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古典解釈「神代のいましめ」至急教えて下さい!!
- 古典解釈「神代のいましめ」の女の手紙一節で解釈できない部分があります。
- 至急で誰かに解説してもらいたいです。
- 現代語訳と解釈をお願いします!
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当方、古文の授業は高三でオワリですので、この手紙は初見です。 したがって、意訳だと思ってください。 意味は分からなくても、単語のまとまりごとに改行して提示してもらえると、訳も楽だと思います。 行を編集させてもらいました。 女が、昔振った男へ出した恋文でしょうか? ●げに 一夜の夢の後は 尾上隔つる山鳥の 心地して、 まことに、一夜の夢(H)のあとは、嶺を隔てて寝る山鳥の気持ちがして ●ただ そなたの空を のみ なむ。 ただ、あなたのいらっしゃるほうの空だけを・・・ (見上げています) ●はた いみじき 御もの疑ひ こそ わりなけれ。 やはり、(私の気持ちに対する)たいそうひどいお疑いこそつらいことです ●塩焼く海士の 煙ならねど、思はぬ方に なびき 侍るは、 海士(あま)が塩を焼く時の煙ではありませんが、思いがけないほうに(私が)なびいてしまったのは ●いふかひなき 親 はらからの ために こそ 侍れ。 ふがいない親や兄弟のためなのでございます。 ●されど 心づきなう 悲しさ せむかたなくて、 でも、なぜか分からない悲しさはどうしようもなくて、 ●時にふれつつ 心ならず かき鳴らす 琴の緒も 結ぼほれたる心地して、 折にふれ、無意識にかき鳴らしてしまう琴の糸で(あなたと)結ばれた気持ちがして、 ●かの 四つの緒に 涙を はらひ わびつつ、 その4本の糸に涙をぬぐい悲しみつつ、 ●知らぬ国へ 行きけむ 昔の人の上さへ わが身に 思ひ知られ 侍りて、 知らない国へ行ってしまった昔の人(あなた?)の身の上が、私の身のことのように思い知らされまして ●忍びに しぼる袖の しづくも 色に あらはれ はべりぬ べく なむ。 人目を避けてしぼる袖から落ちる涙の雫に(私の思いが)現れているにちがいありませんわ・・・ 。 ※ 「はた」は順接か逆説かどっちか、本文だけでは決められませんね。 ※ ある、おり、はべり、いまそかり・・・ で、侍るの類は適当に。 ※ 琴の4本の緒、になにか意味がありそうですが、わかりません。完全な誤訳かもしれませんね。
お礼
素晴らしい意訳、ありがとうございました! おかげでとても助かりました!!