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ラテン語で「私は壁を白く塗る。」は?

「白く」の様な、SVOC の C の形容詞は、性・数・格が O の名詞と一致しますか。それとも、フランス語の en blanc の様に何か前置詞を挟まなければなりませんか。

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  • ベストアンサー
  • trgovec
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回答No.2

>ラテン語形容詞とは「名詞類」(nomen/nomina?)として、名詞の一種と見做せますのでしょうか 本来形容詞は名詞と同じ分類に入るものです。名詞(noun)というカテゴリーに実詞(noun substantive いわゆる名詞)と形容詞(noun adjective)と代名詞(pronoun)が入るというのが古くからの考えですが今日ではラテン語文法も分かりやすく現代のの品詞分類で記すことも多くなりました。 名詞も形容詞も曲用をする点は共通で、名詞が原則的に一つの文法性を持つのに対し形容詞は修飾する名詞に合わせて3性を持ち、また単独でその性質を持つ男性、女性、ものを表しえます。 murum album pingo のような「~を…にする」の形式では、補語は結果の名詞「私は壁を塗りその結果白きものとなる」とも考えられます(前提となる名詞があれば性数はそれに一致します)。difficile est という文があったとするとこれは「困難なことがある」、省略された中性名詞を前提として「それは難しい」、主語となるものがその場の状況や出来事、やり方など名詞が想定できないもので「それは難しい(中性が無性の役割)」など考えられます。男性名詞や女性名詞を想定すれば difficilis est となります。

kimko379
質問者

お礼

懇切ご丁寧な御回答を誠に有難う御座いました。

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その他の回答 (1)

  • trgovec
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回答No.1

murum album pingo. OC は「同格」で表現できます。「~を…にする/~を…と呼ぶ」に言い換えられる動詞の多くはこの構造を取れます。C は名詞、形容詞のどちらもなれます。 me heredem fecit. He made me heir. eum judicem cepere. They took him a judge. urbem Romam vocavit. He called the city Rome. homines caecos reddit cupiditas. Covetousness renders men blind. Apollo Socratem sapientissimum judicavit. Apollo adjudged Socrates the wisest man. 同格と言うぐらいですから、二つの対格が「言い換え」であること、例えば eum judicem cepere が「彼らは審判である彼を捕まえた They captured him, the judge」、murum album pingo が「私は白い壁を装飾する(奪格の句を加えて何で装飾するかを加えるのも可)」、もありえますが、どちらになるかは文脈によります。フランス語で en を加えるのはこういうあいまいさを避けるためにできたのではないでしょうか。

kimko379
質問者

お礼

誠に有難う御座いました。

kimko379
質問者

補足

そう致しますと、やはり、ラテン語形容詞とは「名詞類」(nomen/nomina?)として、名詞の一種と見做せますのでしょうか。

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