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中長距離の練習 坂ダッシュの効果
高校の陸上部で中長距離をやっています。先日、練習で坂ダッシュをしました。その時ふと思ったのですが、坂ダッシュをすることは中長距離選手にとってどんな良いことがあるのでしょうか。また、坂ダッシュに効果があるとすれば、距離や傾斜はどのくらいが良いのでしょうか。調べても参考になるものが出てこないので、詳しく教えて下さい。
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多分、上り坂スプリントのことでしょうか。 これは、プライオメトリックトレーニングとスピードトレーニングの代表的なものです。 3~7度の坂を30~50mスプリントするというのが基本になります。 主たる目的は、スプリント長の増加です。平地に戻った時、坂道で培った推進力が生きて、歩幅が広がります。腰をゴムチューブで後方から引っ張って貰う感じで走るパートナー・レジスティッド・スプリントと同様の効果になります。逆に下り坂ではスプリント頻度の増加を促します。下りでは7度以上の傾斜は禁忌です。こちらは、速いランナーにゴムチューブで引っ張って貰うパートナー・アシスティッド・トゥイングと同様の効果を期待できます。 ただし、重要な注意点がありまして、スプリントスピードが10%を越えて遅くなるような上り坂ではいけないということです。速度が遅ければ、傾斜角度の少ない坂に移動します。また、フォームが崩れてしまう坂ですと、本末転倒ですので、この場合も、傾斜角を下げましょう。マラソンとか、駅伝ならばともかくとして、中・長距離選手の補強運動としての坂道ならば、坂が有る無しに関わらず、適切な正しいフォームを心掛けてください。
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よくわかりました。ありがとうございます!