思います。 自殺を考えるなら、マンガの殺し屋1というのが、いいと思います。完璧な絶望が、生きる力に変わるというマンガです。 地震や戦争や末期癌などの場合、生きようとする力が湧いてきます。