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高校の教科は医学部や看護学部や薬学部でどうやくだつか
医学部や看護学部や薬学部を卒業された方に質問です。 特に高校の数学や理科について伺いたいのですが、高校の数学や理科には以下のような分野がありますよね? ---------------------------------- 高校の数学 三角関数、不等式、数列、指数関数、対数関数、微積分、ベクトル、複素数、極限、行列 高校の物理 力学(落下、F=ma、運動量) エネルギー(力学的エネルギー、熱、仕事) 波動(音波、光波) 電磁気(電界・電位、コンデンサなど) 原子物理(原子核など) 高校の化学 イオン、周期表、化学反応式、三態、状態方程式、エネルギー(熱、ヘスの法則)、酸と塩基、pH、中和滴定、酸化還元、イオン化傾向、電池、電気分解、無機化学、有機化学、化学平衡 高校の生物 細胞、代謝、生殖と発生、遺伝、ホルモン、生態系(受験に関係ないのであまりよく勉強していませんが・・・。) ------------------------------------ このような分野が、医学部や看護学部や薬学部の講義などでは、どのように役立っているのかを伺いたくて質問しています。 「高校数学の微積分は、~学部の~学という講義の~というような個所を理解するときに~という形で役立つ(できれば数式を交えて教えてください)」とか、 「高校化学の有機化学は~学部の~学という講義の~というような個所を理解するときに~という形で役立つ(できれば化学式を交えて教えてください)」 というふうに詳しく教えてください。 可能ならば「~という名前の本の~ページにのっている」というところまで詳しく教えてください。 また、「高校の知識を利用して理解したその~学は、将来医者や看護師や薬剤師になった場合に、~という場面に、~という形で役に立つ」というところまで詳しく教えてください。 どなたか詳しい方、よろしくお願いします。
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生物学,化学はほとんど全面的に役に立ちます。 基礎医学は生物学の一部ですし,生化学は医学のほとんどに関連します。 物理と数学は高校の数学(1)程度で十分です。 複素数 は出てきませんが(というより実学すべてに関連しないでしょう)他のものは概念の説明などに用いられる場合がありますが,知らなくても医者にはなれる。 MRIの原理などでは電磁気の話も出ますし,血流の解析には流体力学も関連します。 力学は整形外科で特に扱ってます なにより,医者の仕事は問題解決の連続です そういう意味での訓練としては挙げられた項目はすべて有用でしょう。
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- Paul03141983
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こんにちは。 私も一医学部生としてお答えさせていただきます。他の方との回答と重複する内容もあるかとは思いますが、そこはお許しください。 私は今医学部二年ですが、基礎医学を主に学んでおります。基礎医学とは、解剖学、組織学、生理学、生化学、発生学、病理学、免疫学、微生物学、薬理学などの将来臨床医学を学ぶ上で基礎となる内容を学ぶ学問なのですが、これら基礎医学の内容を理解する上で必要となるのが高校時代の生物・化学の知識です。特に、生物で学ぶ基本的な知識はなくては困りますね。 細胞などは、医学を学ぶそれ以前の話で知っておかなくてはなりません。代謝系統の話は生化学で本当によく出てきます。一部生理学でも出てきます。遺伝学も遺伝医学という科目があることから必須の内容でしょう。とくに、現在遺伝子治療などが盛んに叫ばれている中で、遺伝の知識を持ち合わせないと、困ります。恒常性・ホルモンなどの話も内分泌系の話を理解するうえでは、基本の考え方となります。総じて、生物で学んだ知識は医学部に入ってからでも十分応用できます。 化学で学んだ知識ですか、そうですね、有機化学で学んだ知識は生化学に応用できます。高等学校の化学2で学ぶたんぱく質・糖質の話はとくに重要ですね。医学部入試にもよく出ます。無機化学で言うなら、緩衝作用の話でしょう。酸と塩基、PHの話に当たるのでしょうか、緩衝溶液のところで学ぶかもしれませんね。これは、生体の恒常性を学ぶ上で非常に重要です。生体のPHを一定に保つ機序などはこの緩衝作用が根本にあります、これは理解しておく必要があるでしょう。酸化・還元の話も重要です。ヘモグロビンの色が変わるのは、この酸化・還元の話を理解していれば容易に分かります。 数学はあまり用いませんね。でも、医学の分野では統計学が非常に重要です。統計を理解するうえでは、数学を学ぶことは意味があると思います。 物理は選択しておりませんでした。すみませんがコメントは控えさせていただきますね。 以上です、長くなりすみません。
お礼
生物、化学に関する参考になるご回答、ありがとうございます。
- timeup
- ベストアンサー率30% (3827/12654)
私は二回目の大学として医学部を選びました。 一回目は文系でしたので、高校では其の方面の強化しか選んでいなかったので、苦労したのは、基礎過程での物理(当たり前だが)、次に統計学や生化学や薬学では苦労しました。 あとは、考え方が文系的な面は残りますが、別段問題はありません。ただ試験に出るので(このごろそうでもないところもあるようだが)、やっておかないと入れませんけどね(^_^;) 生物は医学部へ入るなら、合格後の一ヶ月くらいでマスターできるから、取らなくても良いでしょう。 化学の方が物理より、医学部では応用して使います。 薬学なんてもろです。他には生化学でも使うし・・・・。 取るには、化学が一番、二番は物理、三番は生物ですね。数学は・・・・何とかその場でなります。(^_^;) 丸覚えすれば。
お礼
>化学の方が物理より、医学部では応用して使います。 薬学なんてもろです。他には生化学でも使うし・・・・。 この部分はとても参考になりました。 ご回答ありがとうございます。
- PAPA0427
- ベストアンサー率22% (559/2488)
実にご丁寧な補足ありがとうございます。 >実は、私は医学部や看護学部や薬学部に進む予定はないんです。でも私は、将来子供に、「こんな勉強なんのやくにたつの?」といわれたときの答えを探しているんです。その過程で、高校の教科はもしかしたら上記の学部でなにかのやくにたつのではないかという考えが浮かんだので、このような質問をしているわけです。たとえば、子供に「こんな勉強なんのやくにたつの?」ときかれたときに、「微積分は~学部の~学という講義でやくだつんだよ」と具体的に子供に言えたら、いいじゃないですか。 でも、あなたはご自分で調べた事や実体験からではなく、人に聞いたり、本からの知識のみでお子様をお育てになるおつもりなでしょうか? まあ、他人事なのでどちらでも構いませんが。知識だけでは頭でっかちで、歪だらけのに人間になるような気もします。 まずは、ご丁寧な補足ありがとうございました。
補足
>でも、あなたはご自分で調べた事や実体験からではなく、人に聞いたり、本からの知識のみでお子様をお育てになるおつもりなでしょうか? 人に聞くだけでは心配なので、自分でも本で確認したいので、「~という本の~ページにのっている」ということまで教えて欲しいということを書いたわけです。 また、医学部に入るような頭もありませんから、ここにいらっしゃっている医学部出身の方のご意見も聞きたいと思ったんです。 >まあ、他人事なのでどちらでも構いませんが。知識だけでは頭でっかちで、歪だらけのに人間になるような気もします。 私は人生経験がすくないのでわからないので質問したいのですが、「歪だらけの人間」にならないためにはどういうふうにすればいいと思われますか?
- Littmann
- ベストアンサー率50% (11/22)
続編です 微分積分等の高校数学ですが、理工系の学部に進みたいのであれば必須と言えると思います。実は僕は医学部進学の前に某大学の理学部に所属していた事があり微分積分をはじめとする高校数学を理解していないと到底理解不能である内容が講義では当然のごとく出てきます。また理工系では物理学、化学、生物学etcすべてにおいて数学は基本となります。数学が分かっていないと話になりません。ちなみに経済学部や商学部でも微積分は重要ですよ。 学問的に微積分は医学部で役立つかは微妙なところですが。。。
お礼
参考になる例を示していただき、ありがとうございます。
- Littmann
- ベストアンサー率50% (11/22)
一医学生として回答します。 具体的にどの科目がどう役立つかと言うのはかなり困難ですが、まず役に立つか立たないかというと、役に立ちます。 医学部ではいわゆる基礎医学(生化学、生理学、解剖学など)をまず始めに勉強しますがそのどの科目も高校時代に習った生物、化学などが根本にあるのである程度知識がないときついです。内科などの臨床医学は当然の事ながらどれも基礎医学のうえに成り立っているので、臨床医学に関しても言わずと知れています。 数学や物理は放射線医学や公衆衛生学でやる統計などで役に立つと思います。 どれもどこでどう役立つかと言うのは難しいですが僕が長年医学生をやってきてまず間違いなく感じたのは広い教養が医者をはじめとする医療従事者には要求されているという事です。(特に最近は医療に対する風当たりが厳しいですから)ですからもしkeepsさんが医学部を始めとする医療系を志すのであれば、役に立つとか立たないとか短絡的な視野でしか物事を見れない人にはなって欲しくないです。受験勉強などは無意味だと言う人はいるかもしれませんが学んだ知識は必ずやどこかで自分を助けてくれると思いますよ。学んで得た知識は全ては何物にも変え難い自分の財産です。頑張ってください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >医学部ではいわゆる基礎医学(生化学、生理学、解剖学など)をまず始めに勉強しますがそのどの科目も高校時代に習った生物、化学などが根本にあるのである程度知識がないときついです。 の部分はとても参考になりました。 実は私は医療系には進まない予定です。 将来子供に「この勉強はなんのやくにたつの?」と聞かれたときの答えを用意したいということで質問しました。 「具体的にどの知識がどう役立つか」を聞きたかったのは、子供に、「じゃあ微積分は何学部の何学でやくだつの?」と具体的に聞かれたときにどう答えたらいいかの確信を得たかったので、質問しました。 もしLittmannさんが、具体的に「微積分などの高校数学は~学で役立つ」などということを思い出されましたら、ぜひまた書きこんでください。
- PAPA0427
- ベストアンサー率22% (559/2488)
なにかんがえているんですか? 高校までに教育は基礎ですよ。何に役立つといわれても1+1が何に役立ちますか?と問われているように聞こえます。 役に立たない所だったら端折るという事でしょうか?分かりません。それとも今の勉強が役に立つのかというご質問でしょうか? 人生は一生勉強ですよ。開業医になっても一生勉強ですよ。会社員でも色んないみで勉強ですよ。 そんなマニュアルみたいな物はありませんよ。
補足
実は、私は医学部や看護学部や薬学部に進む予定はないんです。でも私は、将来子供に、「こんな勉強なんのやくにたつの?」といわれたときの答えを探しているんです。その過程で、高校の教科はもしかしたら上記の学部でなにかのやくにたつのではないかという考えが浮かんだので、このような質問をしているわけです。たとえば、子供に「こんな勉強なんのやくにたつの?」ときかれたときに、「微積分は~学部の~学という講義でやくだつんだよ」と具体的に子供に言えたら、いいじゃないですか。 「~の勉強は~学部の~学で役立つ」という例を、ひとつでも多く知りたいんです。そうすれば、確信をもって子供に説明できるじゃないですか。 「1+1が何に役立ちますか?」という問いに対しては、1+1は計算の基礎であり、その後の小学校の算数につながり、小学校の算数は、中学高校の数学や理科、大学での学習につながるものだから役立つ、と子供に説明したいと私は考えています。このように「~の勉強は~というふうに役立つ」という説明を、自信をもってしたいので、この質問をしたわけです。 >高校までの教育は基礎ですよ。 #2の方もこのようなことをおっしゃっていたので、これは間違いなさそうですね。教えていただき、ありがとうございます。 ちなみに、「基礎」というのは、「それを知らないと、その先の勉強をしても理解するのが難しいために、学んでおく必要がある知識」というふうに解釈してよろしいのでしょうか? 話は変わりますが、実をいうと、例をあげると、高校化学の「電池」や高校物理が医療系の勉強でどうやくだつかがイメージできなくて困っているんです(もちろん高校物理は工学系の仕事では役立ちそうですし、「電池」も電池の技術者などは知ってて当然だと思います)。高校物理などが医療系の学部でどうやくだつかを詳しく教えていただけるとありがたいのですが・・・。 >そんなマニュアルみたいな物はありませんよ。 すべて網羅してくださる必要はありません。ひとつふたつの例をあげてくださるだけでいいんです。
お礼
>生物学,化学はほとんど全面的に役に立ちます。 基礎医学は生物学の一部ですし,生化学は医学のほとんどに関連します。 の部分はとても参考になりました。 MRI→電磁気、血流→流体力学、力学→整形外科 の関連も、とても参考になりました。 ご回答ありがとうございました。